狂乱廿四孝 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043583010

感想・レビュー・書評

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  • 脱疽という業病で両足、そして両手までも切断しながらも
    なお舞台に立ち続けた美貌の歌舞伎役者・澤村田之助。

    もうここだけでたまらず手に取ってしまった私です。

    なんだろう。なに?なんなんだ。
    ただの野次馬根性?覗き見趣味?
    自分がどうしてこの猟奇的、ともいえる女形にこんなに惹きつけられたのか。

    うまく言えないけど、
    壮絶なところ、かなぁ。

    物語は田之助を登場させ、物語の中心に置きつつも
    その舞台を支える裏方の面々を活躍させる推理物。

    もうちょっと田之助を見たかった。

  • 歌舞伎に生きる人たちの業のような話。役者はもちろん戯作者、大道具さん、田之太夫のあやしい魅力に憑りつかれて狂っていくさま。長編の元になった話も中々面白かった。

  • 談話室で紹介してもらった作品。
    歌舞伎の世界の裏側と執拗なまでに歌舞伎に捕らわれる田之助。すごく面白かった。
    また、北森鴻氏の作品を読んでみようと思う。

  • 読み終わってため息。
    ここから始まって、暁英 贋説・鹿鳴館で終わったんだなぁ…。
    これで未読はあと2~3作。
    惜しいような、でも何度でも読み返そう。楽しみに。

  • 一気読み!面白すぎる!!これがデビュー作とは~~!!! 実在した人物が、これまた魅力的!堪能しました!!いや~、素晴らしい!!傑作時代ミステリーというに相応しい!!久々に歌舞伎も観てみたくなった!河鍋暁斎展も観に行っちゃいます!!んも~~!めっちゃ、おススメですっっ!!!

  • デビュー作。(たしか・・・)
    勢いで書いている感も無きにしも非ず。でも、史実上の人物とミステリをよく組み合わせてあるなあと感心する。歌舞伎を題材にまるで歌舞伎のようなことをしているのだと思う。そのやっちゃった感じがとても好ましい。だから★×3つ。

  • 付録のようにある原作を先に読まないことを作者も進めているが、同館です。
    絶対に先に読まない方がいいと思います。

  • 北森鴻のデビュー作ということもあり、「狐罠」や「那智」シリーズなどの「北森鴻らしさ」があまり感じられなかったのが新鮮だった。前述シリーズのような説明臭さが全くない描写に比べると、本作はそのあたりが甘いのは仕方がない。とにかくもし前知識が全くない状況で読んだのならば、北森鴻の作品だとは思わなかっただろう。
    だが良くできている。新人で明治初期を舞台にしてこんな魅力的で複雑な話を書ききった「巧い作家」としての片りんを感じさせる出来だった。四つ星には届かないが3.5星はある。絵の隠された趣向、というのがまた北森さんらしいではないか。時代設定や歌舞伎を舞台にし、尚且つ当時の時代背景をおさえ、新しさを加える。こんなチャレンジャーな新人の意欲はそのまま彼の人気シリーズに繋がっていく、と思うとなんか納得できるし嬉しくなる。あの北森鴻にもそれでも初々しい時代があったのか、と。
    そしてあとがき。なんていうかこの人の人の良さを感じさせるユーモラスで誠実な言葉に、心が温かくなった。「巧い作家」で個人的に連想するのが池波正太郎と北森鴻なのだが、まさか北森さんが池波正太郎を心の師匠としていたとは…!文中に「根深汁」と出てきた時に池波正太郎の「梅安」を思い浮かべたのだが(シリーズ2冊目に確か登場する)間違っていなかった…!
    なんていうかますます北森鴻が好きになった。

  • 史実を絡めた時代ミステリー。 明治初期の歌舞伎界という舞台設定だけで、十分魅力的ではある。 錯綜するプロットを手際良くまとめているが、 作り物めいたトリックはちょっといただけない。

  • やっと読めた。
    これを読めていないのは、ずっと引っかかっていた。

    文章が若い。
    読みにくいとこもあるし、キャラが半熟だし、謎解きは情報が足りないし、伏線は薄いし。
    でも。
    北森鴻は面白い。
    こんなに人物も感情も絡んでいるのに、読めてしまう。
    半熟なのに、肝心要ではピリッとする。

    なんだろうな。
    やっぱり面白いんだよな。

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