霊名イザヤ (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (632ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043588015

作品紹介・あらすじ

新進の童話作家で幼稚園経営者の深沢将人は、開かずの金庫から奇妙な文書を発見する。それは中世キリスト教の異端カタリ派の聖典であり、そこには亡き母が残した「イザヤにとってマナセを殺すことは、絶対に避けることのできない運命だ」という書き込みがあった。自らの洗礼名「イザヤ」との符号に驚いた将人は、この謎に迫るが…。将人の記憶の底に眠る謎が解けたとき、凄惨な復讐が始まる。著者渾身の長編ホラー・ミステリ作品。

感想・レビュー・書評

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  • 「ホラーミステリ」としてあったけれど、序盤の語り口は相当オカルティックで完全にホラーそのもの。「不思議の国のアリス」がモチーフになっている部分もあるのが、個人的にはすごく好み。カタリ派ってのも、こういうおどろおどろな雰囲気にぴったりマッチしてるし、こういう感じは好き。ただ、好き嫌いは相当別れそう。
    結末への転がり方は、けっこう意外。ホラーだホラーだと思い込んだまま読んでいたので、ミステリ的な仕掛けにはびっくり。だけどストーリーの後味の悪さはかなりのものなので、万人にお勧め、とはいえないなあ。

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著者プロフィール

愛川晶

一九五七年福島市生まれ。九四年『化身』で第五回鮎川哲也賞を受賞。トリッキーな本格ミステリーを基調としながら、サイコサスペンス、ユーモアミステリー、人情ミステリーと幅広く活躍。主な作品に『六月六日生まれの天使』『十一月に死んだ悪魔』『ヘルたん』『再雇用されたら一カ月で地獄に堕とされました』、落語ミステリーに「神田紅梅亭寄席物帳」シリーズ、「神楽坂倶楽部」シリーズ、「昭和稲荷町らくご探偵」シリーズがある。

「2020年 『芝浜の天女 高座のホームズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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