幻視 (角川ホラー文庫 79-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043575015

感想・レビュー・書評

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  •  全く何もかも不明の失血死に立ち向かう人々の活躍を描く。
     最初読んだときは、突拍子もない話かと思ったが、最近のAIの進歩を踏まえて読んでみると少し恐ろしい気もしてくる。人間の脳に影響を及ぼすウイルス、それがAIによって作り出され、完全にコントロールされたとしたら、どんな未来が待っているか。考えただけでもゾッとする。

  • 各地で突然の失血死が連続する。死亡した人間には死因となる疾患も認められず、また死者たちを結ぶ接点もない。医師の若勢は、死者たちを調べ、脳神経細胞の異常な繁殖に気づくが、脳細胞そのものは破壊されておらず、細菌も検出されない。見えない原因、とどまることのない死。しかし、やがて若勢のもとをおとずれた二人の人物から、真実は明らかになる。それは、人間自らが作り出してしまった最悪の敵ー。

  • ホラーというか科学系SFに近い感じで、怖いというよりは不思議な感じ。
    終わり方があんまり好きじゃない。

  • リング以来なかなかご贔屓になりつつある、角川ホラーの作品です。
    もちろんこれも「角川ホラー」だったから選んだのですが、あんまりホラーじゃない・・・
    確かに謎の病原菌にかかった人の頭がだんだん膨らんでそこから血が吹き出して破裂する様子はホラーですが、話の流れ的にね。お化けとか出ないしね。

    別に出て欲しいわけじゃないんですけど、ホラーって聞くとちょっと期待しちゃうって言う・・・どっちなんでしょうね。

    多分こういうウイルステロ系の話はホラーとサイエンスサスペンスの間に挟まってどっちつかずで難しいんでしょうね。

    またリングかって言われそうですが、「ウイルスの特徴」だの「繁殖の条件」だの聞いてると、リングシリーズはすごいなぁって思います。
    リングの前に読みたい、生物おさらい的な話です。

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著者プロフィール

聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。『脳が若返る30の方法』(中経出版)などのベストセラーをはじめ、著作は280 冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。

「2022年 『脳がみるみる若返るぬり絵 花といきもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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