闇夜に怪を語れば: 百物語ホラー傑作選 (角川ホラー文庫 113-1)

  • KADOKAWA
2.95
  • (2)
  • (3)
  • (29)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 100
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043598021

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新説「百物語」談義 京極夏彦 東雅夫

    蜘蛛 遠藤周作
    週刊新潮 1959年7月13日

    暴風雨の夜 小酒井不木
    講談倶楽部 1926年1月

    露萩 泉鏡花
    女性 1924年10月

    怪談会 水野葉舟
    勧銀月報 1909年8月、9月

    怪談 畑耕一
    三田文學 1913年2月

    怪談 福澤徹三
    ブロンズ新社「幻日」 2000年3月

    怪談 杉浦日向子
    JUNE 1984年3月~88年1月

    百物語 仙波龍英
    マガジンハウス「墓地裏の花屋」 1992年9月

    百物語 森鴎外
    中央公論 1911年10月

    森鷗外の「百物語」 森銑三
    歴史と人物 1971年4月

    百物語 岡本綺堂
    婦人倶楽部 1924年7月

    百物語 都筑道夫
    小説新潮 1974年10月

    百物語 高橋克彦
    毎日小学生新聞 1997年8月24日

    百物語 阿刀田高
    オール讀物 1997年7月

    百物語 花田清輝
    美術批評 1955年7月

    百物語異聞 倉阪鬼一郎
    恐怖省 4号 1984年9月

    岡山は毎晩が百物語 岩井志麻子
    幻想文学 61号 2001年8月

    贈り物 若竹七海
    幻想文学 61号 2001年8月

    鏡 村上春樹
    トレフル 1983年2月

    解説 東雅夫
    百物語という呪い

  • 月のない晩、一堂に会した人々が百筋の灯心に火をともし、怪異を語り合っては、一話ごとに灯心を一筋ずつ消してゆく。やがて百話満了した真闇のただなかで、必ずや怪しい出来事が起こるという…。江戸から続く「百物語」怪談会の伝統と恐怖を今に伝える、小説、エッセイ、詩歌から評論まで、多彩な作品を精選収録。時の流れに磨きぬかれたホラー・ジャパネスク=究極の怪談をお楽しみあれ。(裏表紙)

    百物語に関するあれこれを集めたアンソロジー。小説以外にもちらほらあるってのが面白い。百物語のエッセイなんてそうそうないんだから、もっとこっちを読みたかった。

    良かったのは、
    遠藤周作『蜘蛛』
    仙波龍英『百物語』(詩歌)
    倉坂鬼一郎『百物語異聞』

  • なんかいまいち。

  • ホラーは何かと好きなんですが、やっぱり夏に読むと何か違う・・・のかな。

  • 鏡花百物語集にも載っている「露萩」がこっちにも。なんて読むんだろ。ロシュウ?

    幽霊かわいい。

  • 高島野十郎の表紙画に惹かれて購入。面白かった。

  •  百物語ホラーのアンソロジー。

     遠藤周作、森鴎外、村上春樹といった、ホラーとは無縁のような作家がはいってるのがミソ。
     ようするに、人は「語る」のが好きなんですな。それが、怪談だとなお好きなのか、って思った。「リング」だって、最初は主人公に怖かった話を「語る」ところから始まっていた記憶があるんだが…。

     なかなか怖かったです。
     それも、遠藤周作と、村上春樹。両方とも別のところで既に読んだことある短編だったので、ちゃんと筋もオチも知ってるのに、怖かった。も、しばらく雨の日にタクシー乗れないし、夜の学校はいけない(絶対いかないけどさ)
     春樹の「鏡」は、ドアの壊れた音、っていうのが不気味にたまらく怖い効果を上げてるんだけど、それって私だけなのかな。でもって、やっぱりこれは効果狙った表現なんだろうか? 気になる。

  • 百物語をテーマにした、短編・随筆・評論集。
    幼いころに読んだ遠藤周作の怪奇短編『蜘蛛』が収載されている。やっぱりこわい!

  • 怪奇幻想文学第一人者、東雅夫氏の編による百物語アンソロジー。森鴎外や泉鏡花から岩井志麻子、京極夏彦など、新旧作品バランス良く編まれた名著。
    錚々たる著作陣です。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿刀田高の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
井上 雅彦
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×