ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)

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レビュー : 536
  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611133

感想・レビュー・書評

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  • 運命を変える旅の終わりに見つけたこと。。。変えるべきは運命でなく自分自身であること。。。まぁ、予定調和的な結末で、予想通り、上巻で抱いた不安とか、中巻での重量級どん底感から浮上して、きっちりと落とし前つけてくれました。しいてあげると、ルウ伯父さんのウェイトが尻すぼみの感があり、もう一つ巻き返しを期待していたのに。。。といったところでしょうか。<BR>2006/8/30

  • 女神が最後まで「答え」を亘に与えないこと、それが良かった。私は運命の塔での試練同様、女神からの問いかけも最後の試練だと思っていた。亘が幻界を放り出し自らの運命を変えることを願うとき、亘の幻界(心)は魔族に犯され、大松香織同様の虚になってしまうのだと思っていた。
    しかし違った。女神はただ亘に問いかけ、亘の答えに応じた。本当に運命を変えれたのかもしれないし、そうじゃなかったのかもしれない。様々な選択肢のなかで一つを選び、後悔し、経験として糧とする。通ってきた道こそが未来に繋がる、そんなことを考えた。

  • 運命をかえるとは ファンタジー作品だが、心に響く考えさせられる作品でした。勇気の物語というのはこの作品の全てを表していると思う

  • 多少、主人公ワタルに都合よく書かれているところは、元々、青少年の為に発表されたことだから目をつぶるとして、(氷と炎の歌のウェスタロス世界では生き残れるか不安だが)幻界と現世の繋がりと、清濁併せ持つ人間を否定的に書かないこと、それによるワタルの成長は読んでいて、感動する。

  • 宮部みゆきの『ブレイブストーリー』は厳然たるファンタジーストーリーです。ミステリーか江戸時代ものが中心だと思い込んでいたが、なんとこんな素晴らしいファンタジー作品もあったとは!
    前から気にはなっていたけど何故か手がでなかった...

    主人公の亘(ワタル)は幸せなしっかりとした(?)家庭で育つ小学5年生だが、彼がビジョンの世界に渡り、勇者としての旅人を努めながら宝を集めた先に願いを叶えるという物語。

    よくある成長・旅人シリーズには違いないが、現実世界の凝った世界観や細やかな描写と、良い意味で宮部みゆきワールドをひっくり返すビジョンにおけるファンタジーワールド感が面白い。

    また、もう一人の旅人を現実世界から参加させているところはこの物語のオリジナル性をおおいに盛り上げている。

    何のために旅を続けるのか?どんな願いを叶えるのか?この2点はファンタジーストーリーの王道であり、オリジナル性を発揮するポイントであるが、宮部みゆきもこの点はとても独創かつ読者の納得感を獲得する展開ではないだろうか。

    ファンタジー好きにはもちろんこれからファンタジー好きになる人にもおすすめの作品である。

  • 過去の既読本

  • 現代日本に住む男子小学生が、とあるきっかけで異世界へ行き己の運命を変える旅に出る、冒険ファンタジー。
    世界観がよく作り込まれているし登場人物も個性的だが、個人的には夢中になるほど面白いとは思わなかった。上・中・下とあるが、下巻まで読むと面白いかなと思う程度。ありがちなストーリーではあった。

  • 面白かった。

  • よーやく読了。この巻の三分の一を読んだあたりから面白くなってきたと思ったけど遅すぎだwww そして話なんか色々なっとくいかん。以下ねたばれなので一応たたむの巻き。

    [more]

    まずカッツの死が納得いかん。いや、ストーリー的にワタルに「目先の悲しみをなくしても、生きていく限り次から次へと悲しみはやってくる」ってのを思い知らせるためだというのはわかるんだけど、その手段としての彼女の死は安易な気がする。
    あと、ラウ導師に「ミツルと争えるか?」みたいなことを言われて決意を固めて運命の塔に行ったはずなのに、結局ミツルとは対決してないやん!そこどうやって書いてくれるのか期待してたのに、自滅で終らせるとかどうなのよ…。
    あと、どーしても存在意義がわからなかったのが大松香織というキャラクターの存在理由。女神とオンバさまの姿要員くらいしかないでしょ…。さらに、なぜ彼女の魂が幻界にあったのかもまったく謎…。石岡健児のはミツルの魔術の所為だからわかるけど、そのパターンだと彼女の魂を奪ったのもワタル達が行った幻界の関係者なの??
    現界に戻ってきたのがガス事故の時点っていうのは「なるほど、そうきたか!」って思ったけど、全体的に納得いかないことが多くて消化不良。
    3冊もかけたのになんでなーん!

    やっぱり宮部みゆきのファンタジーは合わないかもしれんね…。

  • ブレイブストーリー最終巻。
    主人公ワタルの成長をとても感じました。
    大事な人たちのために頑張るワタルの姿はとってもカッコ良かったです。
    アニメで映画化もされていてそっちも本のような物語の深さはないけど上手に短縮されていました。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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