- 角川書店 (2002年3月8日発売)
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感想 : 97件
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784043572021
作品紹介・あらすじ
僕はただ、殺しまくりたいだけなのだ。
食べ物を粗末にした女、鯉の泳ぐ池に洗剤を撒いた男、病気の飼い犬を放置した数学教師、子供を虐待する若い母親。
奴らは皆、死ぬべきだ――。
優秀な中絶専門医・古河は、柔らかな物腰と甘いマスクで人望も厚い。
しかし彼の価値観は、幼少期のある出来事により歪みきっていた……。
彼は、死に値すると判断した人間を拉致して地下室の檻に閉じ込め、残忍な手段で次々と、淡々と殺していく。
美しきシリアルキラーの真の目的に気づくとき、あなたは二度驚く。
驚愕のラストが待つ、美しき猟奇殺人!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
人間の倫理や価値観を問い直す深いテーマが描かれた作品で、主人公は自らの信念に基づき、死に値する人々を選んで命を奪う医師です。物語は、胸糞悪い行為をした者たちへの懲らしめを通じて、スカッとする感覚を提供...
感想・レビュー・書評
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いままで読んできた小説の中で1、2を争う読後感の悪さだった。拷問による殺人の描写も胸糞悪かったしただ殺人を楽しんでるだけだって言ってるけど明らかに自分の正義に照らし合わせた私刑だよね。ほとんどの犠牲者の人たちはそんなことで殺されなきゃいけないのって感じだったし、結局は生まれ育った環境のせいみたいになっちゃってるけど世の中恵まれた環境で育ってきた人ばかりじゃないし、可哀想だとは思うけど結局それで犯罪に走るってのは甘えてるんじゃないのって思う。
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淡々とし過ぎでいるような、あまり怖さ、異常性を感じませんでした。
ホラーが苦手な方に向いている作品かもしれません。 -
大石さんの作品を読むきっかけになった本だったと思う。
ホラーではあるが、怖くはない。
タイトル通り、殺人をライフワークとする医者の話。被害者は(殺されるほどではもちろん無いが)ある程度の胸糞行為をした人間なので、懲らしめ系が好きな人はスカッとするかも?
グロ度も低めなので、読みやすい。
他の方も書いていましたが、作者のあとがきこそサイコパスじみてて最もホラーに感じます。笑 -
大石圭先生の作品は以前に
人を殺すという仕事を読んでおり
他の作品も気になりこの本を手にしました
人工中絶についての歴史は
なるほどと思いながら読んでいました
私的にはグロが好きなのですが
そこまでグロさはありませんでした。
過去の虐待
生きている事に値しない人間
医師という立場で合法で殺人
人それぞれ考え方がありますが
そう言われればそうなってしまう
否定できない部分も(中絶について)
ありました。
大石圭先生は私は好きなので
他の作品も読んでみたいです
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作者のあとがきの最後の文が一番怖かった。
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28年2月29日読了
面白かった!
死者の体温を10年ぶりくらいで読み直した時は、こんな感じたっけ?と少々がっかりしてしまったが、これは、求めてた大石圭の本って感じた。
グロ切ない。
たんたんとしてて、詩的な乾いた辛さ。 -
読みやすいし章立てされてるから一気読みできる。
主人公が人殺し以外の倫理観に対しては結構全うで有能なのがポイント高い。
文章のところどころに僕は生粋の殺人鬼なのだって書かれているのは、必殺仕事人的とか勧善懲悪っぽく感じにならないようにしているんだろうか。
あとめっちゃ飯の描写とポルシェのプレゼンうまい。
悪の教典のハスミンもこれくらい優秀だったら・・・。
あと中絶に対する民族知識があるのもポイント高いです。
タイトルと表紙はおぞましいけどサクッと読めるしそこまで怖くないのでおすすめですね。 -
ただのシリアルキラーものかと思いきや
〝中絶〟や〝命の価値〟など
社会性のあるテーマも含まれており、
考えさせられる内容だった。
人間が人間のためのルールに守られている、
22週目の赤ちゃんと21週目6日の赤ちゃんでは
何が違うのか?など、考え込んでしまった。 -
「先生って女の人を地下牢に繋いでそうですよね」と生徒に言われた。
「どんだけサイコパスに見えてるんだよ!」と笑いながら返すと、「この小説読んでください」と渡されたのがこの『殺人勤務医』である。
普段私はホラーを読まない。
映画でもホラーやグロに手を出すことはまずない。
自分で手を出さない本を勧めてもらえるのはありがたいので読んで良かった。ただ、別段面白いとも思えなかった。
他の人のレビューを見てみると、この手のジャンルが好きな人からすれば「エロもグロもたいしたことない」らしい。あまり怖くないとのこと。
確かにほぼ耐性のない私でも「ふーん」くらいの感覚で読み進められた。
たしかに、読む前に予想していたよりも、主人公のぶっ飛び具合がたいしたことない感じは受けた。ただ、そこまで逸脱しているように感じないからこそ、自分の中にも彼がいるのかもしれない、という感覚はあった。
明らかに幼少期の虐待が主人公の性格を歪めており、手にかける人々の罪との因果関係もほとんどハッキリしていて、逆にリアリティーにかけ、そして予想外のことをされる恐怖感もなかった。人間心理についても、それほど深掘りされることなく、浅いところで片付いていたと思う。 -
中絶の専門医である主人公が、歪んだ価値観により、日常に存在する悪いことをする人や、胸糞の悪いことをする人を自らの手で自宅の地下で殺すのを描いた物語。
この手の小説なら殺すテンポがもうちょっと早くても良いと思うし、そこまでやることか?となることがあり感情移入できにくい。
あと色んな方法で殺すのならもうちょっと描写が生々しく書かれててもよかったと思う。 -
何か、、もう少し登場人物を深掘りして欲しかった。。引き込まれるような怖さが無い。ラストもやや盛り上がりに欠ける。
著者プロフィール
大石圭の作品
