枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

制作 : 角川書店 
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レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043574018

作品紹介・あらすじ

「源氏物語」とともに王朝女流文学を代表する珠玉の随筆集「枕草子」。清少納言の感性によって描写された機知に溢れる宮廷生活を、現代語訳を読むだけでもダイレクトに味わえる。装束・有職など図版も豊富に収録。

感想・レビュー・書評

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  • 原文(書き下し文)と現代語訳が並んでいて、話しの内容を現代語で楽に読みつつ、面白いと思った個所は原文に当たって、言い回しを比べたり、音読したりできる。
    学生時代に好きだと思った個所と、今回再読して、同じところを変わらず好きと思った段もあったし、当時はあまり惹かれず今回惹かれた段などもあって面白い。季節や自然への想い、好きなモノ、好感を持つものはこんなに昔も今も、変わらない通じるものもあるようで不思議。一条天皇と定子と彰子、道隆と道長、紫式部と清少納言の実際はどんなだったのだろうか?と想像される。

  • 中年も終わる頃になり始めて読みました。全く個人的な「好き、嫌いなコト」が書かれた本だと知って少し驚きです。それぞれはあまり共感できるものは少なかったです。平成の中年男性と平安の若い女性とのギャップかもしれません。

  • 枕草子、本書で初めて触れました。
    現代にも通じるブロガーっぷりに驚きました。

  • 清少納言とオンナ友達になり、毎晩、ガールズトークする気分で、楽しく読んだ!/一途に夫にすがり、★「偽りの幸せに」安住しているような女を見ると、鬱陶しく、馬鹿みたいと思える。宮仕えする女は、「擦れっ枯らし」で悪ろきと言う男は、いと憎けれ!宮仕え経験ある女は、★「世の中を知る女」であり、田舎モノ丸出しに、人のコトを詮索したり、噂したりしナイ、奥ゆかしく良いものだ!/水鳥はオシドリがとても良い。夜「雄雌が代わる代わる」互いの羽に置いた霜を払う、いとをかし!/近うて遠きもの、愛情の無い兄弟・親族。/遠く近きもの、★極楽と、男女の仲♪

  • 冬は早朝(つとめて)。雪が降り積もっているのはもちろんのこと、はりつめたように寒い朝、火などを大急ぎでおこして、炭火を部屋から部屋へ運んでまわるのも、いかにも冬の早朝らしい。昼になってだんだん寒さが緩むと、火鉢の炭火も白く灰をかぶってしまって間の抜けた感じ。
    今朝の大雪を見たら、清少納言はどういうかしら?いつの間にか、家族誰も起きてない早朝、カーテンを開けた瞬間に、まだ誰も足跡をつけていない銀世界が目の前に広がっていたときのあの感動、ワクワクした高揚感。そういうものがなくなっているなぁとふと気づきました。雪かきと電車の遅れと車の運転……ああ、イヤだなぁ、もう!と何年も繰り返し思ってるなぁと。こんなときに、ゆったりと外の雪景色を眺めながら枕草子を読み、雅な平安時代の宮廷生活を感じられたらなんて素敵でしょう。。。
    とはいえ、清少納言にとって雅やかな暮らしは長くは続かなかったなんて。全く持って学生時代に習った古典や歴史は覚えてないなぁ…反省です。
    この『ビギナーズ・クラシックス日本の古典』はとても読みやすかったです。そして、もっと知りたいなぁと思ったら、参考文献も載せてあったりして難しいことはムリだけど、でも勉強してみたい!と思ったわたしのようなものには、とても親切だと思いました。
    わたしが、とくに気にいった随筆は、第20段『中宮様のまわりはいつも春爛漫』です。桜のもとおしゃれな中宮の兄、伊周の雅やか雰囲気が絵になって浮かんできます。この一年あまり後に悲劇は起こるのですが、『枕草子』の世界はいつもきらびやかで華やかだったそうです。

  • 春は、曙。
    夏は、夜。
    秋は、夕暮れ。
    冬は、早朝(つとめて)。

    『枕草子』は約300の章段からなり、おおよそ次の3つに分けられる。
    ①類聚(るいじゅ)的章段:連想による羅列。「鳥は…」「すさまじきもの」
    ②随想的章段:類聚的章段に感想を交えたもの。
    ③日記的章段

    清少納言によるあとがきがあったとは意外。そして、もともとは人に見せるつもりはなくただ思いついたことを書き連ねていたら、思いがけず世に出てしまった、という経緯を語っているのがおもしろい。

  • 平安文学の最高峰、枕草子。
    古典作品なので、読みづらいのではないかと思いましたが、軽やかな現代訳と解説のおかげで楽しく読むことができました。

    平安貴族の暮らしは、もっと堅っ苦しいものだと思っていました。でもこの1冊を読むと、それが自分の思い込みであることを気づかせてくれます。
    人々は生き生きとし、現代に生きる私たちと同じだ。人間関係になやみ、美しき自然に酔い痴れ、人との触れ合いを愛する。

    一方で特権階級ではなく、平民とされた人たちの暮らしも気になりました。

  • まず現代語、次に古文、そして解説の順に書かれており、内容そのものを楽しめる。清少納言が何を美しく感じ、何を美しくなく感じたのか、細やかな感性にふれることができる。そしてその感性がとてもおもしろく、かわいい。
    全ての人~

  • 原文と書き下し文、解説の構成。全文ではなく抜粋。
    とりあえず読んだ気にはなれる。

  • 好きなものや嫌いなもの綺麗なものなど羅列している文や、日常で起きた日記だったり、この時代のひとが考える定義などがわかり、今と考え方はそんなに変わらないと読んで知りました。

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