ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.61
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  • (1978)
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本棚登録 : 9776
レビュー : 856
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611119

作品紹介・あらすじ

小学五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界-幻界へと旅立った!

感想・レビュー・書評

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  • どんな物語か知らずに読み始めたら、とても壮大なファンタジーだった。文庫判の上巻は、そのほとんどが冒険に出る前までの内容。両親が離婚の危機にある小学五年生の亘が、なんとかその運命を変えたくて幻界に冒険に出るという内容。魔導士が出てきたり、謎の動物や姿の見えない妖精?が出てきたり、主人公が現実世界で好きなRPGのような世界観。
    まだまだこれからだと思うので続きが楽しみ。

  • ほんと言って、びっくり!!始めてのファンタジー。
    わけわからなかった。
    しかしさすが宮部みゆき、
    ぐいぐいストーリーに引き込まれた。
    今でも自分の中に場面映像が浮かぶ。
    他の作者ではしらけてやめてたかもしれない分野だけど。
    結論面白ければ理屈はいらない。
    映画「あるかないか知らないけど」化されたらおもしろいだろうね。

  • 【小学五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界"幻界"へと旅立った!】

    和製ファンタジーというと「守り人シリーズ」や「十二国記」が有名だと思いますが、私は今作「ブレイブ・ストーリー」もオススメしたいです!!

    上巻では小学五年生のワタルとミツル、二人が幻界に旅立つまでを丁寧に描きます!!
    小学五年生が背負うには、あまりにも重い事情を抱えた二人…
    壮大なカタルシスへ向けた冒険の幕開け!!

    大人も楽しめるファンタジー大作です!!

  • 下巻にまとめ。

    私の中でベスト1,2を争う作品だけど、
    実は初めて読んだ時は上巻は、どうもだれてしまい
    ノッテくるまで、進みが悪かったと記憶してる。

  • 現世で陥った運命に抗うため、幻界と呼ばれる異世界へ向かう小学5年生のワタルの冒険を描く物語。
    第1巻は、ほぼ十分の九まで現実世界が舞台。ワタルの父母の離婚話が軸になっており、全体に暗い。ワタルの精神的な弱さや、現実への対応力の低さが小学5年生という年齢相応に描かれているからか、彼の無力感が余計に強く伝わってくるように思う。
    ワタルのライバルとなるだろう少年・ミツルの達観した様子が、ワタルと好対照になっており、今後二人の関係がどのように変化するかが気になる。

  • 小学生の頃、初めて読んだ長編小説がこれだった。

    同じ小学生の主人公、現実世界から異世界への冒険、ワクワクしながらあっという間に読み終えたのを覚えている。
    本が好きになったきっかけの本の一つ。

    それ以来読んでいないから、大人の自分がどう感じるか、また読みたい気もするし、そのまま取っておきたい気もする。
    評価は、当時の小学生のときの気持ちで星5をつける。

  • きっかけは、大好きな歌「決意の朝に」。

    "人の痛みには無関心
    そのくせ自分のこととなると
    不安になって人を嫌って
    不幸なのは自分だけって思ったり

    与えられないことをただ嘆いて
    3歳児のようにわめいて
    愛という名のおやつを座って待ってる僕は

    アスファルトの照り返しにも負けずに
    自分の足で歩いてく人たちを見て思った

    動かせる足があるんなら
    向かいたい場所があるんなら
    この足で歩いていこう"

    この歌は、アクアのヴォーカルさんが、映画ブレイブ・ストーリーの大まかなあらすじを聞いてイメージして作ったと聞き。

    まずは映画を見てみた。

    そして今度は原作に。


    この上巻は、とりあえず物語が動き出すまでの前置き。
    亘が幻界へ行くまでの、伏線のちりばめ。

    とはいえ、なんせ460ページあるので、長いなあと感じる人は多いかも。

    でも、でもね、

    優れた作家さんが書いたものは構成が巧みなのです。
    小説ってのは、最初の伏線の散りばめは確かにつまらなく思えるかもしれないけど、ラストがものすごく面白かったり盛り上がったりするのは、この伏線のおかげだから。
    これを乗り越えると、あとは一気です。

    これだけ散りばめちゃったら伏線の回収大変やろなあと思ってたけど、下巻を読んでる今のとこ、ちゃあんと確実に回収されてます。
    楽しいです。

    プロットが綿密で秀逸なんでしょうね。

  • ずっと気になっていたけど、映画の出来のせいで敬遠してた作品。ほぼ亘目線で描かれる文体で、「理屈っぽいが平凡な小学生」を特に強調しているようだった。感情の機微は細かく描かれ、日常から日常が壊れていくまでの亘の体験は手に取るように想像できた。
    上巻はほとんど現世での物語。次巻からの幻界での展開が気になる。

  • 大好きな作品。
    多くの人が気兼ねなく楽しめるファンタジー。

  • 宮部作品と思わずに、読み始めた方がいい。下巻まで読了すれば、やっぱりミヤベさんだなぁって思えるから。

    上巻では、現代社会において子供が直面するイロイロな困難と無力感に苛まれる。救いは現実逃避だけなのか?
    そして、ゲームのような異世界にステージが変わる。しかも上巻の最後の方370ページあたりまで来てやっと、、、

    なんじゃこりゃ?今流行りの大人になっても人生リセットできればやり直せる的な異世界モノなのか⁉︎
    と思ってた。でも、これは必要な序章なのだ。

    上巻はアニメ映画でほぼ忠実に再現されている。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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