受命 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.68
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本棚登録 : 184
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043589029

作品紹介・あらすじ

日系ブラジル人医師の津村は、北京の国際医学会で知り合った北朝鮮の医師に技術を伝えて欲しいと請われ、招聘医師として平壌産院に赴く。北園舞子は、職場の会長で在日朝鮮人の平山の付き添いとして、万景峰号に乗船する。一方、舞子の友人で韓国人の李寛順は、とある密命を帯びて「北」への密入国を敢行する。三者三様の北朝鮮入国。だが、彼らの運命が交錯する時、世界史を覆す大事件が勃発する。衝撃のサスペンス巨編。

感想・レビュー・書評

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  • 北朝鮮の話。一般市民の貧困、飢餓。特権階級にのみ許された待遇。権力者がいかに国をダメにしてるかを訴えている。貧困にあえぎながらも気高い精神を持つもの、権力者に侍るもの、主人公達を交えながら色んな視点で書かれてて飽きない。良い本。

  • ある事件で知り合いになった人たちが立場は違えど同じ時期に北朝鮮に行くことになり、現地で思いもかけない事態に巻き込まれて行く話。
    医療系の話ではない。
    感想としては作者が北朝鮮について知るにつれ、国としての体制がおかしいと憤っているのを物語形式で言いたかっただけなのかな、と。
    最後の事件は大雑把すぎて、現実感がなかった。

  • 作者にしては凡作。

  • 10年前に書かれた、「受難」の前作。

    当時の北朝鮮内外の情勢が、人々の暮らし方も含め、詳しく描写されているが、十分に悲惨だ。

    本書の舞台は先代、即ち建国第2代の指導者下であったが、今の第3代の指導者下での生活はいかなるものか。

    「民主主義人民共和国」と称しつつ、金王朝(それ自体十分な欺瞞により始まったものだが)存続を唯一の目的とする体制において、一般民衆の扱いは推して知るべしだろう。

  • わくわく感、ハラハラ感を久々に味わった。閉鎖された国とも言える北朝鮮を舞台がリアル。2015.11.17

  • フィクションとは思えず読んでしまう。「受命 Calling」と題名もすばらしく感じるほどの読み応えがあった。前作あるとは知らず読み始めたが大丈夫。順番は変わってしまったが「受精」も読んでみたい。

  • 2014年1月

  • すごいんです、帚木蓬生。あの北朝鮮に同時期に入国した3組の人間達。それは偶然ではなかったのか?この3組がいつ、どこで交わるのか?そしてどうなるのか?もう、先が気になってどんどん読みたくなる。

  • 2012.2.26(日)¥200。
    2012.3.13(火)。

  • 三者の運命が交錯するときに「北」の革命が起こる。
    最後の暗殺劇はハラハラとしてスリル満点だった。
    実は全てが何十年も前から繋がっていたんだ。

    ただ、そこまでたどり着くのになかなか読み進められなかった。

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著者プロフィール

1947年、福岡県小郡市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに勤務。退職後、九州大学医学部に学び、精神科医に。’93年に『三たびの海峡』(新潮社)で第14回吉川英治文学新人賞、’95年『閉鎖病棟』(新潮社)で第8回山本周五郎賞、’97年『逃亡』(新潮社)で第10回柴田錬三郎賞、’10年『水神』(新潮社)で第29回新田次郎文学賞、’11年『ソルハ』(あかね書房)で第60回小学館児童出版文化賞、12年『蠅の帝国』『蛍の航跡』(ともに新潮社)で第1回日本医療小説大賞、13年『日御子』(講談社)で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、2018年『守教』(新潮社)で第52回吉川英治文学賞および第24回中山義秀文学賞を受賞。近著に『天に星 地に花』(集英社)、『悲素』(新潮社)、『受難』(KADOKAWA)など。

「2020年 『襲来 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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