今夜は眠れない (角川文庫)

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レビュー : 360
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611010

作品紹介・あらすじ

母さんと父さんは今年で結婚十五年目、僕は中学一年生でサッカー部員。そんなごく普通の平和な我が家に、ある日突然、暗雲がたちこめた。"放浪の相場師"とよばれた人物が母さんに五億円もの財産を遺贈したのだ。お隣さんや同級生は態度がかわり、見ず知らずのおかしな人たちからは脅迫電話があり、おまけに母さんの過去を疑う父さんは家出をし…。相場師はなぜ母さんに大金を遺したのか?こわれかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエースの島崎と真相究明の調査にのりだした。

感想・レビュー・書評

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  • 中学生が主人公!!1
    最近読んだのですね読んだのですね!
    森博嗣だったのですが、やっぱり女性が書く少年は、何と言うか素直に微笑ましく頷けるのです。

    タイヤ痕と言う言葉を使ったり、イーグルスの歌詞が簡単だからある程度わかったり……
    実は帰国子女の高校生くらいの年齢??
    と思っていたのですよ!
    そうなのです。宮部みゆき社会派なのです。

    突然5億円を相続(?)することになった家族のお話なのですが
    しーなが好きなのは、段落末に一言添えられる少年の心情なのです
    「誰と観たの?」から始まって「これは今でも、座右の銘です」とか「カツ丼はしょっぱかったです」とか。
    この少年の感想が、なんだか一層身近に感じられてすごく好きだったのでした。

    ありがちとも思える、少年の同級生は行動力もあってミステリマニア張りの観察力と洞察力。
    探偵役にもなりそうな感じに、しーなはやっぱり「少年がミスリードなのですかあああああああ!!1」と息を荒くしてしまったのですが、そうなのです。社会派なのです。
    何度も念じながら読み進めていくと
    少年の家族に降りかかる事件で、家族の絆と言うか、夫婦の繋がりと言うかが見直されたり深まったり。

    しーながもっと少年に近い年齢か、少年くらいの年の子供を持つママだったらもっと感情移入出来たんだろうなーと思ったのです
    この家族がこの後、どんな風になって行ったか。
    消えた真珠がロマンと共に未来に託された感じが、とても柔らかい気持ちにさせてくれたのです。

  • スピード感があって、一気読み。どんでん返しのどんでん返しで、最後まで食い入るように読んだ。わざとらしくない人間の描き方が、さすが宮部ワールド。

  • サラッと読める、小さくて大きな家族ドラマ。
    ドロドロしてないけれど全くのハッピーエンドは期待していない、最後は胸のすく思いをするようで、良い読了感だった。

    大人には一つくらい、秘密がある。大人になったら一つ、秘密ができる。なんだかロマンがあっていいなぁ。

  • 中学生が主人公のお話。
    展開にわくわくさせられて、どんどん読めました。
    ほっこり読後感でした。中学生の頃に読みたかったな。
    この本の雰囲気も表紙の絵も好きです。

  • ホラー系かと思って読み始めたら、中学生が語り手の爽やかミステリーだった。
    色んなところであれ?と思ってしまった。ミステリーが本当に好きな人にはおすすめできない。中学生の時に読んだら楽しめたかな。

  • 面白かったです~

  • この本大好きです。
    夢ありドラマありどんでん返しありで読後感も良く、且つグロもエロもないので老若男女問わず誰にでも安心して勧められる本。

    振り回される側に見えた平凡な人物の、一世一代の賭けに心が震えました。

  • 親戚でも何でもない相場師の死、そしてなぜか僕の母さんに彼から5億円が遺贈された…彼と母さんの関係は?
    中学1年ののほほんとした僕と、切れ者の親友島崎が調査を開始。島崎のキャラクターいいなあ、気に入った。ちょっと僕の語り口がわざとらしかったけど(高田崇史の千波くんシリーズを彷彿とするような)、島崎がいい感じに好みだったので気にしないことにした。

  • 2017.8.25読了。

    突然ポンと大金を手にしたら...
    あーしてこーしてっていう前向きな野望?は浮かぶけれど、家族とか日常生活の崩壊まではイメージできない。
    それだけ、大金とは無縁な人生ってことかしら?
    なんて事を思い浮かべた。
    色々崩壊してもいいから、手にしてみたいもんです、大金(´ー`)

  • 思春期の、大人じゃないけどもう子供じゃない、大人の狡さはまだ許せないけど、何も知らない子供でもない。
    そんな微妙な少年の心の機微を、なんでこんなに上手く表現できるんだろうか。
    最初の執筆は91年ということで、もう25年以上前。
    古さは感じないけど、なんとなくノスタルジックな雰囲気がある。
    続編も読んでみたい。

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