あやし (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.50
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本棚登録 : 3786
レビュー : 285
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611041

作品紹介・あらすじ

木綿問屋の大黒屋の跡取り、藤一郎に縁談が持ち上がったが、女中のおはるのお腹にその子供がいることが判明する。店を出されたおはるを、藤一郎の遣いで訪ねた小僧が見たものは……江戸のふしぎ噺9編。

感想・レビュー・書評

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  • 宮部みゆき 著

    とても、良かった。
    レビューは後で…

  • 若旦那に気に入られた銀次が見聞きした話ー居眠り心中
    蝋問屋岡田屋に起こった惨劇とはー影牢
    酒屋兼子屋の女中奉公に上がったおゆうはー布団部屋
    しっかり者の姉の行く末ー梅の雨降る
    義母の昔語りー安達家の鬼
    孤児になった太郎が奉公に上がった先にー女の首
    口入れ屋にやってきた娘が出会った女ー時雨鬼
    下駄屋の平良屋で刃傷沙汰がおこるー灰神楽
    口入れ屋の二代目が耳にした不思議な話ー蜆塚
    以上商家の奉公人にまつわる9本の短編。

    お話として一番好きなのは「女の首」
    他はちょっと短くて「ふぅん」という域を出なかった。
    奉公人や商家の毎日が垣間見れるようで、そのあたりは楽しい。

  • 怖いです。
    お話に出てくる鬼や怨霊もですが、そんな鬼を産み出してしまう人の暗い気持ちが、何より恐ろしいと感じました。

  • 時代小説をじっくり読んだのは初めてかも知れません。
    江戸の不思議な話を集めた短編集です。
    やっぱり宮部さんの作品は読みやすいですv
    私が一番好きなのは「安達家の鬼」です。
    病気のおかみさんが語った、静かに寄り添う鬼のお話しです。

  • なんてことか宮部さんの作品は初読で、どんな風かわからないままページ捲って打ちのめされた。怖い。夜にトイレ行けない!っていうのじゃなくて、布団の中でじわじわ思い出してぞっとする感じ。人間の浅ましさをこういう目線で明確に的確に捉えていくのは、宮部さんの才能だろう。

  • 江戸、商家の奉公人たちにまつわる「妖」な短編9作
    どの妖も、ただ怖いだけではなく
    哀しいのが宮部作品の特徴。
    なるほど、これが三島屋シリーズに繋がっていくのだなぁ

  • 宮部みゆきの時代物は、妖しい話が多い。
    「安達の鬼」では、孤独な鬼と心を通じるようになった女が、鬼と共に生きることを選ぶようになる。でもそれは決して恐ろしいことではなく、まるで唯一の家族のよう。
    いつもそばにいて見守ってくる存在。

  • 再読。この所、宮部作品に嵌まり立て続けに何作か読んでますが、こういう怪奇時代小説は宮部さんの真骨頂ですね。これは再読ですが、いつ読んだか覚えていないくらいだったので、内容も結構忘れていて、ひんやりした怖さが楽しめました。“ばんば憑き“に出ていた灰神楽の話が読めて良かった。しかし“ばんば憑き“は救いのある話が多かったけど、“あやし“は怖いっ。でもさすが宮部作品、やはり怖いのは妖よりも人ですね。カボチャの神様が太郎を守ってくれて良かった。蜆塚が現代的なホラーでちょっと異色な怖さでした。

  • 宮部みゆきを読むのは久々。数えてみると19冊目だったんだけど、現代物しか読んだことが無かった。今回は初めて時代物に挑戦。といっても、江戸の怪談だけど。9篇収められた短編集。
    まだ若い子たちが、よその家に奉公に行き、そこで怪事件が起こる・・・という話が多かった。
    どれもぞくっとし、怖かった。 この本、自分が子供だったら確実に夜トイレに行けなくなる類だ。
    中でも「安達家の鬼」が印象に残ったかな。女中と、その義母の話。義母には「鬼」が付いているという。その鬼と出会うまでの義母の昔話がまた良い。怖いけど、この話は暖かさもあるから好き。
    「時雨鬼」もテンポ良く読みやすい。ラストシーンの主人公の心の迷いは、人間の誰もが持つ心の闇を表現しているよう。
    「影牢」もかなり強烈でインパクトのある話なんだけど、ちょっと心が痛くなる展開。
    「蜆塚」も怪談としてはかなり秀逸。
    9篇の中にはもちろん自分好みではないものもあったが、はらはらさせ、夢中にさせるストーリー展開は圧巻だった。
    「人間は誰でも鬼になる素質を持っているのかもしれない」と思わせる。怖いだけじゃなく、人間の心の裏側に訴えるものを感じた

  • 時代物の短編が9つ入っているんだけど・・・・怖い
    怖がりの人は夜読まないほうがいいです
    自分の想像力の豊かさを恨みますw

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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