君の鳥は歌を歌える (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 91
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043594023

感想・レビュー・書評

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  •  本を読んだり、映画を見て、その作品を短歌に。という、枡野さんらしいスタイル。枡野さんの紹介のしかたは、人に興味を持たせることに長けていると思います。実際に、読んだり、見たくなる!

  • この人の、こういうシリーズを読むと
    無性に読書欲がムクムクなるだー。
    あー本、読みてー!!!!

  • 「振り上げた 握りこぶしはグーまま 振り上げておけ 相手はパーだ」
    名作を見て短歌化、感想などを書いたもの。

  • 同名タイトルの文庫版。通常の短歌本とは違う個性的なレイアウト、構成になっている。
    様々な表現物として完成されているものを持ち込み、それをてーま?モチーフ?にして短歌にするという、この後も続いていくスタイルの短歌。

  • 神様というのは君のしたことを悲しんでいる誰かのことだ。
    自由という商品を手に入れるともれなくついてくる孤独。
    何もかも終わったことだ、悲しみも思い出しては忘れてしまう。
    さみしいと思ったこともないくらいさみしかったと気づいてしまう。
    本当の国際人は通訳にしゃべらす。
    正しさの中にいるからあなたにはここから先は理解できない。
    人生は掛け算、君がゼロならチャンスが来ても答えはゼロだ。
    本当のことを話せと責められて、君の都合で決まる本当。
    殺したい奴がいるのでしばらくは目標のある人生。

  • 学生時代にバイト先でお世話になった放送作家さんに「最近、面白い人を見つけたんだよ」と紹介してもらった本。

    見事に、私の中の「短歌」の概念を覆してくれた。

    p.77
    「淋しい」と 思ったことも ないくらい 淋しかったと 気づいてしまう

    p.109
    脱ぐことも ないと思って ババシャツを 着てきた今日に かぎって、そんな

    p.162
    スポイトで 胸の空気を 少しだけ 抜かれるような 喪失感は

    枡野さんの作品で一番好きなのは、「てのりくじら」。
    就職活動中も、エントリーシートの「最近、好きな本」に「てのりくじら」と書いた記憶が。

    ♪気づくとは 傷つくことだ 刺青の ごとく言葉を 胸に刻んで
    ♪冗談は さておきという 一言で 気づきましたよ 冗談ですか

  • 本の内容よりも、コンセプトが非常に共感できるものでした。
    きっと本好きでしかも言葉が大好きな人間ならば、一度は試みたことはあるに違いない。と思います。
    好きな映画や演劇、小説に歌…を、短歌化するという本です。うーん、このコンセプトは本当にいいなぁ。

    私の場合、短歌よりも詩の方が肌にあっているので、同様のコンセプトで詩のものはないかと思ってしまいます。
    銀色夏生がやってくれたらなおいい。何て豪華。
    とりあげている作品も、興味深いものが多くて楽しかったです。

  • 一気に読み切ってしまいました。様々な方の著作をレビュー&短歌化した一冊。

  • 特殊歌人、枡野浩一が、映画とか小説とかを短歌にして現しているエッセイ兼短歌集。
    バトル・ロワイアルをネタにした短歌が絶唱だった。
    『あの夏の数限りない君になら殺されたっていいと思った』

  • 笑えます!人の作品(映画や本やCD)を短歌化する、という歌人、枡野浩一のエッセイ集。短歌というのをこの本でほとんどはじめて目にしましたが、私のイメージしていたもの(学校で習ったもの)とはずいぶん違っていて、心に響く歌や面白い歌がいくつもありました。人の作品として取り上げている作品がまた絶妙ですね。結構メジャーではない(私が知らないだけ?)ものも多いですが、読んでみたいと思うのも結構ありました。エッセイの文章がまたおかしくて笑えますよ。

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