ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 6614
レビュー : 402
  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611126

作品紹介・あらすじ

僕は運命を変えてみせる-。剣と魔法と物語の神が君臨する幻界でワタルを待ち受けていたのは、さまざまなモンスターに呪い、厳しい自然、旅人に課せられた数々の障害だった。大トカゲのキ・キーマ、ネコ族のミーナらとともに、ワタルは五つの宝玉を獲得しながら幻界の旅をつづける。先をゆくライバル、ミツルの行方は?ワタルの肩にかかる幻界の未来は?胸躍る場面が次々展開する和製ファンタジーの金字塔!

感想・レビュー・書評

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  • 物語が動き始めた。
    幻界の在り方は亘の心の在り方だという設定が、難しいながら非常に大きな意味を持って物語に絡んでくる。誰かの幸せを願うということは、誰かの不幸を願うことになるのか。誰かが過去をやり直したいと願うとき、それは誰かの幸せな未来を奪うことになるのか。亘は旅を通して、自分が大切に思う人がいるように他の人もそうなのだと痛感する。
    何が亘を成長させたのかは正直明確に分からないが、母に語りかける亘の言葉に今までのような迷いは感じられなかった。どのような決断をくだし最後を迎えるのか、下巻が楽しみ。

  • この巻も、ミヤベ作品と思わずに、次々と繰り広げられる異世界の風景の描写と登場人物の多彩さを楽しむといい。
    時々、すりガラスの向こうのような距離感で現実世界がやって来て、冒険を楽しんでばかりいられない事を思い出す。アニメ映画では描かれなかった世界のあり方、人種差別や、宗教、歴史や伝承の歪みなどが語られる。スケールが大きくなってきた。いよいよ下巻が楽しみ。読むスピードが上がる。

  • 宮部ファンタジーとは相性が悪いのか。中巻読了も、さっぱりそそられない。嫌な予感しまくりですが、乗り掛かった舟です。下巻へゴー

  • 北の帝国や種族差別、カルト宗教、そして「ハルネラ」。本書が示す「ファンタジー」は単なる冒険活劇ではなく、我々現実社会の暗喩である。確かに仲間とともにミッションをクリアしていく様はRPGゲームさながらだ。しかし、所々強烈な現実を織り交ぜてくる。例えば毒の沼での出来事は人間の抱える闇を描く象徴的出来事だ。

    本書の中で特に印象に残ったシーンは母親と一時再開するシーン。弱くなった母親の姿をみた亘が決意する姿に、不覚にもウルッときてしまった。

    これが子ども向けとされ、実際に子どもが興味を持って読んでいるということは、、、私は大人としてまだまだということなのかもしれない。

    小学校でくだらない文部省公認の教科書をみせるより、本書を読ませたほうが数万倍有益だ。

  • 個人的には、上巻より中巻です。読み始めたら息を吐く間もあたえないほどの展開と面白さでした。
    願いを叶える旅、魅力的な仲間たち、優しさ、出会い、裏切り、真実、危険…幻界の全てが亘を強くしていきます。

  • たしかにアドベンチャー物語風の展開なんですが、承前の上巻の内容だけに、冒険ファンタジーとひとくくりに出来ない重いものがあります。<BR>2006/8/24

  • 過去の既読本

  • 宮部さんの別の作品も読みたくなった。

  • 漸く中も読了。子供が主人公だけど、色々シビアな話を書くなぁ…。あと、人種差別については宮部みゆきはなんか深く思うところがあるのかな?確か英雄の書の続編も人種差別(アパルトヘイト)の話だったよね?全部読み終わったらインタビューでも探してみるかな。

  • 宮部みゆきの長編ファンタジー。
    中では主に幻界での冒険が中心。主人公と一緒に冒険する仲間たち沢山の人々が出てきて、人との繋がりが濃くなっていく

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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