夢にも思わない (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 237
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611027

感想・レビュー・書評

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  • 『今夜は眠れない』の続編。
    秘かに恋心を抱くクラスメートの従妹が殺された。
    親友島崎と共にまたまた事件を調べ始めるのだが…。

    中盤あたりで犯人がわかり、「あれ?まだこんなに先があるし…。なにかどんでん返しでもあるのか?」と読み進んでいくと「こんな事実が隠されていたのね」。

    自分の身を守るための“小さな罪”
    犯罪ではないけれど、それでも“罪”には違いない。

  • 例の水族館が出てる時点で推せる。

  • 登場する少女たちの描写が面白かった。
    子供の世界も大人の世界もだいたい同じ。

  • 前作も想像より重かったけど、今作はその数十倍重かった。面白かったです心底。

  • あまりマジョリティーではないようだけれども、宮部みゆき作品の中では一番好きな話の一つ。
    とんでもっぽい要素は比較的薄く、ジュブナイルっぽさが初々しくて楽しい。

  • 宮部先生の著作は結構読んでいるけれど、心の描写においてこれまでで一番の傑作で、一番好きというには悲しくて切なすぎる物語だった。大好きで恋人にもなれた憧れのクドウさんの嘘。普通のストーリーだったら、そんな彼女の心の闇まで抱えて共に歩み、いつの日か本当の笑顔を、、みたいな終幕を期待しそうなものだけれど、それは許されなかった。情状酌量の余地ありでそこは目を瞑りたいところだったけど、緒方くんの正しすぎる正義はクドウさんの罪を完全に拒絶。それは大人になるための糧というには重すぎるものだった。

  • とにもかくにも結末が切な過ぎる。
    ただそれがこの作品の一番素晴らしい所だと思う。

  • 憧れのクラスメイトの従姉妹が殺された事件を、中学生2人組が探っていく。中学生ながらクールで頭の切れるホームズ島崎くんと、語り手で時に重要な手掛かりをつかむワトソン緒方くんは探偵ものの定型だけれど、重いラストをすこしライトにしている。「今夜は眠れない」の続編らしいが随分前にこちらを先に読んでしまったので、いまになって「今夜は…」を読んでいるところ。

  • 「今夜は眠れない」の続編になるのかな。
    そちらを読んでいなくても十分に楽しめます。

    現代においては決して少なくはないだろう事件。
    見た目が、おとなしくて、かわいらしくて、まじめで、清楚で、可憐で。。。そんな女性(というか女子)の実際の中身の部分の人間性が生んだ悲しい事件。

    文章も易しくて、結構すぐに読める。。。小中学生でも読めるくらい。
    最後の数ページに物語がぎゅっと収束して、それと同時に、現実味が帯びて、なんか胸が苦しくなる。

    でも、きっと身近にあるようなそんなお話。

  • うーん、これは面白い。倫理観や善悪の概念を揺さぶる作品です。主人公が中学生だからといってあまくみていると裏切られます。いい意味で。ほんと「夢にも思わない」良作でした。登場人物の描写も生き生きしてました。

著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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