- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043555055
作品紹介・あらすじ
当時の交友関係をベースにした物語「素敵なステッキの話」。外国を舞台とした怪奇小説の「夜読むべからず」や「喘ぎ泣く死美人」など、ファン待望の文庫未収録作品を一挙掲載!
感想・レビュー・書評
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大正11年から昭和22年まで、様々な雑誌に掲載された短編が、全18作品所収。まだまだ発見されていない作品もありそう。なお、金田一耕助が登場する作品は無い。
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短篇&ショートショート集。小学生の頃に「病院坂の首縊りの家」を読んで以来(ストーリー全く覚えていないけれど)なので、こんなに卑近な筆致だとは思わなかった。
乱歩とえらく違うんだなと勉強しました。
大正や昭和初期の日本と一部外国が舞台の設定のお話もあって、自分の幼少時のテレビドラマを思い出したりした。
『憑かれた女』がすごく好き。艶やかで強欲でズル賢い女たち。たくましいわー。
ショートショートの『素敵なステッキの話』ってタイトル、すごい。
『絵馬』金田一耕助のかほりがする。 -
横溝先生の短編集。ショートショートの桜草の鉢がほのぼのして好きです。表題作は幽霊もの。惨劇の真相です。これはシンプルだった。
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2009年1月26日購入
2009年2月19日初読 -
金田一ものじゃなかった!ガーン。
でもSSとか面白かったです。なんだか新鮮でした。 -
横溝正史の未収録短編集。
16点収録なれど、ショートショートが半分ほどを占めるので、それほどのボリュームはない。
ミステリだけではなく、ホラー、御伽噺風の作品も。
横溝正史といえど、傑作だけを紡ぎだしてきたわけではないのだなぁと。それでも十分読み応えはあったし、横溝のルーツのようなものも垣間見える。
このトリックがあの長編に生かされているのかとか、この雰囲気があそこへ繋がるのかとか、ニヤニヤしながら読んでしまった。
やはり自分は横溝正史が好きだということを改めて思い知った。 -
横溝正史の短篇集。割りと質良し。
海外テイストのホラーがよい。日本舞台の探偵物は微妙。 -
横溝正史っぽくない?、海外を舞台にした作品もあり。全体的には面白かった。ショートショートはちょっと星新一っぽいところも。一番面白かったのは、「川獺」(かわうそ)かな。オチがよくわからなったものもあり。
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金田一が出てこないのでちょっと寂しいのですが、河獺とか絵馬などは面白かった。