スコッチ・ゲーム (角川文庫)

著者 :
制作 : 影山 徹 
  • 角川書店
3.27
  • (7)
  • (22)
  • (80)
  • (0)
  • (3)
本棚登録 : 218
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043540037

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 楽しめました。

    シリーズモノの一冊と知らずに読んだので、シリーズの登場人物たちが出て来たら急に暗黙の了解的に説明的な文章が無くなって「???」となったが、本筋が分からなくなる程ではなかった。
    シリーズの登場人物は(ちょっとしか出なかったけど)魅力ありますね。他のも読みたくなった。

    んで肝心のミステリとしてのストーリーのほうだけど、犯人が本当に意外な人で、こんなの分かりっこないよ(笑)!って思った。
    それも含めて楽しめました。

  • 匠千暁シリーズ長編。タカチ編、といってもよい。
    ユーモアと残酷性を兼ね備えたシリーズであるが、今作に前者の要素はない。
    一方後者はふんだんで、青春ものというレベルではない、かなり哲学の入った自我・エゴにまつわる思考がぐるぐると描かれる。
    そんな下りと併せて語られる事件と、解決編にあたる後編はバッサリと切り離される。
    語り手の変化に加え、全く完成度の高い事件の論理解明。それらを、余計な要素を抜いて、ほとんど会話文で、短いページ数で疾走するように書き下す。
    前半は事件に引き込むように丹念に心理を書き、後半は全てを断ち切るように「まくしたてる」感じは、どちらかといえばスタイリッシュな作品が多い安楽椅子探偵ものにして、異質で際立っている。
    雰囲気の変遷を含むプロットと、解決編の鮮やかさは相当なレベルだと思う。
    そして、犯人がこんなにも登場しないミステリもまた、珍しい。
    4

  • タック&タカチシリーズ・第5弾。

    タカチの高校時代のエピソードが明かされる。
    その事件をタックが解決して、2人の距離が縮まる。
    でも、なんかこの2人が付き合うって、ピンとこない。
    まぁ、付き合うことになるのかどうかは分かりませんが。

  • 匠千暁シリーズ、時系列的な四作目。
    タカチの過去の事件のお話。女子高生が次々惨殺されてかわいそう。タカチの元カノも出てきます。
    タイトルの通り、スコッチに関する謎解きが割とメイン。後半はなんだか酒臭い雰囲気。

    匠千暁シリーズ読むなら外せない感じの一作。青春だなあ。

  • “愛” をセクシャルな意味合いでなく、“個の領域の侵害” を許すかで論じているのが面白い。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/11818957.html

  • タックシリーズ。タカチが高校生の時に起きた事件を、2年後大学で知り合った、タカチが話をして、仲間たちに解かせる。皆にはミステリーとして話すのだが、タックには実際の事件と解ってしまう。いやー見事に騙されました。犯人があいつとは!タックとタカチの恋愛?いづれどうなるのかもなるのかも楽しみです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

  • オチが好きじゃない(x_x)

  • シリーズだとは知らず、いきなりここをよみました。
    いろいろ以外で面白かった。

  • 秀逸!!
    私は推理小説を読んでいる時に、犯人を一緒に推理しながら読んでいます(大抵の人はそうか・・・)そして特別賢いわけでもないのですが、数だけはたくさん推理小説を読んでいるおかげで犯人をだいたい当てられるんです。
    しかし、スコッチ・ゲームの犯人は当てられませんでした。
    確かに消去法で考えていくと、本屋の店員木戸しか残って来ないんですが、まさかと思っていました。
    ここまで綺麗に惨敗(犯人を当てられないこと)すると、清々しい!
    そして少しづつ繋がっていく、タックとタカチの絆。タカチの言っていた「タックの言葉は自分で言うより重い」が分かってきたかも。同情するわけでも、責め立てるわけでもなく、淡々と事実を説明する話し方だからこそ、ガードをすり抜けて心にダイレクトに伝わってしまうんですね。自虐的小説と言われる所以もここにあるんだな。
    (読み終わった直後のテンションで書いてしまったので、かなり高いテンションになってしまいました)

  • わたしの嫌いなタカチが主人公。
    じゃぁ読むなと言うところだけど、先に読んでしまった『依存(いぞん)』への繋がり方が気になるので。
    今回も「自分の美貌を嫌悪してるくせに、他人がその美貌に媚びへつらうのは当たり前」みたいな傲慢な感じ全開。
    あぁやだやだ。
    しかもこういう愛の形が理解できないわたしには、全くもって面白くない本だった。
    既に購入済の『解体諸因』、タックシリーズで既に発行されている『謎亭論処』と『黒の貴婦人』ではタカチがでしゃばってきませんように。

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業後、高知大学助手などを経て執筆活動に入る。『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、’95年『解体諸因』でデビュー。近著に、『回想のぬいぐるみ警部』『悪魔を憐れむ』『探偵が腕貫を外すとき』など。

「2017年 『新装版 七回死んだ男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スコッチ・ゲーム (角川文庫)のその他の作品

西澤保彦の作品

ツイートする