十三番目の陪審員 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.20
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本棚登録 : 52
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043587018

作品紹介・あらすじ

架空の殺人事件をしたて、警察とマスコミがいかにして冤罪を作り出すか告発しようという無謀な計画。この企てに参加した鷹見は、DNA鑑定すら欺き見事に容疑者となる。しかし、彼に突きつけられたのは、まったく身に覚えのない女性殺害容疑であった。誰も取り合わない被告の言い分を信じ、戦後初の陪審制で行われる法廷にのぞむ弁護士・森江春策。民主的な裁判制度の復活に反対する勢力が仕掛けた壮大なトリックに、司法の命運を託された森江と十二人の陪審員はどう挑むのか。

感想・レビュー・書評

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  • 法廷ミステリのおもしろさを再確認。弁護士とは思えない守江さんののんびりした感じに癒される。

  • 冤罪計画という無謀で大胆な計画。どうやるのか、成功するのかと、興味津津で読んでいったが、そこに至るまでがなんか判りづらく面倒くさい感じ。もちろん、冤罪計画という途方も無い計画には面倒くさいことしか無いのだろうが。弁護士の森江春策の活躍は見ものだが、何のための冤罪計画だったのかという点はイマイチ納得いかない。

  • 3+ 

    恣意的な書かれ方が目立つものの、法廷の場面でのやりとりは“裁判員”以前に書かれたものとしては意外なほど現実感があり生々しい。何より3.11を通過した我々にとって、本作のプロローグはありえないことでもSFでも何でもなくあまりにリアルである。そういったベースで本作を読むと、荒唐無稽なプロットなどむしろ脇役ぐらいに思えてくる。

  • うーむ、これは拾い物。傑作といってもいいだろう。 人工冤罪、DNA改変、そして陪審員制度という、 大ネタを惜しげもなく投入する贅沢さ。 またそれを有機的に組み合わせた手際の良さ。 ラストの仕掛けにも素直に感嘆した。 (もっとも、アンフェアと言えなくもないが)

  •  鷹見瞭一は表現者として世に出る夢を捨てかねていた――つまり、いまだ作家として生きて行くことを諦めきれずに無味乾燥な毎日を送っていた。そんな時、高校の先輩であり、唯一出版の世界のコネクションを持った人物である船井に、とんでもない計画をもちかけられる。DNA鑑定をも欺き通せる方法があるから、わざとやってもいない事件の容疑者となり、後で無実の罪を証明して、自分自身が冤罪事件の当事者となってその出来事を記事に書かないかというのだ。突拍子もない話だったが、容疑者といっても、被害者は架空の人物だし、何よりそれが作家としての最後のチャンスだと思った鷹見は、その計画にのることにする。だが、いざ捕まってみればなんと被害者は実在する人物で、容疑はレイプ殺人、DNA鑑定で鷹見以外犯人はありえないという事態に!

     この事件を担当することになったのが弁護士の森江春策。事件の真相と、法廷でのやりとりが主となるが、やはり他と違うのが、この裁判が陪審制であること。専門家たちだけでやる裁判とは違い、何気ない言葉が陪審員たちの心の動きに左右してしまうことに、森江は四苦八苦。ただでさえ、容疑はレイプ殺人、容疑者が訴えているのは冤罪計画という突拍子もない話なのだ。だが、読んでいる方にはそこがおもしろいところ。森江の攻め方に感心、最後まで楽しめた。

  • 陪審員…ってことで思わず手にとってみたけどあんまり陪審員の出番はなかったような・・・
    でも弁護士ってカッコいいな★って思いました。探偵みたいですね。。皆あんな感じだっけ弁護士…
    面白かったけど題はこじつけでしたね。。

  • 事件というかプロローグが長すぎる。森江が出てくるまでが長い長い。しかも、森江のキャラがパッとしないし。

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