今夜は眠れない (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 4933
レビュー : 374
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611010

作品紹介・あらすじ

母さんと父さんは今年で結婚十五年目、僕は中学一年生でサッカー部員。そんなごく普通の平和な我が家に、ある日突然、暗雲がたちこめた。"放浪の相場師"とよばれた人物が母さんに五億円もの財産を遺贈したのだ。お隣さんや同級生は態度がかわり、見ず知らずのおかしな人たちからは脅迫電話があり、おまけに母さんの過去を疑う父さんは家出をし…。相場師はなぜ母さんに大金を遺したのか?こわれかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエースの島崎と真相究明の調査にのりだした。

感想・レビュー・書評

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  • 素直に面白かった!
    ありふれた家族に起こったありえない事件。
    家族が1つの絆で固く結ばれていると思うのは、思い上がりかもしれませんね。家族だからって、みんなが同じ方向を見ているわけじゃなくて、お互いのことを何でも知っているわけでもなく。だけどそんなことに気づかない振りをして日常を過ごしている内に、それが幸せな家族という幻想にすり替わっている……と、そんなことを言ってしまうと、家族って何だかつまらなく味気ないものになってしまいますね。でも、だからこそ何かの拍子に、自分にとって何が大切で何が幸せなのか気づくことも出来る可能性も秘めているのだと思います。そうなれば、家族は強い。ちょっとやそっとでは解けない絆が今度こそ結ばれるのではないでしょうか。
    今回の事件は、中学一年生の雅男くんを幼い子どもから、きりっとした大人の表情を垣間見せるような少年へと成長させました。
    宮部みゆきさんの少年が主人公の作品は、ほんの数冊しかまだ読んでいませんが、彼らは過酷な運命や試練、絶望感をいつだって背負わされます。更に子どもという立場はいつだって大人の都合によって振り回されます。今回の雅男くんもその内の1人だと思います。けれど彼はちゃんと自分の力で立ち上がります。そして信頼できる仲間とともに頭で考え行動に移し、現実を打破していきます。
    宮部さんは、少年たちの持つ可能性を信じている人なんだと思いました。雅男くんが真実に辿り着くのを優しく温かい眼差しで見守っている、まるでマダム・アクアリウムのようです。
    雅男くんをはじめ島崎くん、マダム・アクアリウムとその息子、彼らがとっても大好きな登場人物となりました。また会いたいです。

    • hs19501112さん
      突然のコメント、失礼いたします。

      レビュー率100%って・・・素敵です。

      思わずフォローさせていただきました。
      突然のコメント、失礼いたします。

      レビュー率100%って・・・素敵です。

      思わずフォローさせていただきました。
      2018/12/19
    • 地球っこさん
      hs19501112さん、コメントありがとう
      ございます(*^^*)
      これからよろしくお願いします。
      レビューは、最初の頃よりはまだマ...
      hs19501112さん、コメントありがとう
      ございます(*^^*)
      これからよろしくお願いします。
      レビューは、最初の頃よりはまだマシな
      (字数が増えた 笑)文章になってきたかな
      と自分では思ってるのですが……^^;
      と言っても、内容は読書日記とか感想な
      ので、難しいことは何にも書けてません……。
      語彙力とか増えたら良いんですけどねぇ。
      2018/12/19
  • 中学生が主人公!!1
    最近読んだのですね読んだのですね!
    森博嗣だったのですが、やっぱり女性が書く少年は、何と言うか素直に微笑ましく頷けるのです。

    タイヤ痕と言う言葉を使ったり、イーグルスの歌詞が簡単だからある程度わかったり……
    実は帰国子女の高校生くらいの年齢??
    と思っていたのですよ!
    そうなのです。宮部みゆき社会派なのです。

    突然5億円を相続(?)することになった家族のお話なのですが
    しーなが好きなのは、段落末に一言添えられる少年の心情なのです
    「誰と観たの?」から始まって「これは今でも、座右の銘です」とか「カツ丼はしょっぱかったです」とか。
    この少年の感想が、なんだか一層身近に感じられてすごく好きだったのでした。

    ありがちとも思える、少年の同級生は行動力もあってミステリマニア張りの観察力と洞察力。
    探偵役にもなりそうな感じに、しーなはやっぱり「少年がミスリードなのですかあああああああ!!1」と息を荒くしてしまったのですが、そうなのです。社会派なのです。
    何度も念じながら読み進めていくと
    少年の家族に降りかかる事件で、家族の絆と言うか、夫婦の繋がりと言うかが見直されたり深まったり。

    しーながもっと少年に近い年齢か、少年くらいの年の子供を持つママだったらもっと感情移入出来たんだろうなーと思ったのです
    この家族がこの後、どんな風になって行ったか。
    消えた真珠がロマンと共に未来に託された感じが、とても柔らかい気持ちにさせてくれたのです。

  • スピード感があって、一気読み。どんでん返しのどんでん返しで、最後まで食い入るように読んだ。わざとらしくない人間の描き方が、さすが宮部ワールド。

  • サラッと読める、小さくて大きな家族ドラマ。
    ドロドロしてないけれど全くのハッピーエンドは期待していない、最後は胸のすく思いをするようで、良い読了感だった。

    大人には一つくらい、秘密がある。大人になったら一つ、秘密ができる。なんだかロマンがあっていいなぁ。

  • 中学生が主人公のお話。
    展開にわくわくさせられて、どんどん読めました。
    ほっこり読後感でした。中学生の頃に読みたかったな。
    この本の雰囲気も表紙の絵も好きです。

  • ホラー系かと思って読み始めたら、中学生が語り手の爽やかミステリーだった。
    色んなところであれ?と思ってしまった。ミステリーが本当に好きな人にはおすすめできない。中学生の時に読んだら楽しめたかな。

  • 面白かったです~

  • 59

    えーーもう面白い!寝る時間超えても止まらない面白さ。最初から最後まで面白くて一気読みです。

    突然家に5億が届き崩壊する家族と周囲、がテーマだと思ってたけど全然違った。
    母の一世一代の大博打だったんだ。
    父よ、あなたはいい女と結婚したよ。

    中学生の息子がえらいね。その友達は頭が良すぎるけど笑
    小説はフィクションだと思うからそんな野暮な常識は使いません。

    20190812

  • 5億円、調査

    かるーく読める

  • 主人公の母親に突然5億円の遺贈の申し出があり、家族はめちゃくちゃに振り回される話。

    お母さんが実は全て知ってたっていうのは意外でした。
    役者だなぁ。
    大変だったけど、夫婦仲も落ち着いて一件落着。

    再読だったけど、全然内容を覚えてなかったので、普通に楽しめました。
    続編も続けて再読したいと思います。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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