崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.24
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本棚登録 : 1518
レビュー : 160
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043541027

作品紹介・あらすじ

崩れる女、怯える男、誘われる女……ストーカー、DV、公園デビュー、家族崩壊など、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた、8つの傑作ミステリ短編。

感想・レビュー・書評

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  • 結婚にまつわる短編集
    日本食(長編)を極めたシェフがインド料理(短編)に挑戦!
    色んなスパイスを手当り次第使い込み趣向を凝らした様々な種類のカレーが並ぶ
    そんな贅沢な試食会に参加したような気分になりました⸜( ´ ꒳ ` )⸝

    トリックや着地点 男性目線から女性目線
    マンネリしない「結婚」にまつわる次から次への短編集に飽きがこなかったのは勿論ですが、やはりインパクトは弱めでした。
    短編集はレビューが遅れがちな私ですが
    残念ながら記憶にはあるものの特に印象に残った作品はありませんでした。
    オカルト要素に怯え無意識に記憶から排除しようとしている節は否めませんが。。。笑

    やっぱり貫井徳郎先生は長編が面白いです
    とは言え初の短編集とのことで、試行錯誤した彼の勉強ノートを盗み見たかのようなワクワクを感じることが出来ました。
    でも当分は本店(日本食)に通いながら姉妹店(インド料理)の動向を探ろうかと思います(ง ˙-˙ )ง

  • どれも読みやすく、面白かった(こわかった)。まず思い出すに、「怯える」。新婚の妻は、夫の、もとカノからの電話で夫の浮気を疑う。
    その後ももとカノからの連絡に頭を悩ます夫。しかしそれは、妻が細工した狂言だった。
    夫の言葉不足が招いた誤解とはいえ、そこまでするかというかんじがこわい。赤ちゃんも生まれることだし、この話だけは未来が明るそう。

  • 人間の怖さが垣間見えたり、ドキドキする短編でとても楽しく読ませていただきました。
    因果応報的な話が多く、嫌な感じの怖さではなくすんなり読めます。
    短編以外も読んでみたいと思います。

  • 短編はあまり印象に残らないので好きじゃないのですが、こちらはゾッとする内容が多く楽しめました。
    予想はつくものの、身近にありそうでしっかり怖がれます。

    意思の疎通が足りない関係性ばかりで、自分も気をつけないとと思いました。

  • 貫井さんの長編小説に嵌り、最近の物はほぼ読んでいます。 短編集はないものか調べてみた所、15年以上も前に書かれた、この作品に出会いました。

    時代背景は15年前と様変わりしても、人間の持つ様々な感情は変わる事がないだけに、全ての物語に感情移入しながら読めます。

    以前、長編の時にも感じた事ですが、著者は女性以上に女性心理がわかる事にも驚かされます。

    きっと誰もが登場人物の誰かと似たような経験や気持ちを味わった事があるかの様に感じた短編集でした。

  • 貫井さんの本を読むのは前回が何だったか思い出せないほど久しぶり。すごく面白かった。旅先で読める気軽な1冊。飲みながら飲むのにもいいかも。

    結婚にまつわる8つの物語。どれもこれも怖い。現実的な心理描写と紙一重での非現実的な展開のバランスが癖になる。

  • 貫井の短編、修業しながら書き上げたものだそうだ。世にも奇妙な物語みたい。
    彼の作品に肥えていれば、やや物足りなさはある。解説で桐野夏生が言うように、女性の心理描写、それも社会背景的に当たり前でなかった人物像を客観的に妄想して書く才能が顕在している。
    灰色の虹やプリズムの心理描写に生きていると思う。

  • 結婚にまつわる短編集。

    どんでん返し…まではいかないかもだけど、最初の目線がバシバシひっくり返されるのは読んでて気持ちよかった!


    とくに、不倫の話ね!

  • 結婚生活においての怖い8つの物語。
    8話それぞれ最後は極端な終わり方をしているが誰もが起こりうる環境によって一つ間違えればこのような話が自分にもふりかかってくるんじゃないかと思うような現実感。
    非常に身にしみた話でした。

  • 初読時は物足りなさを感じたが、再度読んで作者の細かい演出の凄さがわかった。
    『腐れる』が好み。

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。他の著書に『壁の男』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』などがある。

「2021年 『悪の芽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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