聖徳太子はなぜ天皇になれなかったのか (角川文庫ソフィア 267)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043551019

感想・レビュー・書評

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  • 2013/07/11:読了
    もう少し、読みやすいと思ったけど、...

  • 想像の翼をひろげて古代史の謎を追ひかけるつもりでこの本を讀むとがつかりするかもしれない。<BR>
    <BR>
    この本はアカデミズムの立場から聖徳太子をめぐる謎を整理して、常識的なところに落ち着かせてくれる。(落ち着きたくなくても)<BR>
    あとがきで、著者は、聖徳太子に關する「想像本」の例をあげて、それらの本とは一線を劃した本であることを主張してゐる。<BR>
    でも、時にはさうした「想像本」を讀んで古代への浪漫を育むことが、私には必要なのである。<BR>
    <BR>
    「曰く、聖徳太子は二人ゐた。曰く、聖徳太子は蘇我馬子だつた、否、蘇我入鹿だつた。曰く、聖徳太子はその妻と心中したので、死後、怨靈として法隆寺で祀られることになつた。曰く、聖徳太子は突厥とよばれる騎馬民族の王で、海を渡つて我が國にやつて來た。」<BR>
    これらの「想像本」を讀んでみたくなる氣にさせてくれる本である。<BR>
    <BR>
    2003年4月12日讀了

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著者プロフィール

遠山美都男

1957年、東京都生まれ。学習院大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科に進み、博士(史学)を取得。専門は日本古代史。『壬申の乱』『白村江』『天皇誕生』『蘇我氏四代』『大化改新と蘇我氏』ほか著書多数。

「2022年 『新版 大化改新 「乙巳の変」の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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