厄落とし (角川ホラー文庫 67-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 88
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043525027

作品紹介・あらすじ

その夜、年明けの挨拶回りにつきあわされ、くたびれ果てて帰宅した恭子を待っていたのは、高校時代のクラスメイト、恵からの電話だった。「お正月早々に墓掘りすることになったんよ」-。表題作「厄落とし」をはじめ、青春ホラーの傑作短編5編を収録。第6回日本ホラー小説大賞短編賞「お葬式」につづく、待望の書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 怖い話は嫌いだが、ブラックユーモアより軽い笑いが良い。

  • ホラー短編集であるが、どこかコミカルでユーモラスな独特の作風。「戦慄の湯けむり旅情」が特に面白い。

  • 例により「青春ホラー」の短編集なわけだけど、やっぱり笑える! この人すごすぎるわ。好きな作家リストに入れとこうかなあ。今回のお気に入りは「テディMYラブ」「戦慄の湯けむり旅情」の二つ。
    「テディMYラブ」は、「チャイルドプレイ」のテディベア版、といったところか。今ブームの「バースデーテディ」集めてる人は怖いだろうなあ(笑)。でもなんだか愛嬌はあるし、怖さよりも面白さの方が上。主人公の奮闘ぶりにはもう爆笑。ラストはなかなかに怖いけれど。
    「戦慄の湯けむり旅情」はタイトルからして笑える。どんどん話が意外な方向へ転がっていって、このオチ。一番怖いのは生きてる人間ってことなのか?

  • 105円購入2002-02-06

  • ホラー短編集。
    ホラーなのに笑える独特の作風。
    「戦慄の湯けむり旅情」のインパクトが強い。
    別名義で活動している人らしく、こちらの名前での作品が少ないのが残念。
    もう書かないのかな?

  • その夜、年明けの挨拶回りにつきあわされ、くたびれ果てて帰宅した恭子を待っていたのは、高校時代のクラスメイト、恵からの電話だった。「お正月早々に墓彫することになったんよ」――。表題作「厄落とし」をはじめ、青春ホラーの傑作短篇5編を収録。第6回日本ホラー小説大賞短編賞「お葬式」につづく、待望の書き下ろし。

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    初めてこの人の本を読んだのは、別名義でのファンタジー風のライトノベル作品。こちらの名前を知ったのは、とあるホラーアンソロジー。
    それがなかなか好みの作風だったので、ついに短編集を借りてみた。
    日本のホラーのようにゾッとする怖さはあるんだけど、どこか笑ってしまうそんな作品。シリアスに欠けるというか、その加減がまた面白い。

  • 瀬川ことびは「おそうしき」が好きだったので長編に挑戦したら撃沈して、もう一度勝負!と思って手に取ったらやっぱり撃沈。。。とりあえず、どれもこれも登場人物たちのテンションについていけない。イコール、物語に入り込めない。一番最後の「戦慄の湯けむり旅情」は特に酷かった。ストーリーもどうなのこれ。これのどこがホラー?

  • 図書館に忘れ物したので急いで読みました。
    読みやすい短編が続いてました。
    怖いけれど怖くない。日本独特の怪談の面白さが味わえます。表題の厄落としに始まりどれもこれも恐ろしいなのにコミカル。
    怖い怪談が苦手な人にもちょっとオススメしてみたい。

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