ブレイブ・ストーリー (4) 運命の塔 (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 199
感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611102

作品紹介・あらすじ

5つの宝玉を集め、運命の塔がそびえる北の大陸へ向かったミツル。ミツルは北の統一国家との交渉を有利に運ぶため、現実世界の動力船の設計図を持っていた。このままでは南の連合国家が制圧されてしまう。ミツルが願いを叶えてしまえば、自分の運命も、そして幻界の未来も終わってしまう。ワタルは苦悩しつつも、ミツルを追いかけるため、ファイアドラゴンの住まう島へと向かうのだった。ファンタジー大作ついに波乱と感動の完結。

感想・レビュー・書評

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  • ネバーエンディングストーリーへのトリビュートかな?

    でも、自分の属する種族が優等であるとする思想が弱い心に忍び込んでいくとの示唆や、世にある格差や憎しみの描き方に、あの宮部さんは、私たちと同じ時代を生きる人なのだと改めて感じました。

    カッツさんとロンメル隊長のそれぞれの正義と、二人のすれ違い方も印象深かったです。

  • ブレイブ・ストーリー (4) 運命の塔 (角川スニーカー文庫)

  • 最後の段落まで読み終わった瞬間、fanfareと共にstaff-rollが流れ始めたような錯覚を覚えました、というのはさすがに言い過ぎにしても、とてもよく練り込まれたplotと、宮部みゆきらしい、丁寧な人物の感情描写が高い位置で融合した、非常に優れたjuvenileでした。
    こういう、王道ど真ん中のheroic fantasyは、あまりにもベタすぎるが故に、逆に書くのが難しくなってしまったりするものだと思うのだけど、そこを突き抜けて書きあげてみせたのが本当にお見事。純粋に、楽しみながら書いている感が行間に漂っていたように感じました。
    とても上質なfantasyでした。結構なお点前で。

  • いいお話でした。
    悲しくて悲しくて泣いてしまいそうなこともあったし、願を叶えた後に皆とはもう会えないんだってのが切ないし、幻界での出来事を忘れちゃうのももどかしい。
    でも、いろいろもやもや抱えていたものが、最後すとんと落ちました。

    そうなんだよな。
    嫌なことがある度に、女神様に運命を変えてもらうわけにはいかないんだよな。
    自分で変えてかなくちゃ。
    亘みたいに、なんかあったかい気持ちが心地いいです。

    お祈りの文句みたいに、またどこかで会えるといいね。

  • さすがRPG大好きと公言する宮部さん。やりたいことやったあーっていう感じですねえ。それでも最初の1巻まるまる使って現実介を丁寧に書き上げてるのはさすが職人だなあ。

  • やっと読み終わった

    自分の闇の部分を受け入れるとか、
    ○○が出来ない自分をも許してあげるとか、
    字面だけで、読んで理解した気になってた事が、
    ワタルの経験を通すという形で
    例示されてた感じがして、腑に落ちたなぁという感じ。

  • 宮部みゆき女史の代表作、大作4分冊の完結編

    ラスボスとの最終決戦の意味、成り立ちに納得
    RPGにありきたりな世界観、ドラゴンとか魔族…しかもガイコツタイプ…とか、ラストダンジョンである女神の塔であるとか・・・
    そのありきたり感を決戦の意味付けによりギュッと引き締める辺りが巧み極まりなし

    女神への唯一無二の願いも、金の斧銀の斧的な人間心理の本質を回答にし、旅を通じた主人公の成長を鍵にする辺り、王道に徹したストーリー展開で、大作を締め括るに相応しい

    さすがだね。。。

  • 2010年2月28日

    こりゃ、原作読んでから映画見たら面白くないわな。
    映画はしょりすぎ。

    全然子供向けじゃない。
    面白い。

  • ぐさっと。

  • 亘ーッ!美鶴ーッッ!!

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール読物新人賞を受賞。『龍は眠る』(日本推理作家協会賞)、『本所深川ふしぎ草子』(吉川英治文学新人賞)、『火車』(山本周五郎賞)、『理由』(直木賞)ほか著書、受賞歴多数。

「2021年 『ブレイブ・ストーリー 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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