ブードゥー・チャイルド (角川文庫)

著者 :
制作 : 開 光市 
  • 角川書店
3.29
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本棚登録 : 488
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043595013

感想・レビュー・書評

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  • 月並みな感想だけど面白かった!

    日下部晃士は前世の記憶を持っていた。
    自分は黒人のチャーリーと言う名前で、悪魔バロン・サムデイに母親を殺された。

    そして現世でも事件が起こってしまう。

    途中で、悪魔の紋章の秘密に気づき、晃士の前世や出生の謎にも気づいたので、あっと驚くような展開はなかったけれど、辻占ジュリアンの登場が凄く良かった!

    ジュリアンは実はチャーリーの弟だったとか、そんな展開があったら良かったなぁ。ジュリアンがもっと活躍する話があってもいい。と言うか望んでいます。

  • 前世の記憶に悩まされる少年。そしてホラーチックなタイトル。ホラーかな、SF要素もあるのかな、と思わせておいてミステリーで着地。
    さくさく読めて面白かった。

  • これはSFなんだろうか、いやまさか、ちょっとおカタめ?
    と思っていたけど、そんなことなかった。

    焦点は前世を持つという主人公の出生に当てられて進んでいくのだけど、後半になるにつれ、こいつの人生はなんて数奇なんだと。主人公である晃士も姉の麻衣も、理解が良すぎる…。

    天才少年探偵とやらが出てくるのを今か今かと、うずうずしながら読んでいました。ジュリアンと晃士&麻衣トリオの探偵ものとか、あったら読んでみたいくらい。

    出生の真相は、代理母云々のだいたいの知識があれば、たぶんすぐピンとくると思う。どんでん返しこそなかったけれど、貼られた伏線が綺麗に回収されてすっきりでした。
    真相が真相だっただけに、陰鬱に終わってしまうのだろうかと思ってたけど、むしろ清々しいくらい明るく終わってて笑いました。おもしろかった!

  • 2015.3/3〜11。とても楽しめた。前世の記憶が現世の殺人事件と関わってくる。ファンタジーかと思いきや、さすが歌野さん。

  • 少年の前世の記憶の謎を解く物語。
    早い段階から、なんとなく結末は読めるんだけど、それなりに面白かった。
    ただねぇ、産みの母親と育ての母親を両方とも殺されたわけでしょ、この少年は。
    にしては、理解がありすぎる気が。
    もうちょっと心の傷は深いと思うんだけどな。

  • 悪魔祓いや前世といった非科学的かつ神秘めいた言葉と猟奇殺人という組み合わせだが、真相は人類が種の保存のために生み出した科学が解き明かすところが面白い。今でこそその是非が社会的に問われたり、芸能人夫妻がその方法を使ったりと、その言葉は広く一般に聞かれるようになったが、本書が刊行された当時ではかなり先進的なテーマであったはずだ。

  • 前世の記憶がある主人公が、記憶によく似た状況で義理の母親を殺される。そこに残された紋章は記憶にあるバロン・サムディの紋章だった。
    義理の兄弟と推理を進めるうちに、日下部晃士の実の母親の隠された秘密に行き当たる。
    強引な展開だが、歌野晶午らしいアット驚く展開が待っています。

  • 伏線回収の後半はサクサク読めるが、歌野氏とは思えない全体に軽い
    印象はあった。
    やはり無理やりにでも大きくひっくり返してもらいたかったかな。
    個人的にはタイトル負け・・・・って感じ。

  • 1998年に単行本として刊行されたものなので、作中のネットや不妊治療に関する記述が古いのも仕方ない。目をつぶるほどの欠点でもなかったかな。とりあえず面白かった。
    どこかの文章で歌野の評価が高くなったのは「ブードゥー・チャイルド」以後だというのを読んで以来、ずっと読みたかったもの。前世の記憶のある少年が巻き込まれる現世での殺人事件のお話。伏線がきれいに盛り込まれていたなぁという印象。「前世」での記憶で兄たちからぬるぬるとした指で撫でつけられた、という部分だとか、悪魔の口にする言葉の理解不能性だとか、うまいなぁ、と思った。まあ、一番うまいなぁと思ったのはもちろん「悪魔の絵」だけど。
    真相が暴かれていく途中で代理母である可能性には気づけるが、それなりに騒がれて知識として知っていたからすぐ気づけただけだと思う。
    誤解が誤解を呼んで誤解のまま誤解から起こった事件、みたいな。

    抜粋。

    「両親があんな目に遭って、誰をかばうというんです」
     自分をかばうためにぬけぬけとそう言えてしまうのだから恐ろしい。

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プロフィール

1988年9月、『長い家の殺人』でデビュー。

「2017年 『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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