檻の中の少女 (角川ホラー文庫 78-17)

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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043572175

感想・レビュー・書評

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  • 日本版ロリータですかね。
    元祖のを読んでないので比較できませんが。
    少女と絵描きの中年男性との話なのですが
    好きだ嫌いだどうしようみたいなところに 気をとられていたら
    意外な展開に「そーくるか!」的な 嬉しさがありました。
    終わり方も気に入りました。

    ( ・_ゝ・)<悲しくも切ない勝手な愛。

  • ホラーを名乗るなこの変態が

  • 自分に娘がいるからか、11歳の少女に欲情する設定に嫌悪感を抱いてしまいました…まさか「少女」が小6とは思わず…わたしにはそこがだめでした。

  • 文章が好みだった。
    サラッと読めておもしろい。
    電車の中やら時間つぶしに読むには最適ですね。

  • 前半のふたりのやりとりは好きだった。
    なのに後半…
    成長後がなければよかったのに。
    プラトニックだったらよかったのに。
    そもそも角川ホラーという時点でそういった想定をした話ではない上に、期待し過ぎたというところもあるのかもしれないが、そこがなければ文学作品になったんじゃないかと思わないでもない。残念。

  • 途中から筋が見えて、意外性なくて飽きる。
    読みやすいから最後まで読めた。

  • タイトルからして、また、監禁ものか、と思ったんですけど、予想と違って、少女が監禁される話ではありません。

    他の大石作品で、監禁+レイプや、殺人+屍姦という内容を読んだ後だからか、ロリ+父娘相姦を扱っているのに、あまりインモラルな内容だとは感じられませんでした。

    むしろ、狂おしいまでに切ない恋物語に、読んでいる間、ずっと胸がときめくような気持ちになりました。

    『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』と並べて、個人的には大石作品のベスト3に数えたいと思います。

  • さらーっと、止まる所無く読めてしまう大石節は相変わらず。
    本当に、ざくっと読めてしまいます。
    文章自体はやはり好みだし、話も考えるものがあったのですが、ホラー作品としては星ふたつ。で、差し引きみっつ。
    ウラジミール・ナボコフの「ロリータ」リスペクトだそうです。

    何にも興味のないしがない画家が、ある時から11歳の美しい少女をモデルとして絵を描く事になる。
    彼女との良い関係を楽しみながらも絵を書いていた日々は、彼女の母親の暴力によって大きく変わる。
    そして…

    という感じです。
    少女に「美」を感じる人には、クる作品かもしれません。
    汚く、醜く、狂おしく、美しいです。


    あ、少しエロいです。

  • 男視点、少女視点と、ころころ変わって描かれているせいか
    感情移入がしづらかった。

  • うーん
    うーん……
    大石圭は大好きだったんですが、これはどうも肌にあわず……

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著者プロフィール

1961年、東京都出身。法政大学文学部卒業。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文芸賞佳作を受賞し、デビュー。『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『絶望ブランコ』『愛されすぎた女』『裏アカ』など、著書多数。2019年には『殺人鬼を飼う女』『アンダー・ユア・ベッド』が立て続けに映画化され、話題に。

「2023年 『破滅へと続く道 右か、左か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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