君が壊れてしまう前に (角川文庫 し 26-1)

著者 :
  • KADOKAWA
3.51
  • (22)
  • (18)
  • (64)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 209
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043562015

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 高校1年生の時、下ネタ好きの友達と明治公園の楽市をからかっていたときに見つけた本。小汚い古本が山と積まれた中にこの本があった。僕は「表紙にちんこが写ってる」という理由だけでこの本を購入してみた。1週間ほどあとにクラスの親睦を深めるとかいう名目で2泊3日の移動教室に出かける。僕はその下ネタ好きの友達と部屋でこの本を読みふけっていた。そして、青春のエネルギーを爆発させひたすら裸で狂人的踊りを披露したり、下ネタを連呼していたりした。いま、この本を読むとそんな青春の思い出がよみがえる。そしてそういう「恥ずかしい」思い出はこの本の内容と奇妙なほどにマッチする。

  • 中学生、高校生男子必読。とにかく面白かった。

  • 島田雅彦作品であるにも関わらず、読むとピュアな気持ちになれます。

  • まず日記形式でこの1冊が物語として成り立ってることが面白い。

    私たちはみんなそれぞれの人生観で生きてる。

    何かにひたむきになる人、のらりくらりとやってく人、切羽詰まって生き急いでる人・・・

    中学生という多感な時期は視野が狭くなって短絡的に世界と自分を結びがちなんだと思う。それは、個人差はあるけど、きっとまだフィールドが狭くて場数を踏んでいないから。

    そういう誰もが経験してきた淡い過去の一瞬一瞬を鮮明に描ききる所が私は好きだ。

    私が日々言葉にしたかった過去との対峙について気持ち良いくらい代弁していた。

  • 青春

  • くだらないことを延々と考えている少年の話。
    面白い。

  • すっげー面白い。

著者プロフィール

作家

「2018年 『現代作家アーカイヴ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

島田雅彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×