ハッピーエンドにさよならを (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 741
レビュー : 86
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043595075

感想・レビュー・書評

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  • アンハッピーエンドな短編集

    「おねえちゃん」
    骨髄移植のために生まれたと勘違いした女子高生が両親と姉を殺す

    「サクラチル」
    東大受験に失敗しまくる息子ともう潮時だと感じる母

    「天国の兄に一筆啓上」
    3頁からなる兄にあてた犯罪告白手紙

    「消された15番」
    背番号15の高校球児を劇愛する母がTV中継を中断させた誘拐殺人犯に逆切れする

    「死面」
    開かずの間に保管されていた仮面を被って肝試しで殺される

    「防疫」
    幼稚園のお受験調教を体験していた彼女が子供を産まない理由

    「玉川上死」
    死体のふりして玉川を流れていた男子高生の同級生がその模様を撮影中に殺される

    「殺人休暇」
    OLがストーカー男を殺す

    「永遠の契り」
    憧れの女子を自宅に誘った男子の青春

    「In the lap of the mother」
    パチンコ好きの母が子供を殺す

    「尊厳、死」
    仕事も自殺も面倒なホームレスがホームレス狩りにあいボランティア女性を殺す


    「おねえちゃん」は映画「私の中のあなた」の発展系で面白かった。

  • おねえちゃん★★★★
    サクラチル★★★★
    天国の兄に一筆啓上★
    消された15番★★★
    死面★★★★
    防疫★★★
    玉川上死★★★★★
    殺人休暇★★★
    永遠の契り★
    In the lap of the mother★★
    尊厳、死★★★

    タイトルにある様に、全てアンハッピーエンドな物語。
    ただ、最近良くあるイヤミスほど、嫌な後味は無いので、個人的には面白く読了しました。

  • アンハッピーが軽いタッチで書かれています。読みやすく、時には考え、感情が通り抜けていきます。短編集好きですが、これはなかなか読んで良かった一冊。

  • 歌野晶午はね、こういう無慈悲な話を書くのがピカイチ上手。

    密室殺人ゲームのときから思ってたけど、理由のない理不尽な話がわたしは好きなのかもしれない。歪んでるかなぁ。

    特にお気に入りなのは、プレゼントを送りつけられる女の話と、パチンコ狂いの母親の話。
    どっちも加害者の方は罪に対して無自覚なの。とっっても自己中!
    プレゼント送りつけられる女の話は、最後の一文がゾワっときた~こわい!

    2018.04.22

  • 後味悪いの結構すき。
    女作家イヤミスって感じのはあんまりだが、こういうのは好き。

  • 見事に後味の悪い話ばかり!
    叙述もちらほらあって、飽きることはない。
    短編集だけど、各話の登場人物が大抵3人前後で収まっているため、読みやすい。

    後味が悪いのは小説として決して嫌いではないけれど、暗い気分のときは読まないほうがいいかも 笑

  • 笑えない(笑)

  • 歌野さん1冊目。
    タイトル通り・・・(笑)
    全てダークにするか!と思いました。
    面白いです。

  • ブラックな話の短編集。ホラーチックなのもあって良かった。

    最後の一行でひっくり返されるのも多い。

    しかし、どんでん返しものばかり読んでると予想できてしまうのもちょっと寂しい。

  • 歌野晶午さんの本初めて読みました。
    『葉桜の季節に君を想うということ』が有名だったので、ずっとそれは読んでみたいなと思ってたんですが、とりあえず読みやすそうな短編集からと思ってこれを読みました。
    ぱっと見はかわいらしい表紙と思ったんですが、よく見たらなんか怖い表紙でした。
    そして内容も全部タイトル通りなようで、私はハッピーエンド派なのであんまり期待せずに読みました。

    短編なので全体的に物足りない感じはしましたが、その分読みやすかったので、あっという間に読み終わってしまいました。
    どの話も確かにハッピーエンドじゃなかったです。
    でもバッドエンドというよりはアンハッピーエンドっていう感じがしました。
    必ずしも嫌な終わり方じゃないけど、幸せな終わり方はひとつもないって感じです。
    読んでて楽しくはならないけどおもしろかったです。

    私的には『おねえちゃん』『サクラチル』『玉川上死』がおもしろかったです。
    この3つは長編で読んでみたいなと思いました。
    歌野さんの本もっといろいろ読んでみたくなりました。
    『葉桜の~』も読みたいし、ほかにもおもしろそうなやつ読みたいです。

著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年に刊行された『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」共に第1位、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。10年には『密室殺人ゲーム2.0』で史上初、2度目となる第10回本格ミステリ大賞を受賞。その他の著書に、『世界の終わり、あるいは始まり』『家守』『ずっとあなたが好きでした』等がある。

「2019年 『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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