喘ぎ泣く死美人 (角川文庫 よ 5-37)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 223
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043555055

作品紹介・あらすじ

当時の交友関係をベースにした物語「素敵なステッキの話」。外国を舞台とした怪奇小説の「夜読むべからず」や「喘ぎ泣く死美人」など、ファン待望の文庫未収録作品を一挙掲載!

感想・レビュー・書評

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  • 大正11年から昭和22年まで、様々な雑誌に掲載された短編が、全18作品所収。まだまだ発見されていない作品もありそう。なお、金田一耕助が登場する作品は無い。

  • 短篇&ショートショート集。小学生の頃に「病院坂の首縊りの家」を読んで以来(ストーリー全く覚えていないけれど)なので、こんなに卑近な筆致だとは思わなかった。
    乱歩とえらく違うんだなと勉強しました。
    大正や昭和初期の日本と一部外国が舞台の設定のお話もあって、自分の幼少時のテレビドラマを思い出したりした。
    『憑かれた女』がすごく好き。艶やかで強欲でズル賢い女たち。たくましいわー。
    ショートショートの『素敵なステッキの話』ってタイトル、すごい。
    『絵馬』金田一耕助のかほりがする。

  • 横溝先生の短編集。ショートショートの桜草の鉢がほのぼのして好きです。表題作は幽霊もの。惨劇の真相です。これはシンプルだった。

  • 2009年1月26日購入

    2009年2月19日初読

  • 金田一ものじゃなかった!ガーン。
    でもSSとか面白かったです。なんだか新鮮でした。

  • 横溝正史の未収録短編集。
    16点収録なれど、ショートショートが半分ほどを占めるので、それほどのボリュームはない。
    ミステリだけではなく、ホラー、御伽噺風の作品も。
    横溝正史といえど、傑作だけを紡ぎだしてきたわけではないのだなぁと。それでも十分読み応えはあったし、横溝のルーツのようなものも垣間見える。
    このトリックがあの長編に生かされているのかとか、この雰囲気があそこへ繋がるのかとか、ニヤニヤしながら読んでしまった。
    やはり自分は横溝正史が好きだということを改めて思い知った。

  • 横溝正史の短篇集。割りと質良し。
    海外テイストのホラーがよい。日本舞台の探偵物は微妙。

  • 横溝正史っぽくない?、海外を舞台にした作品もあり。全体的には面白かった。ショートショートはちょっと星新一っぽいところも。一番面白かったのは、「川獺」(かわうそ)かな。オチがよくわからなったものもあり。

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  • 金田一が出てこないのでちょっと寂しいのですが、河獺とか絵馬などは面白かった。

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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