古事記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

制作 : 角川書店 
  • 角川書店 (2002年8月1日発売)
3.46
  • (29)
  • (82)
  • (157)
  • (8)
  • (2)
  • 本棚登録 :813
  • レビュー :96
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043574100

古事記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 子供の頃、古事記の絵本を持っていて、それには有名な部分(国造りや天の岩戸や因幡の白兎)しか書かれていなかったけれど、子供ながらに面白いな~と思っていた。大人になってから改めて読んだが、他の部分も結構面白い。登場人物(登場神?)結構みんな無茶するよね(笑)短気過ぎて笑えたり…
    先日、ビギナーズ・クラシックシリーズを読んで、そういえば古事記持っていたなと出してきて読んだが、何度読んでも面白いな、古事記は。

  • 上巻は国生み、神生みから始まる神話の世界。神武東征の物語から神代を終えて人代に入る中巻。仁徳天皇から始まる下巻。神道的天皇から儒教的天皇に変化したこの境界で中、下巻に分かれたよう。何だか政情的なものがあったらしい。
    古事記で圧倒的に面白いのは、上巻だと思った。さまざまな神が生まれ騒動を起こす。父親に反抗し成人になっても泣き喚き続けたり、か弱い兎を騙したり、任務を全うせず逃げ帰ったり媚びたり、敵方の娘と恋仲になったり。これが神かぁ。ちょびっと残念なような気もするけど、でも愛らしい。
    アマテラスを主とした天上界である高天の原系の天神。オオクニヌシや天上界から追放されたスサノオなどの地上界である葦原の中つ国の国つ神。この神々の抗争、和睦のドラマが古事記上巻では繰り広げられる。
    わたしの中では、天界、地上界、地底界を神々が暴れまくり破壊と再生を繰り返しているような、宇宙規模のエネルギーを感じて心踊る。
    神々の中で今、気になるのは軍神タケミカズチ。チラッとしか出てこなかったので、この神についてもう少し踏み込みたいなと思った。
    最大のロマンを感じたのは、古代の出雲大社。その復元図は荘厳。雲を衝く巨大神殿、想像するだけで神々しくて目が眩む。

  • この前、島根県に旅行に行ったのだが、そこでたくさんの神社などを見た。
    出雲大社は「縁結びの神様」という程度の認識しかなくて、もちろん神話も、有名なのを触りだけ知ってる程度。
    そんなんじゃ100%楽しめないと思って、かの有名な「古事記」を読むことを決意(もう遅いけど)。

    いきなりむつかしいのは手に余るということで初心者向けのこの本を手にとる。

    実際読んでみると、神様は個性的な面々ばかり。イザナギとイザナミや、ヤマトタケルなど一度は聞いたことがあった神様がまるで実体をもって動き出すようである。

    正直、読む前と読んだあとでは観光地に対する見方が変わるし、何気なく過ぎ去っていた地元の神社にも神様の痕跡があるではないか!

    やはり読んでから行けばよかったとしみじみ思う。

  • 今昔秀歌百撰と、平成百人一首などの和歌の出典、背景を調べるために、日本の古典を調べ始めました。
    「角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス」
    は古典を学ぶのにちょうどよい難易度,価格,装丁の三拍子が揃っています。

    古事記,日本書紀,続日本紀を読破すれば、日本の原点が見えて来るかもしれないと思い読み進んでいます。

    読みながら,ひょっとしたら日本の中央部の支配層が見えて来るだけで、辺境は見えないかもと感じています。歴史的に辺境に文化が溜まるという現象があることを思えば,古事記,日本書紀,続日本紀だけではだめかもしれないと思い始めています。
    アイヌと琉球の文化を遡ってみます。

  • 古事記の有名な部分を原文と現代語訳、解説が載っています。
    古事記は全部読んでも挫折すると思うので、これで理解した気になります。

  • 日本の神話って実はよく分からなかったので読んでみました。
    構成としては、古事記の大まかな流れを概説しつつ、主要な部分は本文と訳を載せています。
    という訳で、ビギナーズクラシックというシリーズの名に違うことの無い構成でありまして、割かし読みやすくなっております。

    神話モノですので、色々な人名(いや、神名か)が登場して、途中から既出の神様かどうかという紐付けが困難になってくるのですが、生憎巻末に索引らしいものが無いため、自力でページを前のほうに繰って探さなければいけないあたりが面倒です。

    おそらく、日本の神話を扱った書籍は沢山あると思いますが、浅学ゆえ、この分野に疎いものでありまして、まとめモノでは信憑性がよく分かりませんので、そういった理由で原著にあたってみたいという方にはおすすめです。

  • 現代語訳(要約?)と原文と解説が交互に読めるように編集されていて、読んでて楽しい。むかし歴史の授業で、記憶力抜群の稗田阿礼の「ものがたり」を舎人親王が漢字をあてて文字化したという話を聞いた覚えがあるが、あらためて考えてみるとびっくりする。なんせ、当時はひらがなもカタカナもなかったのだから。ひょっとすると、古事記は現在の解釈とはまったく違った内容なのかもしれない。むしょうに稗田阿礼に会いたくなった。

  • ざっくりと古事記の流れを追いたいなら悪くない。
    しかし何度読んでも、とりとめなく分かりにくい神話且つ史書である。

  • ○上巻
    ◆天地創造よりこのかた―『古事記』序文
    ◆天と地が分かれ、天上界に神々が誕生する―日本の創世記
    ◆イザナギとイザナミの聖なる結婚―日本国(大八島)誕生
    ◆イザナギ、亡き妻イザナミを地底に訪ねる―黄泉の国訪問
    ◆禊で生まれ出た姉アマテラスと弟スサノオ―三貴子の誕生
    ◆アマテラスとスサノオの対決と和解―天の誓約と子孫誕生
    ◆岩屋戸にこもったアマテラスを誘うウズメの舞踏―鎮魂祭
    ◆スサノオ、大蛇を倒しクシナダヒメと結婚する―八俣の大蛇
    ◆オオクニヌシ、ウサギを助けて幸運を授かる―因幡の白兎
    ◆オオクニヌシ、アマテラスに地上の国を譲渡する―国譲り
    ◆アマテラスの孫ニニギ、天上界から地上に降る―天孫降臨
    ◆コノハナサクヤビメ、炎の中で出産する―ホオリの誕生
    ◆ホオリ、兄ホデリの釣り針を失う―海幸・山幸と海の宮訪問
    ○中巻
    ◆カムヤマトイワレビコを先導した神使の八咫烏―神武東征
    ◆三輪のオオモノヌシ、イクタマヨリビメに通う―三輪山伝説
    ◆垂仁天皇と皇后サオビメの愛と死の悲劇―サオビコ王の乱
    ◆荒ぶる皇子オウス、兄オオウスを殺す―ヤマトタケル以前
    ◆ヤマトタケルの西征―クマソタケル・イズモタケルを討つ
    ◆ヤマトタケルの東征―父への不信と叔母ヤマトヒメの慈愛
    ◆野火攻めの火線を突破する―叔母の授けた草薙の剣と火打ち石
    ◆オトタチバナヒメ、怒涛に身を投じる―荒海なぎ軍船進む
    ◆ミヤズヒメとの再会と結婚、そして永別―置き忘れた神剣
    ◆英雄ヤマトタケル、帰郷の途中、病に倒る―望郷の辞世歌
    ◆白鳥となって天翔ける英雄ヤマトタケルの霊魂―白鳥の御陵
    ◆神宮皇后の神がかりと、神罰を受けた仲哀天皇―新羅親征
    ◆応神天皇が木幡のヤカワエヒメに贈った求愛の歌―蟹の歌
    ◆秋山の下氷壮夫と春山の霞壮夫―兄弟神の争いと母の祈り
    ○下巻
    ◆仁徳天皇、高山に登り人家の炊煙を望遠する―聖帝の御世
    ◆ハヤブサワケ王と女鳥王の炎の恋―死出の恋路の逃避行
    ◆同母の軽太子と軽大郎女の道ならぬ恋―狂恋の果ての心中
    ◆雄略天皇、一言主の神と問答する―神威と王威の出会い
    ◆履中天皇の孫オケ・オ(ヲ)ケ兄弟王が発見される―二皇子の舞

  • 読書録「古事記」3

    編 角川書店
    出版 角川文庫

    p35より引用
    “ 最初の子に失敗するというのは、東南ア
    ジアの神話にも共通する発想で、試練を耐え
    抜かなければ成功しないという経験上の知恵
    が神話に反映したものという。”

    目次から抜粋引用
    “天地創造よりこのかた
     アマテラスとスサノオの対決と和解
     ヤマトタケルの東征
     秋山の舌氷壮夫と春山の霞壮夫
     ハヤブサワケ王と女鳥王の炎の恋”

     わが国最古の書物を、現代語訳と原文の書
    き下し文に解説を加えた一冊。
     編纂者・太安万侶による序文から第二十三
    代顕宗天皇についてまで、出来るだけわかり
    やすく書かれています。

     上記の引用は、国産みの場面についての一
    文。子育ての経験が無い始めの子供の育て方
    については、どこの国の人でも苦労している
    のかもしれませんね。
    世界中の神話を読み比べることで、その地域
    の人達がしてきた苦労を偲ぶことが出来るよ
    うになれば、お互いを思いやることが出来る
    ようにもなれるかもしれません。
     巻末により深く勉強したい人のために、注
    釈書やネットURL、関係史跡についてまで記
    されているので、興味を持たれた方には便利
    な一冊になりそうです。

    ーーーーー

全96件中 1 - 10件を表示

古事記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)のその他の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
三島 由紀夫
有効な右矢印 無効な右矢印

古事記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)はこんな本です

古事記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする