夜想曲 (角川文庫)

  • 角川書店 (2001年8月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784043592012

作品紹介・あらすじ

同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶を失っていた。ただひとつ、誰かの首をロープで絞めた生々しい感触をのぞいては……。

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれる連続殺人事件が舞台となり、記憶を失った俳優が自らの過去と向き合う姿が描かれています。山荘での惨劇を背景に、主人公の桜木は手に残る生々しい感触から、自らの関与を疑い始めます。作品内には巧妙...

感想・レビュー・書評

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  • 全面帯に惹かれて手に取った作品。
    ソデ折り返し部分の復刊企画者の思いも熱く、読む前から期待値が爆上がりした。

    ある山荘で起きた連続殺人事件。その場に居合わせた桜木は当時の記憶を失っていたものの、手には殺人を犯した時の感触が残っていた。そんな彼の元に届いた殺人事件を詳細に描いた原稿。彼は犯人なのか?

    ソデ折り返しの部分に「あなたは違和感にいくつ気づけるか」と書いてあったので、きっとおかしいところが何ヶ所もあるんだろうな、と思って構えて読んでいたけれど、1ヶ所しか分からなかった…!

    最後に明かされる数々の伏線に驚いた。
    こんなにたくさんの違和感を、何事もなく読み進めていたなんて…(、._. )、

    本書での最大の‪”‬‪謎”‬は読み進めるうちにピンときてしまって、全面帯に書かれているような驚きはあまりなく…騙されたかったなぁ。
    一番驚いたのは、犯人を導くための手順。

    「読者への挑戦」が載っている作品を読んだのが実は初めてで、このページを見た時、一番テンションが上がったかも。

    • Super8さん
      珍しく★3

      確かに帯見るとテンション爆上がりだね〰❣

      こういうのあるよね
      帯負けしてるの

      でも、あらすじはメッチャ面白そうだけど
      ma...
      珍しく★3

      確かに帯見るとテンション爆上がりだね〰❣

      こういうのあるよね
      帯負けしてるの

      でも、あらすじはメッチャ面白そうだけど
      mariさんのレビューが良いんだろう(^q^)
      2025/07/29
    • mariさん
      Super8さん

      ★4続いてましたもんね( ᵕᴗᵕ )

      この帯、ミステリー好きなら惹かれちゃいますよね♪

      もしかしたら、ミステリーを読...
      Super8さん

      ★4続いてましたもんね( ᵕᴗᵕ )

      この帯、ミステリー好きなら惹かれちゃいますよね♪

      もしかしたら、ミステリーを読み慣れていない方なら、驚けるのかも…?
      私は読者の予想をしっかり裏切って、意外な結末で終わるミステリーが好きなので(笑)、予想できてしまったのは残念でしたが、真相に辿り着くまでの道筋?はすごく綺麗だったし、昔の作品とは思えないくらい読みやすく、私にしてはかなりのペースで読めたので、それなりに楽しめたのかな、と思います(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
      2025/07/29
  • 平成13年に発売された作品が復刊されて、かなり気になる表紙に生まれ変わり気になって読みたかった作品です。

    ただ!個人的には期待値が上がりすぎてたのと、読みづらく期待外れであった・・・。

    確かにトリックは凝ってるが発売当時なら驚けたが、今読むと弱い!当時に読みたかった・・・。

  • 俳優業を休み隠遁する桜木のもとに送られてきた原稿。そこにはかつて自身が巻き込まれた連続殺人事件が小説として綴られていた。なぜか事件に関する記憶が残っていないものの、桜木にはこの手で誰かの首を絞めた感触だけが残っている。この小説がほのめかすようにやはり犯人は自分なのか...

    数十年ぶりの再読。が、多根井理という探偵役の名前以外は一切なにも覚えていないというていたらく。
    ある仕掛けによって事件の様相と推理の結果ががらりと変わる趣向はなかなか面白く、読み返してみると作中作はもちろんのこと、プロローグや幕間も使ってうまくミスリードしていることが分かる。だが、そのアイディアを成立させる為の設定にかなり苦労している印象も。

  • トリックは面白かった、、トリックはね。。
    ただ登場人物に魅力は感じなかった。。

  • トリック重視のミステリ。ストーリーとしてはおもしろさを感じなかったが、トリックとしては考えられてるなと感心。ただ、自分の好みではなかった。文章がとにかく私とは合わず読みにくく、頭にすっと入ってこない。

  • 依井さんの第四長編。創元の三作とは趣きがやや異なる(学生有栖川と作家有栖川みたいな感じ)
    古い友人3人が亡くなった事件の記憶がない俳優が、自分が殺したのではないかという疑念を持っていると、その事件の記録が送られてきて、それを読む限り犯人は自分しかいないと思い込む話。
    まず、なんか場面展開がめちゃくちゃ不自然で物語が余り入ってこない小説。勿論仕掛けがある。手記といえば、当然アレ。
    面白いところは、何故犯人は床の下のキーホルダーを取るのにこの道具をつかったのか?そして、犯行現場で録音されたテープを聞くことができたのか?という2つの手がかりから、ロジカルに犯人を絞り込むのだが、ここに手記の仕掛けを絡めていくところが緻密な構成で描かれている点。エラリークィーンに傾倒している作者らしい展開。
    その後最終章にも別の大仕掛けがあるが、なんというかロジカルなバカミスだなぁという感じで、早坂吝さんみたいな印象。
    長編もっと読みたいなぁ。

  • 同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶が抜け落ちていた。ただ、ひとつロープで他人の首を絞めた生々しい感触を除いては…。そしてその追い打ちをかけるように何者かからワープロ原稿が送られてきた。そこには空白の三日間が小説として再現され、桜木を真犯人として断罪していたが…。トリック&ロジックの本格派が新たに叩きつける「読者への挑戦状」。長編ミステリ。

    文章に難あり。読みづらさは、ページの少なさでカヴァーすればよし…

    原稿(第一章~三章)ごとに殺人が起こる。これは真実か?創作か?
    読者は違和感をかんじずにはいられない。
    読者への挑戦が挟まれ、熟考する。事件の驚くべき構図や企み。実は推理できてしまった。犯人までも。
    類をみない大がかりなトリックは成功している。気が付かない読者には素晴らしい読書体験がまっているはずだ。

    しかし、どうも辻褄が合わない箇所がある。ふと疑問に思い、納得はできなかったが、物語に身を委ねて推理の終わりを待つ。

    探偵はまさかのカタストフィを炸裂させた。なるほど。全部が繋がるわけか…

    本格ミステリファンのあなたに捧げる最高のロジック。

    窓辺さんからお借りしました。感謝。

  • トリックのための物語といった感じで文章が面白くない。
    苦労の割に驚きは少なめだった。

  • 騙された!!!!!
    あらすじと「さあ、驚け。」という煽り文を見て、絶対面白いと思って買いました。そしてその日のうちに一気読みしました。
    ミステリーはたまに読むぐらいであまり慣れていないし、推理できるほど賢くもないので、完全に騙されてとても良い読書体験ができました。
    皆さんの感想を見たら、予想通りだったなどと書いている人が割といて本当にびっくりしました。
    やっぱりミステリー好きな方は分かってしまうのでしょうか…?すごい…。

  • まず初めにストーリーでは無くこの本のネタバラシです。

    3分の2位読むと作者から読者への挑戦状が届きます。
    証拠となるアイテムは出揃った。ここから先は解答編だと。
    「さぁ、解いてみろ」と突きつけられた謎に挑むべく僕は3度読み直しました。
    自分なりにギミックを考えストーリーを想像し、答えをだしました。
    が、見事に騙されました。
    名探偵気取りで解答編を読んでいると突然そのコートとパイプを剥ぎ取られます。
    自分は只のミステリーファンだと言う現実に連れ戻されます。
    とても清々しく読後の余韻に浸る事が出来ました。
    ミステリーファンなら是非この謎に挑戦して頂きたい。
    是非メモを片手にお楽しみ下さい。

  • 帯に惹かれてつい買っちゃった本。
    こういうオチ、今までにも見たことはあるけど、小説内小説の仕掛けは確かに読んでて違和感を感じていたし、その伏線を回収する流れは結構好き。
    まだスマホが普及していない時代だからこその話感あったなー

  • 確かにこれは、映像化不可能。小説だからこそ生きる仕掛けだと思う。

    ただ、自分には文章が合わなかった。

  • あちこちに引っ掛かりを感じながらも、とっとと読み終えてしまいたい…くらいに思っていたが、解決編で、その引っ掛かりが少しずつ解けていったところで面白さを感じた。ただ、あーこの時代のこれか…というのは、思わざるを得ない。
    昭和から平成初期の一般的なことを知らないとちょっと理解できないこともあるかも。

  • 山荘での同期会で3日続けて殺人事件
    俳優の桜木も参加していたが事件の記憶はないにも関わらず誰かの首をロープで絞めた感触だけは‥
    匿名で届いた手紙には事件の詳細が記されており心理的に追い詰められていく
    桜木が犯人なのか?

    そうくるんだ
    手紙を届けていたのも騙されてた
    巧妙すぎるなぁ

  • 同窓会で3日連続で3人が殺された

    参加していた桜木にはその当時の記憶がなかったが、生々しい感触だけは覚えていた

    そして桜木のもとに3人の殺人事件が克明に書かれた原稿が送られてくる
    桜木は犯人なのか、そしてこの原稿を送ってきた人物とは

    注意深く読んでいれば違和感に気づけたのかも
    時系列が大事だったのが新鮮でおもしろかった。意図的に騙すという手腕が良い

    犯人の目的というか真相はちゃんと示唆されてたとはいえ、ちょっとオチはうーんという感じ

  • 本格推理小説!!フェアなお陰でちゃんと原稿に隠されたトリックに気付くことができた!面白かった!

  • 記憶のない俳優のもとに送られてきた小説。自分は首を絞めて殺したのではないかと恐怖。ある山荘で起きた連続殺人で謎が謎を呼ぶ展開。最後の解決編まですっかり騙されて分からなかった。トリックはロジカルだししっかり伏線も回収されていた。たった一つの秘密に衝撃を受けました。

  • 日付を入れ替えてると言われてもどこからどこまで入れ替えてるか分からず読み返してもわからなかった

  • ちゃんと、ミステリー
    ロジックがしっかりしてて解ける人は解けるかも、私は騙された
    文章が読みにくいという声が多いけどそんなふうには感じなかった

  • 1996年(平成8年)生まれ、読了時点で29才です。
    生まれ年を宣言したのは、世代によってトリックを実感を持って見れるかが、違う気がしたからです。
    トリックのほとんどは昭和平成の香りで、伏線と知るまでは時代背景を感じさせる要素でした。
    どんどんネタバレを書いていきますが、時間のトリックについてはなんとなく違和感があるもののC>A>Bまでしか予想できずじまいでした。
    4つ目の殺人の方は全く見当もつかなかった。一瞬、そんな後出しの設定はひどいじゃないかと思いかけましたが、記憶がないことを知っているのが証拠というのは見事でした。ただ私の想像が至らなかっただけです。

    少し前の男女観で書かれている感じはするものの、女性管理職なりの苦労があったり現代もあまり変わらないなと苦笑いしてしまいました。

    人物の描写にそれぞれの人の良さが滲み出ていて、この人が犯人じゃありませんように、と何度も思いながら読み進めました。
    一方で、読み終えてみると桜木の人間性を掘り下げるような描写はあまりなかった気がしてきて(村上さん視点くらい)、「そういうことか!」となります。
    逆に黄昏てるシーンが多かったですが桜木は自己愛が強いのでしょうか。

    読後感はスッキリとまではいかず。ドーパミンジャンキーな自分を呪います。

    3連休にリフレッシュ休暇の5連休くっつけるの大賛成です。気持ちよく休みが取れるよう日頃頑張って働こうと思います。

    -最後に、わたし自身の環境についての備忘-

    実家は朝刊だけ、祖父母の家では15年くらいまでは朝刊夕刊を取っていました。今は朝刊だけ。祖父母宅には土日に遊びに行くこともあり日曜に夕刊がないことは言われてみれば確かに、レベルの認識です。
    家にはFAXがあり、2000年ごろからは両親や祖父母が携帯電話を持ち始めました。
    自宅のコンポや車で音楽を聴く家庭で、自分は1台目からスマホだったので、ウォークマンの仕様はピンときませんでした。恥ずかしながら本作でカセットテープを直接入れられるタイプを知りました。
    車でカセットテープに録音したモーニング娘。を聞いていた記憶があります。
    祖父母宅には乾電池タイプのラジオがあり今も現役です。
    朝ドラを観る習慣はなく、こちらも恥ずかしながら土曜にも放送があることを私は本作で知りましたが、この部分は令和でも一般に多くの人に通じそうです。
    小学校のパソコンの授業では1人1枚フロッピーが割り当てられていました。

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