平家物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

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レビュー : 73
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043574049

感想・レビュー・書評

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  •  重盛が父清盛の横暴を聖徳太子17か条憲法を引用していさめます。
    「人間はみな心を持っている。人間の心はものごとにとらわれる性質がある。あちらが正しければ、こちらは誤っている。.こちらが正しければ、あちらは誤っていると決めつけてしまうが、正しいか誤っているか、その判断の絶対基準は人間が定めることはできない。お互いに賢くもあれば、愚かでもある。賢と愚とは一つの環(わ)のようにつながっていて、両者が分かれる端というものはない。だからたとえ相手が怒っても、相手が悪いと決めつけず、自分のほうに間違いがないか反省すべきだ」と。
     古典を読む度に、古代であろうと、現代であろうと、変わらぬ人間の姿を発見して驚かされます。まるで私が思い悩んでいることと変わらないのです。この文章に出会えただけで十分満足でした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「変わらぬ人間の姿を発見して驚かされます。」
      素晴しいエピソードですね(こんなに素敵なのに全く覚えていないとは)。。。
      父を諌めると言うのは...
      「変わらぬ人間の姿を発見して驚かされます。」
      素晴しいエピソードですね(こんなに素敵なのに全く覚えていないとは)。。。
      父を諌めると言うのは、とても困難なコトだったと思います。それだからこそ心打たれるのでしょうね、、、
      2013/02/26
  • ノブレスオブリージュ!
    都の詠歌と政争。庶民なんてそっちのけ。

  • 正直どこまで読んだのかしら。
    死ぬシーンかっこいい。教科書でも読んだ

  • 滅んだ平家鎮魂の物語と知りました。様々なエピソードと多数の登場人物。平家の繁栄と滅亡の期間は振り返れば僅かな時間です。その間にこれだけの出来事があったと思うと圧倒される気がします。平家物語に登場する土地をいくつか訪れています。厳島神社、京都、神戸、屋島、平泉、倉敷、門司。安徳天皇をお祭りした赤間神宮を参拝したのは三か月前ですが、壇之浦の水の流れがとっても早かったのは忘れられません。もっと平家物語を読みたいと思います。

  • 平家の栄華と没落を主題とした『平家物語』は、「祇園精舎の鐘の声・・・」という書き出しがあまりにも有名だが、平易かつ流麗な名文で、平氏と源氏及び平安貴族の盛衰の中に見る人間模様を描き出した作品である。
    本書は、一般に全12巻とされる大部の各章段を縮約するとともに、各巻を代表する説話を選び出して収め、『平家物語』の全体像が捉えられるように作られている。
    いま改めて読み返すと、2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」のキャスト・場面が目に浮かぶのであるが、視聴率は記録的な低さだったものの、『平家物語』にある人間模様が表現された良いドラマだったと感じる。
    『平家物語』は、基本的に史実に基づいて作られており、多くの悲劇的な場面が登場するが、特に、17歳の敦盛(清盛の甥)が、「さては、汝がためにはよい敵ぞ。名乗らずとも首を取つて人に問へ。見知らうずるぞ」と宣って、源氏方の熊谷直実に討ち取られる場面、また、8歳の安徳天皇が祖母・二位(清盛の妻)に促されて、東の伊勢神宮に別れを告げ、さらに西の浄土に祈った後、入水する場面などは、胸に迫るものがある。
    また、本書は解説で、『平家物語』が作られ、琵琶法師によって日本各地で伝承された背景を分析しているが、それによれば、時の摂政・関白だった九条兼実の実弟で、比叡山の座主(貫首)を務め、頼朝とも親交があったとされる慈円が、国を二分した源平の戦いの後、慰霊を通して、荒廃した人心を和らげ、国に秩序を回復するために行った事業であり、それは勝者となった頼朝としても望んだことであろうという。
    本書の巻末には、更に、関連の書籍・資料、関連のインターネット情報、史跡の情報、地図、年表、家系図なども載っており、理解を深めるのに役立つ。

  • 概要は平家の繁栄から落ちぶれていくまでを描かれた話くらいしか知らなかったので、いざ読んでみるとなるほど、こうして平家から源氏へと移っていったんだと現代訳があるのでとてもわかりやすく読めました。古典が苦手なので、現代訳だけ読んでしまいましたが、二回目は原文も一緒に読んでみようかなと思っています。

  • 簡単に平家物語を読んだ気になれる。
    ただ端折りまくりで展開が早過ぎて人の名前がわからなくなる。

  • 神器が……

  • 改めて読むと、いまの日本人にも通じるところ、大いにあり。世は無常、おごれるもの、久しからず。

  • 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色〜から始まる有名な軍記物語。今思うとリズムを刻んで美しく聞こえるね。
    有名な那須の与一の1節がありました。この時は、戦場がスタジアムに変わったようでした。この中で義経は結構短気だったみたいですね。

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