殺人鬼を飼う女 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 148
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043572229

作品紹介・あらすじ

京子は美しきギャルソン。だが幼い頃性的虐待をうけた彼女の中には、たくさんの人格――レズビアンのナオミや奔放なユカリなどが潜んでいた。さらに彼女の周りでは、何人もが謎の死をとげていて!?

感想・レビュー・書評

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  • 映画とは違って、小説として、ストーリー展開を楽しめた。

  • 多重人格のうちの一人が殺人を犯す、よくあるパターンのホラー。テンポは軽やかだけど、性描写が過激すぎたり、ラストシーンが物足りなかったり、やや不満足な内容。

  • 良くも悪くもない。

    スラスラ読めて、
    ハッピーエンド??っていう終わり方で、
    なんだか、納得いかなかった。

    授業中読むのには、
    もってこいだった。

    いつ殺されるかわからない状況で
    暮らしてたら、いくら覚悟してても
    精神まいってきそうだけど。

  •  大石圭らしい面白さがありました。最後まですらりと呼んでしまうことができました。
    終わり方も良かったです。

  • 途中まで

  • 決して主食にはならないけど、すごくヒマなときに読んじゃうのが大石作品。

    多重人格のオチはまぁよくあるパターン。
    ただ、最後の結末があまりにも雑で。

    大石作品のてっぱん構成、スリムでスタイルがよく、美しい若い女性。
    対するはナニしてんのかよくわからんけど金持ちのそこそこの男。
    今回は職業が作家で、そこになにか伏線が??
    なんて期待したのに完全な肩すかし。

    まぁいいか、大石作品ですから。

  • つまらーん。
    ワイン好きで食通なんだぜ、俺。という作者の独りよがり本。
    多重人格者が主人公だが、ワイン蘊蓄がメインなので中途半端な設定。主人公はアル中並みに飲むし(毎日ワイン1,2本は当たり前。調子悪くてグラスで2,3杯。)、細身でスケベという設定は、作者の好みなんだろうか…。
    もうちょっと2転、3転あればよかったのだが。
    「アンダー・ユア・ベッド」とか「人を殺す、という仕事」とか好きだったんだけどな。サイコホラー色がどんどん薄くなってきているのは、悲しい。

  • 多重人格サイコホラー。多重人格になった経緯とか人格の特徴とかはなんだかもう、よく見かけるような感じで月並みっぽく。ありがちだなあ、という印象。大石作品にしては鬼畜度も薄め。
    だけど。殺人鬼人格の憎しみの理由などが分かるにつれ、けっこうなカタルシスがありました。多重人格の怖さって……こういうところにもあるのかもしれないなあ。
    ハッピーエンドに思えるラストも。よくよく考えるとそうハッピーでもないのかも。この後の物語が幸せになるのか更なる惨劇になるのかは、読者の想像に委ねられます。

  • 多重人格の女の話です。
    うーん、うーん・・・・・・「大石圭」として期待したものとはやっぱり違ったなぁ。ここ最近そうなんだけど。
    なんというか、恐怖、せつなさ、無力感、執着、愛、なんてものが絡まりあった話が好きだったんだけど。うーん。

    今回の話はなんか中途半端に感じてしまった。
    それほど怖くもないし、切なくもないし、驚きもないし、オチもないし・・・・オチがない話しは多いからそれほど気にならないけど。
    ワインの薀蓄もちょっとダルかったな・・・・・・・

    でも、大石圭の新作が出たら絶対また買ってしまうんだ(笑)

  •  ビストロを経営するギャルソンの主人公。彼女は、幼少期に虐待を受け、多重人格になっていた。

     美味しいものを美味しいそうに感じるように描けるのは、才能だと思う。
     絵にしろ小説にしろ、決して味覚として認知できないものを、「美味しそう」だと感じさせることができるってすごいことだ。

     ワインに魅せられている主人公が味わうワインの数々。美味しいワインを呑んだ幸福を、文章を通して確かに共感することができる。
     
     幼少期の虐待や、いまだに続いてる母の困った現状など、彼女のワインへの傾倒も、多重人格も、逃避の結果なのだろう。が、大石氏は、それに安直な結末を用意しない。いや、読みようによれば、安易だととれる結末だろう。
     が、そこに<答え>はない。
     空虚があるだけだ。

     自分に好意をよせていた男の態度が冷たくなったさいに、美味しいと感じていたワインが美味しくなくなった、と感じるシーンがある。
     結局はそういうことなのだろう。
     美味にしろ何にしろ、最終的には感じる自身にそのキャパがなければわからないものなのだ。

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。法政大学文学部卒。93年『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作を受賞してデビュー。著書に『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『湘南人肉医』『復讐執行人』『飼育する男』『檻の中の少女』『甘い鞭』『殺人鬼を飼う女』『殺人調香師』『あの夜にあったこと』『甘い監獄』『わたしの調教師』『優雅なる監禁』『百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ』『モニター越しの飼育』『溺れる女』など多数。2019年には『アンダー・ユア・ベッド』が映画化。同作は反響を呼び各地でロングラン上映された。

「2020年 『死体でも愛してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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