裸者と裸者〈下〉邪悪な許しがたい異端の (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 396
レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043615049

作品紹介・あらすじ

両親の離婚後、月田姉妹は烏山のママの実家に引越し、屈託なく暮らした。そして応化九年の残酷な夏をむかえる。東から侵攻してきた武装勢力に、おじいちゃんとおばあちゃんとママを殺されたのだ。十四歳の姉妹は、偶然出会った脱走兵の佐々木海人の案内で、命からがら常陸市へ逃げ出した。そして-戦争を継続させているシステムを破壊するため、女性だけのマフィア、パンプキン・ガールズをつくり世界の混沌に身を投じた-。

感想・レビュー・書評

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  • 「旗をかかげる。異端分子を殲滅する。世界を浄化する。そういう政治主義はくそ食らえだ」姉妹は言った。
    「世界を変えたいっていう欲望はないの?」
    「ないね」姉妹は即答した。
    「ないのか」森が残念そうに言った。
    「戦争を継続させているシステムを破壊したいとは思っている」

    マイノリティ解放軍、女の子マフィア、反政府軍の反司令軍の活躍。まじ面白い。

  • 上巻と同じく一晩で、とはいかなかったけど、すごすぎて言葉がない!2013年途中でやめられなくなる本暫定1位

  • 性と暴力に溢れながらも、人の絆について考えさせられる作品。
    詳しくはブログにて。
    http://bookwormblog.seesaa.net/archives/200904-3.html

  •  舞台は西東京で双子の姉妹が主人公となった。上巻に比べると戦局の説明で済ます場面が多く、あまりぐっと来なかった。登場人物がすっかり大人になって上巻ほど健気さや切迫感がなくなってしまった。
     そうは言っても双子は魅力的で面白い場面もたくさんあった。上巻が面白すぎたせいで割りを食ったのかもしれない。

     続編は読もうかどうか迷う。

  • 上巻ので主人公の少年が出会った、双子の女の子を中心に物語が進んでいく。
    物語が進んでいく感じは、上巻とおんなじ感じ。
    ぐわーっと押し寄せる感じではないけど、次が気になる感じ。

    最後に一波乱あって、愚者と愚者(上)に続きます。

  • 上巻とは異なる破天荒な主人公が、苦しみながらも何とか現状を打破していく物語。
    こちらも過激な描写は多いが、人権問題をテーマにしている節があり、ちょっとだけ考えさせられた。
    こちらの戦場も個人的に良く知っている場所なので、リアルに感じられて楽しめた。
    あまりオススメしません。

  • どこまでも陰惨で残虐にできる話をそうは見せない視点から書いている、という解説の言葉に納得した。

    孤児の双子姉妹が下巻の主人公。どこまでも欲望に忠実な彼女たちの姿はとても眩しい。
    この後彼女はどうするのだろう。

  • 上巻はのめり込むように読んだが、下巻では少し戦闘場面に飽いたのか、それとも読んでいる自分自身の精神状態が影響したのか、上巻ほど引き込まれなかった。
    スポットが当たる人物が上巻から下巻でガラッと変わったのも、その一因かも知れない。
    ともあれ、果てしなくとすら思える内乱状態に陥った日本の姿を、圧倒的な迫力で描いていて、自分自身の平和ボケや甘さを思い知らされる。
    目を背けたくなる反面、続きが気になってたまらない。
    なんやかんや言いつつ、未完と知りつつ、続きを読んでしまうんやろうなと思う。

  • 続きかと思えば双子の姉妹に視点が移動。同じ時代でも置かれた環境でとりまく世界の情景はかわる。

  • 2014/03/04

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