- KADOKAWA (2001年7月25日発売)
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感想 : 18件
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784043593019
作品紹介・あらすじ
僕には「女を蕩けさせ夢中にさせる」という才能があった。県庁の役人としてそつなく仕事をこなし、複数の女と付き合う日々。このまま無難に流れていくかと思えた僕の人生は、叔父の登場で変化しはじめる。
みんなの感想まとめ
日常の中に潜む魅力的なキャラクターたちが描かれ、読者を引き込む作品です。主人公や叔父、女性たちの「どうしようもなさ」が逆に魅力となり、読者に親しみを感じさせます。物語は、主人公の平凡な日常から始まり、...
感想・レビュー・書評
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やはりおもしろい、他の作品も読みたい。
それに、もう一度、時系列を分かりながら、この作品を一気に読みたい。
おじさんも女の子も主人公も女もみな、どうしようもないけど魅力的。ちゃんとしてないところが素敵。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
通勤途中にある図書館の分館は本館と比べて蔵書が古くさながら古書店の趣きを醸し出して…で懐かしさも手伝い借りてきたのが性懲りもなくまた正午さんの20年も前の本。
それなのについこの間読んだ最新刊の「鳩の撃退法」と内容が全く変わらないのは何故なんだろう?同じ人が描いているのだから当然と言えば当然なのだがその進化の無さに結構笑えたのは事実。いやきっと文壇きっての小説巧者らしい正午さんのことだから進化が無いのではなくそれはきっと最初から高度に完成していたと言うことにしておこう。
なんにせよこの独りよがりのハードボイルドはクセになるのですよ、はい -
オチというオチなし
久しぶりに佐藤正午読んだけど、こんな感じの何気ない(読者からしたら何気なくない)日常をうまく切り取る感じの作風だったことを思い出した -
佐藤正午の名作といえば『Y』や『ジャンプ』があげられると思うけど、『取り扱い注意』も傑作だと思う。ただ知名度は低いけど。佐藤正午の中でもトップクラスに会話が面白く、構成もすごく凝っている。時系列がバラバラになっているので、戸惑うところもあるけど構成の妙に唸らされる。佐藤正午版のロリータとでもいうのだろうか。
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「ロリータ」を読めってことか?
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佐藤正午節全開。私が感じる佐藤正午節とは、読んでも読まなくても特にこれからの生活に支障はないけれど、読んでいる間だけは確実に時間を潰すことのできる良くも悪くもないリズム。どこかの喫茶店で、心地よいBGMが鳴っていたけど、どんな曲だったのか全く思い出せないような。
そんな中でも特に本作は、スリリングな展開も、どんでん返しも何もない。駅前で素人のちょっと上手い人が弾き語りをやっているような(翌日にはそのことすら忘れてる)。
そんな快作を生み出し続ける佐藤正午作品は、いまや直木賞作家作品なのだなぁ、と感慨深いものがあるのです。 -
登場人物の一人一人が濃厚で、印象深い。だからストーリーに厚みが出るんだろうな。
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「追われてもいい、上等だ、どこまでも逃げてやる」
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佐藤正午の取り扱い注意を読みました。
主人公の鮎川英雄は「女をとろけさせ、夢中にさせること」という特技を持っています。
市役所の職員として複数の女と遊びながら過ごしていた英雄は、姿をくらましていた叔父の酔助が現われたことにより無謀な計画に加担することになってしまいます。
佐藤正午らしい語り口と物語展開でおもしろく読みました。
英単語のボードゲーム、スクラブルが物語のキーになっていてその点も面白いと思いました。 -
小説っておもしろいなあ。物語っておもしろいなあ。登場人物、魅力的。伊坂幸太郎の小説の人物も相当好きだが、佐藤正午のほうはもうちょいクセあって、色っぽくもあって、ダメさがもうちょい、ダメ。美しくない感じもいい。久々、というか、20代に読んでたときと少し違う感覚で読める。
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積読本の山にあるのを見つけたけれど、今となってはいつ買ったのか、どうして買ったのか全く思い出せず。
解説が北上次郎だから、もしかして本の雑誌で紹介されてたのかな。
すらすら読めるけどつかみどころのない不思議な話。まあ、おもしろかったんだけど。 -
最初から佐藤節!
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「三つ数えたら明りを落とす
それから百数えないうちにそこに迎えにいく」
ビルの下にいる私に誰か、そう声をかけて降りて来て下さい!
「女を蕩けさせ夢中にさせる」才能がある男・鮎川英雄
蕩けさせるって凄いですよね それもダイレクトに身体を蕩けさせる能力であり更に凄い!
本書には、スクラブルと言うゲームが登場します
あのクロスワードパズルみたいなゲーム それも英語です
英雄は会話のなかで日本語に訳した英語のことわざ、みたいなのを常に入れていて意味が所謂、教科書の言葉みたいなのが入ってトンチンカンにな空気を作りだす
そこが洒落ている
って言うか、実際にはそんな奴絶対いない!
万が一いてもただの嫌いなオヤジでしかない気がする...
佐藤正午の会話を最大限に楽しめる一冊
ああいえばこう言う登場人物が束になってあなたを待ってます
これよりは、ややちゃんとした感想はブログで -
かなり好みが別れるんでしょうね。
なんとも言えない小説ですね。主人公の英雄は「女を蕩かせ夢中にさせる」事が出来る、熱意は無いがそつなくこなす県庁の若い役人。その生涯に時折顔を見せる叔父・酔助はロリータ趣味。英雄が今、蕩かせているのが知事の姪でお嬢さん育ちの美雪。そして、なぜか夢で未来を予見できる三ッ森小夜子。
ジゴロやらロリータが出てくると言っても、性的なシーンが多いわけでもなく、むしろ酔助に引きずり込まれ、英雄が一緒に犯す犯罪の方が山場なのですが、これも主題とは言えないようです。
むしろ、破滅的な性格の酔助、何処と無く中途半端なジゴロの英雄、そうした主人公の性格描写自体が主体かもしれません。
なんだか判らないまま読まされ、それなりに楽しめた。そんな作品でした。 -
時間軸が精緻に交錯して見事な物語になっています。
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佐藤正午の作品
