SPEC I (角川文庫 ん 37-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043534036

作品紹介・あらすじ

通常では捜査の対象にならない"特殊"な事件を取り扱う、警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係、通称ミショウ。そこに所属する奇妙な女性捜査官・当麻と、とある事件がきっかけでミショウに左遷されてきた敏腕刑事・瀬文が、通常の人間の能力や常識では計り知れない特殊能力「SPEC」を持つ犯罪者に立ち向かう。

感想・レビュー・書評

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  • ドラマのノベライズ。
    言葉やセリフ回しが面白い。
    能力を持ってしまうと、人間調子こいてしまうのかな。
    もっと良い使用方法があると思うんだが。
    ドラマ好きにはたまりませんでした。

  • ドラマの瀬文と当麻の掛け合いがそのまま文章化されていて、またドラマでは詳細に書かれなかったことも書かれており、SPEC好きは必読すべき本だと感じた。

  • 甲・乙・丙の回収録

    今更だが何かに気づくことがあるかもしれない。他部署からたらい回しにされた奇妙・珍妙な事件を取り扱う、警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係、通称・未詳。そこで働くのは『ケイゾク』からの生き字引・野々村光太郎。餃子大好き変人で天才・当麻紗綾。部下殺しの汚名を着せられた元SIT隊員・瀬文焚流。彼らが担当する事件の先々では、常識では計り知れない力をもった存在の影がある。一体彼らは何者なのか?
    当麻&瀬文は最高です!

  • 大好きなドラマ。
    ドラマでは読み取れなかった流れや心理描写もあり、読み応えがありました。

  • 小説というよりかは、セリフと場面を繋ぎ合わせてまとめたような感じ。
    ドラマが好きだったので思い出しながら楽しめたが、何も知らない状態で読むと伝わらない箇所、物足りなさがあるかもしれない。

  •  特殊能力「SPEC」を持つ犯罪者を追う当麻と瀬文。未来を予言する冷泉。人に憑依し操る林。医師海野に病を
    処方された娘を救うために冷泉誘拐を試みた瀬文の先輩里中。瀬文の後輩志村が銃乱射したがなぜか志村に被弾した
    際の、時を止めて細工した一十一(にのまえじゅういち)。
     一十一は当麻の弟であり、それを操った記憶を操作する当麻の恋人地居との対決。時を止めて左手に仕組んだ
    改造拳銃で地居を倒した。いろいろな登場人物が繰り広げる小説で面白い。

  • ドラマSPECをそのままノベライズ化した本。表紙も中もドラマキャスト写真です。

    当麻(とうま)と瀬文(せぶみ)の会話というかボケとつっこみは良いかんじなのですが、いかんせんアクションシーンの書き方が…。ドラマをもう一度見たくなりました。

    2012/00/00

  • 通常では捜査の対象にならない“特殊”な事件を取り扱う、警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係、通称ミショウ。そこに所属する奇妙な女性捜査官・当麻と、とある事件がきっかけでミショウに左遷されてきた敏腕刑事・瀬文が、通常の人間の能力や常識では計り知れない特殊能力「SPEC」を持つ犯罪者に立ち向かう!あの『ケイゾク』のスタッフがおくる注目のドラマ、3ヶ月連続ノベライズ刊行第一弾!

  • ドラマの1~3話が収録。

    先にドラマを観ていたので特殊能力(SPEC)が繰り広げられる描写はドラマのシーンと重なってより楽しめた。
    逆に言うと小説のみでは「いただきました!」のキメ場面の世界観を感じる事が難しいかもしれない。

    1~3話で完結ではないので読むのなら続きの「SPECⅡ」「SPECⅢ」まで手にとって欲しい。

  • 読書録「SPEC1」3

    脚本 西荻弓絵
    ノベライズ 豊田美加
    出版 角川書店

    p35より引用
    “「ふーん。会社の社長とタレント業と政治家
    っていっぺんにできちゃうほど甘いもんなんで
    すね」”

     餃子好きと敏腕で優秀な刑事を主人公と
    した、連続テレビドラマを小説化した一冊。
     特殊捜査班の隊長・瀬文は聴聞会の証言台
    に立たされていた。優秀な隊長であった彼を
    ここに立たせることとなったのは、なんとも不
    可解な出来事であった…。

     上記の引用は、とある政治家について主人
    公の一人がいった一言。お金を持って余裕が
    出来た人でなければ、これだけいろんなことは
    出来ないのかも知れませんね。
    お金がなくて、公的なお金を自分のために使う
    ような人は、政治家にはならないほうがいいの
    かも知れません。
     特殊な能力を持った人間が、その能力を
    使って犯罪を犯す。そんな人達を相手にする
    部署が、主人公たちの仕事場です。しかし、
    特殊な能力というのは、どうしてこう犯罪にば
    かり使われてしまうのでしょうかね。まあ、世の為
    人の為に使われる人達ばかりで話を作ろうと
    すると、不自然になってしまうでしょうし、面白く
    ないのでしょうが。
    犯罪者を描かなければ、正義の味方も活躍
    されられないというのは、ジレンマなのかな
    と思いました。

    ーーーーー

  • 初めて読んだドラマのノベライズ。
    小説と言うにはあまりにも稚拙な本でした。
    台詞回しを中心に話が進み、風景や設定の描写が雑。
    ただ、それだけにドラマが見たくなりました。

  • 秘められた脳の90%をどう使うか、仲間を信じ、絆を信じる刑事たちの話。

  • ある 1~3

  • 嵌る人は嵌る世界かも。
    少なくとも中学では男女問わず人気です。
    <クッキー>

  • ドラマを見て、その世界観を求めて読むとどうか分からないが、まぁ小説単体として見ればドラマをそのまま文章にしたような内容なのではないかと言う感じ。自分はドラマを見ていないので、その世界観は分からないけれど、ストーリーなどのおさらいをしたい人でドラマをまた見る時間がないとか、そういう人には良いかも。内面描写が少ない感じがするのもノベライズ本だからかもしれない。純粋に再構成した小説を読んでみたい気もした。

  • 2013-104
    懐かしのスペック。
    当麻と瀬文のコンビがすき。

  • 大好きなSPECの小説。
    あまりに大好きすぎて、読み終わるのがもったいなくて
    買ったまま積読...........でも、もうすぐ完結なので
    とうとう読むことに。

    大好きなSPECの世界を文字で見ていくのは
    また新しい発見もあって楽しすぎるっ。
    そして、ますますすきになる!!

    時短をモットーに、歯に衣着せぬ無骨で骨太男、
    元SITの平凡にして非凡な男、大好きな瀬文さん。

    猫背で陰気、量子論の本をつっこみながら読み、
    100以上の数を一瞬にして数えられるサヴァン症候群の
    天才にして謎多き餃子女、当麻。

    深みがあるようでないようであるような、
    死の間際(死なないけど・笑)愛人の制服姿に萌える
    柿ピー大好き男、野々村係長。

    病を処方する男、すべての病を治癒する神の手、
    触れた人の記憶を読み取る女、千里先の音すら拾う
    超地獄耳男、ラミパスラミパスルルルル~♪
    レモンをひと齧りで未来の見える男、
    世界の時を止め、一人悠然と操る男、一 十一。
    マトリックスのエージェント・スミスのごとく
    すべてが謎の闇で蠢く男、津田。
    いろんな意味で運命の男、地居。

    通常の人間では考えられないような能力(SPEC)を持った
    スペックホルダーの人間と公安・未詳の
    世界の存亡すらかかっている壮大な戦いを
    クールにハードにぬる~く戦う、当麻と瀬文さんの
    絶妙なコンビが大っっっ好き♡

    そして、毎回の楽しみだった当麻の書道シーン!
    書き、破り、投げた、紙吹雪がハラハラと舞い散り、
    文字の渦の中で当麻の思考が整理され真実があぶりだされる。

    秩序の平衡が崩れた時、想像を超えた力が
    人類の未来を切り拓いていく。
    自分の想像も広げながら、また新しいSPECの世界を
    文字で追っていくこの先が楽しみ!

  • ドラマは面白いけど、ノベライズは駄作。ドラマのセリフのコピペか。

  • “当麻はそれらの書をガッとひとつかみにし、ビリビリに破いて上に放った。紙吹雪がハラハラと落ちてくる仲に、凛として立つ。
    紙片の文字が量子力学理論上の電子のように多重に重なる。
    やがて波動関数上の解を導き出すように、真実が徐々に形作られていく。
    アルファベットの渦、渦、渦——。
    なぜか元素周期表が当麻の目に認識された瞬間、閃きが走った。
    「いただきました!!」”[P.64]

    ドラマの小説化。

    “当麻が慌ててモニターを見ると、特別留置場は大騒ぎになっていた。
    急いで録画を停止し、高速で巻き戻す。一瞬、ノイズが走る。ゆっくりサーチをかけていくと、カメラが瞬間、その姿を捕らえていた。
    こちらをにらみつけている、ゾッとするほど端整な少年の顔。
    当麻はその顔に釘付けになった。
    「やはり……ニノマエ」”[P.195]

  • やっぱり小説だと登場人物たちの心情がわかるのが良い。
    野々村係長のダジャレも、文字で見てようやくわかった。

    ドラマとは台詞を言う人が変わってるのも面白い。

    あと、小説の方が早い段階から海野が怪しく感じる気がする。

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著者プロフィール

脚本家。代表作に「ケイゾク」ほか

「2020年 『SICK'S 厩乃抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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