今夜は眠れない (角川文庫)

  • KADOKAWA (2002年5月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784043611010

作品紹介・あらすじ

中学一年でサッカー部の僕、両親は結婚15年目、ごく普通の平和な我が家に、謎の人物が5億もの財産を母さんに遺贈したことで、生活が一変。家族の絆を取り戻すため、僕は親友の島崎と、真相究明に乗り出す。

みんなの感想まとめ

突然の5億円の遺産相続が引き起こす家庭の変化を描いた物語は、平凡な日常が一変する様子を軽快に表現しています。中学1年生の主人公が、友人と共に真相を究明する過程は、まるでホームズとワトソンのようなコンビ...

感想・レビュー・書評

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  • 突然、5億の遺産を手にする事になってしまったちょっと家庭不和気味の普通の家庭。そこから始まる難事件に中学生の息子が友人と共に奔走する。
    ホームズ・ワトソンコンビの系統ですね。軽快なお話ですが、ラストに一工夫。
    小学生から中学生がミステリーに興味を持ってくれそうな導入本。
    宮部さんってホント何でも書ける。

  • ある日突然、
    「5億円あげます」
    と言われたらどうする?

    やったー!
    明日から億万長者だー♪

    ……なんて、呑気に喜んでいられるか。
    そんな夢物語みたいな話、普通は信じない。

    でも、それが本当に起きてしまった家族の物語。

    僕、緒方雅男は中学1年生。
    ある日、家にやってきた弁護士から、とんでもない話を聞かされる。

    20年前、お母さんがほんの少し関わり、助けた男・澤村が亡くなった。
    そしてそのお礼として、お母さんに5億円の遺産を遺したいというのだ。

    突然降って湧いた大金に戸惑うお母さん。
    「昔ちょっと助けただけで、そんな話あるか!」
    と疑いを隠せないお父さん。

    平凡だと思っていた僕の日常は、一気に崩れていく。
    周囲の視線は変わり、家族の空気も変わってしまった。

    そんな中、唯一5億円に動じない友人・島崎だけが、僕の居場所になっていく。

    一方その頃――
    持ち主を不幸にすると噂される黒真珠
    〝ポセイドンの恩寵〟推定3億円を巡り、資産家令嬢と女優の泥沼騒動が世間を賑わせていた。

    無関係に見えた二つの出来事。
    それが繋がった時、物語の幕は閉じる。

    今年の15冊目

  • とても読みやすい。
    最近は重めのミステリーとか色々と考えさせられる作品を読んでいたので、この作品は疲れずスッキリ読めました。
    終盤までは、話の落ちがあるのかという感じだったけど、最後は良い感じでした。

  • 素直に面白かった!
    ありふれた家族に起こったありえない事件。
    家族が1つの絆で固く結ばれていると思うのは、思い上がりかもしれませんね。家族だからって、みんなが同じ方向を見ているわけじゃなくて、お互いのことを何でも知っているわけでもなく。だけどそんなことに気づかない振りをして日常を過ごしている内に、それが幸せな家族という幻想にすり替わっている……と、そんなことを言ってしまうと、家族って何だかつまらなく味気ないものになってしまいますね。でも、だからこそ何かの拍子に、自分にとって何が大切で何が幸せなのか気づくことも出来る可能性も秘めているのだと思います。そうなれば、家族は強い。ちょっとやそっとでは解けない絆が今度こそ結ばれるのではないでしょうか。
    今回の事件は、中学一年生の雅男くんを幼い子どもから、きりっとした大人の表情を垣間見せるような少年へと成長させました。
    宮部みゆきさんの少年が主人公の作品は、ほんの数冊しかまだ読んでいませんが、彼らは過酷な運命や試練、絶望感をいつだって背負わされます。更に子どもという立場はいつだって大人の都合によって振り回されます。今回の雅男くんもその内の1人だと思います。けれど彼はちゃんと自分の力で立ち上がります。そして信頼できる仲間とともに頭で考え行動に移し、現実を打破していきます。
    宮部さんは、少年たちの持つ可能性を信じている人なんだと思いました。雅男くんが真実に辿り着くのを優しく温かい眼差しで見守っている、まるでマダム・アクアリウムのようです。
    雅男くんをはじめ島崎くん、マダム・アクアリウムとその息子、彼らがとっても大好きな登場人物となりました。また会いたいです。

    • hs19501112さん
      突然のコメント、失礼いたします。

      レビュー率100%って・・・素敵です。

      思わずフォローさせていただきました。
      突然のコメント、失礼いたします。

      レビュー率100%って・・・素敵です。

      思わずフォローさせていただきました。
      2018/12/19
    • 地球っこさん
      hs19501112さん、コメントありがとう
      ございます(*^^*)
      これからよろしくお願いします。
      レビューは、最初の頃よりはまだマ...
      hs19501112さん、コメントありがとう
      ございます(*^^*)
      これからよろしくお願いします。
      レビューは、最初の頃よりはまだマシな
      (字数が増えた 笑)文章になってきたかな
      と自分では思ってるのですが……^^;
      と言っても、内容は読書日記とか感想な
      ので、難しいことは何にも書けてません……。
      語彙力とか増えたら良いんですけどねぇ。
      2018/12/19
  • 読みやすかったけど、ドタバタ感がすごくてちょっと疲れてしまった。

  • 母さんが突然五億円を相続することに?!仲の良かったはずの家族がバラバラになっていく…絆をとりもどために、僕は調査に乗り出した!

    再読。
    え、え、え!と、最後は驚きの連続。
    ところどころ読んだ覚えはあるものの、結末を全く覚えていなかった自分…。
    スラスラと読める語り口もまた、宮部みゆきならでは。

    温かい読後感。
    男の子の心情を描くのが上手いなぁと改めて感じた。まだ子どもだけど、どこかドライ。ちょうど娘が中学一年生なので、リンクしてしまった。

  • 悪人などいない、真犯人のいないミステリー。
    五億円自体にはあまり触れられておらず、物語を動かす部品の一つでしかなかったのが面白い。
    この物語の展開が全て仕組まれたことで、後半で一気に伏線回収で気持ちがいい。

    家族が五億円で離れ離れになり、家族のピンチでグッと縮まるのがステキな家族だな〜って思った。

    ゆっくり読みすぎて、ストーリーの良さを忘れてしまう。
    一気読みすればよかった。

  • 母親に突然謎の5億円の遺産が舞い込み、色々な騒動が始まる中、中学生の息子と友人が謎を解明すべく調べ始めます

    再読。なのに話に思い切りびっくり(パラパラ漫画だけはしっかり覚えていたけれど)そしてこのブクログに433人もの人たちが感想を書いていること、一般にもこの本が読書感想文の対象になっていること、にも驚きました。嬉しい驚き。大好きな宮部みゆきさんの25年前の作品

  • 語り手が中学1年生の「僕」だから難しくないし、重くないし、殺人もないし、凶悪犯もでてこない。ミステリーをふだんあまり読まない私にはこれくらいが丁度いいかも。
    子供でも大人でもない賢い少年2人が夏休みを使って真相究明していく。
    何も予定のないお盆休みに一気読みするのにぴったりの一冊でした。

  • 宮部みゆきさん初読です。
    280頁とそう長くなく読みやすかった。
    スタンドバイミーみたいな思春期の冒険譚で、ハラハラドキドキしながらで楽しかった。最後の最後にひっくり返るストーリーもありおすすめです。
    次は模倣犯を読もうかなぁ

  • 昔読んだことあったのに、すっかり忘れてて楽しめた。
    26年前の話だから、今だとスマホがあるし無理がある設定。それでも、まあまあ今でも通用しそう。結局5億なんてお金、急に転がり込んできたら、みんな妬んで嫌がらせとか大変だろうな。
    息子目線で話は進んで、母親の若いころの恋愛を探る心境が、今の自分の年齢で読むと新鮮。結局、上手くいったし、ちょっと切なくもあり綺麗に終わって読後もスッキリ。

  • 宮部みゆきさんの作品を読んで毎回驚くのが悪意の描写の生々しさ。人間の醜さを感じるし、それが逆に絆や情の尊さを引き立たせてもいる。

    本作は語り手である主人公が中学生なのもあってライトな語り口で読みやすかったし、小さなホームズくんとワトスンくんの調査パートなんかは童心に戻ったような心地で一緒にワクワクしながら読んでました。

    そして最後の急展開。まさかそこもグルだったの!?
    でも裏表紙のあらすじを見返して納得。

    「眠っていて見る夢も、起きていて出会う幻覚も、どちらも同じように不吉な色をしているのなら、眠りにはなんの意味もないから」

  • 【賭ける価値があるかを見定める為に、賭けねばならないものがある】

    ・大人ぶった主人公と友人島崎の掛け合いが面白い。自分が子供だという立場を利用して、上手く立ち回る様子は、ずる賢さを感じさせるが憎たらしくはない。それは、やはり彼らが子供である一面が垣間見えるからだと思う。

    •意味のない文章はミスリードを産む為、作品で突然でたポセイドンや分厚い眼鏡はやはり物語に関わってくる。

    •狆を踵で踏んだ顔とはどんな顔だろう。

    •宮部みゆきの作品を初めて読んだが、読みやすくハッピーエンドでいい気分で読み終えれた。

  • すごく面白くて一気に読んでしまった。
    作中に出てくる「放浪の相場師」こと澤村直晃はルパン三世、「マダムアクアリウム」は峰不二子みたいだなと思って読んだ。

  • お父さんの最後の激情が笑える。

  • 中学生の自分が読書いいなって思うきっかけかも。

  • 中学の男子が「かしら」って言うかな?
    いや、何度も出てきたのでちょっと気になってしまいました
    ストーリーは楽しめました
    にしてもアクティブな中学生たちだなと

  • サラッと読める、小さくて大きな家族ドラマ。
    ドロドロしてないけれど全くのハッピーエンドは期待していない、最後は胸のすく思いをするようで、良い読了感だった。

    大人には一つくらい、秘密がある。大人になったら一つ、秘密ができる。なんだかロマンがあっていいなぁ。

  • 知人の積本を読んでやろうシリーズ(笑)

    1991年の作品。
    ぼくの生まれる前の作品です(大嘘
    携帯なんてない、車で聞くのはカセットテープ(笑)

    さすがに古すぎ
    中1の男子目線なんだけど、まあ大人びてる
    僕の中1なんて、単なるク◯ガキですよ
    ┐(´д`)┌ヤレヤレ

  • ミステリと知らずに読んだのもあってか、最後まで掴みどころがないというか、どうなるんだろうと思いながら読んでいた。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ・みゆき):一九六〇年東京都生まれ。八七年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。『火車』で山本周五郎賞、『理由』で直木三十五賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞、ほか多数の文学賞を受賞。『霊験お初捕物控』『ぼんくら』『三島屋変調百物語』シリーズ、『きたきた捕物帖』シリーズなど著書多数。


「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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