冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 7472
レビュー : 850
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043599011

作品紹介・あらすじ

あのとき交わした、たわいもない約束。10年たった今、君はまだ覚えているだろうか。やりがいのある仕事と大切な人。今の僕はそれなりに幸せに生きているつもりだった。だけど、どうしても忘れられない人、あおいが、心の奥に眠っている。あの日、彼女は、僕の腕の中から永遠に失われてしまったはずなのに-。切ない愛の軌跡を男性の視点から描く、青の物語。

感想・レビュー・書評

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  • こちらは男目線の物語

    やはり同性であるからか、
    感情移入しやすい。

    男は名前をつけて保存
    女は上書き保存

    だから男は過去の恋愛を思い出しは浸り、引きずり、未練に溺れる。そういうもんなんですかね。

    そしてこちらはRosso(赤)より
    気持ちのいい、希望の見いだせる結末でした。


    男性と女性とで
    それぞれ青と赤、どっちが良かったかとか
    どっちがどうのこうのとワイン飲みながら議論したいと思いました。以上!

  • Rosso→Bluの順で読んで正解だったかも。
    Rossoが「静」なら、Bluは「動」、とどこかで読んだことがあるような気がするけど、まさにそんな感じ。冷静のあおいと、情熱の順正。
    この小説の良さはイタリアが舞台というところにあると思うので、頭の中でイタリアで見た光景を思い出しながら読むことができてよかった。

  • 図書館の『LOVE』特集に並んでいて「そういえばこれ、あんなに流行ったのに読んでない…」と手に取った本。
    …あああああ。
    なぜに『青』から読んじゃったんだ、私(>_<)。
    これは交互に読むべきだった(>_<)!
    読む順番を間違えたとはいえ、とても素敵なストーリーでした。
    風景の描写にイメージが湧きます。
    小田急沿線に住んでる私は感情移入もしやすくそこも良かった。
    冷静な順生の時折見せる激しさやくすぶった情熱。
    昔の恋人と今の恋人、そして師匠への愛情に揺れる心情。
    なかなかオトナなラブストーリーでしっとりしました。

    江國香織さんの方が早くラストを書き上げ、辻仁成さんに「このまま終わらせないで」と頼んだ…という経過をがあったそうで…。
    こういう手法の小説は楽しいね(^^)。
    交互に連載したのに、出版はそれぞれが…というところがまた良い。

  • 人生において大切なものとは何か?正直でいようとする順正もアオイも、生き方もなんだか共感出来た。rossoから読みbluを読み、正解でした。
    そっかやっと順正はアオイの性格を理解したのね…と。
    ユーロスター!

  • RossoよりBluに強く心を揺さぶられた。
    2つを読んで初めて、この本たちのタイトルは、
    冷静と情熱のあいだって言葉がぴったりだと思った。

    本の終わりで、人って、大人になるにつれて、
    素直に感情表現出来なくなるのかな。。
    このまま終わってしまうのかな。。
    と思ったところで、順正が急行列車に乗ったのが最高だった。

    大人になって、プライドとかも芽生えて、素直になれず、
    冷静が勝ってしまうこともあるかもしれないけど、
    それでもプライドばかりを大切にして、
    情熱を大切にしないと、後悔してしまうこともあるよな、なんて考えてしまった。

    友達からサヨナライツカを勧められたのに、間違えてこの本を買ってしまって、最初はショックを受けてたけど、読み終わって、読んで良かったな、と思っている。

  • 何年もの間、一人の人を忘れられない。
    何年ものこんなにも好きなのに、どうしようもない、っていう思い。
    読みたかったどんぴしゃだった。
    前に読んだサヨナライツカのときは、何だかくさいなぁって思ったけど、情熱的な辻仁成さんの本が読みたくなって読んだ。
    よかった。

  • 今でも元恋人・あおいを忘れられない順正。環境が変わっても、現在や未来に目を向けられず、依然として過去を引きずりながら生きている。二人は八年前の約束を守って再会するが、その三日後、あおいは順正に別れを告げる。そこで終わりかと思ったけれど違った。感涙。

  • 江國さんのさらりとした文章に比べ、辻さんの書く文は事細かな印象。
    他の作品を読んだことがないから、少なくともこの作品に関しては。

    順正というキャラクターを好みだとは思わないけど、嫌いになれないのは、その一途さかしら。
    男のほうが過去を引きずるってのは結構聞くけど、私が今まで読んだ小説は男性の主人公があまりないせいか、それもまた新鮮なのかもしれない。

    前読んだとき、お祖父さんの印象が薄かったけど、再読したら凄くよかった。
    そして芽美。彼女は可愛い。憎めない。私はこの娘が好き。

  • 暗い。
    なんでこんなに暗いんだ!とびっくりする位後ろ向き。
    ひたむきに葵を思ってる、と言えば聞こえは良いけど、他に彼女作ってるし、なんで彼女が去ったのか知ろうとしてない気がしてイライラした。

  • 年に一回は必ず読み返す。特にこのblueがすき。

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著者プロフィール

辻 仁成(つじ ひとなり/つじ じんせい)
1959年生まれ、東京都出身。ミュージシャン、映画監督、小説家。1985年にロックバンドの「ECHOES(エコーズ)」ボーカリストとして活躍。2003年に渡仏し、拠点をフランスに置いて創作活動を続けている。
1989年『ピアニシモ』で第13回すばる文学賞を受賞し作家デビュー。1997年『海峡の光』で第116回芥川賞を受賞。1999年、『白仏』のフランス語翻訳版で、フランス五大文学賞の一つフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。
ほかの代表作として、映画化された『冷静と情熱のあいだ Blu』『サヨナライツカ』をはじめ、『右岸』『ダリア』『父 Mon Pere』など。

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