歯車―石ノ森章太郎プレミアムコレクション (角川ホラー文庫)

  • 角川書店
3.40
  • (1)
  • (0)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043610020

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 名作「くだんのはは」「マタンゴ」が収録。くだんのはははいつ読み返しても怖い。くだん自体が怖いのではなく、物語の持つ雰囲気と流れの怖さ。

    私は手塚派だから、石ノ森は正直最初、手塚の亜流だとしかとらえて読んでいなかった。石ノ森の作品はたいがい読んだが、なぜ手塚が嫉妬したり「石ノ森になりたい」とまで言ったのか、子どもの私にはわからなかった。
    でも、この文庫を読み返して、石ノ森にあって手塚にない「洗練感」を強く感じた。絵も話も物語のマンガとしての流し方も、お洒落なのだ。
    手塚がキャラクターを「筋の語り手」としか描いていない短編も多い中で、石ノ森のキャラクターは細部まで活きている。色気がある。
    これからはもっと違う目線で石ノ森を読み返せると思うと楽しみ。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

本名:小野寺章太郎。1938年1月25日、宮城県登米郡(現・登米市)生まれ。1954年、高校在学中に『二級天使』でデビュー。高校卒業と同時に上京し、漫画家生活に入る。 代表作に『サイボーグ009』『仮面ライダー』『佐武と市捕物控』『マンガ日本の歴史』などがある。1998年死去。2006年、角川書店(現・KADOKAWA)から500巻770作品におよぶ個人全集『石ノ森章太郎萬画大全集』が発行開始され、一人の著者による最も多い漫画の出版の記録としてギネスブックに認定される。

「2021年 『石ノ森章太郎コレクション SF傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石ノ森章太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする
×