巷説百物語 (角川文庫)

著者 :
制作 : FISCO 
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レビュー : 425
  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043620029

感想・レビュー・書評

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  • もう何回も読み返している作品。今回は前巷説を読んだ後で読み返したので、あ~あのおぎんちゃんがとか又市が、とかおぉ、林蔵に玉泉坊やんみたいな感じで読んだ。
    最後の話で又市が半端に話した身の上話、確か嗤う伊右衛門で全部話してたな・・・

  • 2冊有
    1冊は「今月の角川文庫編集長フェア 京極編集長の本」のセット購入。

  • この世界に入り込めなかった…

  • 先ほど読了。久方ぶりの京極氏である。

    この文語体を思わせるような語り口、哀を京極氏、楽を森見登美彦氏といったところか。

    小豆洗い
    白蔵主(はくぞうす)
    舞首
    芝右衛門狸
    塩の長司
    柳女
    帷子辻(かたびらがつじ)

    の七話が収められている。
    各話の冒頭には、桃山人の『絵本百物語』のそれぞれの話の妖怪が紹介されている。

    夜な夜な始まる百物語。身の毛もよだつような魑魅魍魎、悪霊妖怪たちの怪談話。さあその話の裏にはどんな人間の物語が秘められているのか。

    因果応報、天網恢恢疎にして漏らさずと全編通して語っている。怪談といいつつ、人間の醜さを時に恐ろしく、時に哀しく綴っていく。

    舞首や芝右衛門狸はまだ、比較的他の話と比べると救いもあるのか。
    芝右衛門狸などは、ドラマやアニメにしたら面白いのではないかと思ったら、実際に映像化されているようだ。
    機会があれば見てみたくある。

    ホラーは苦手だが、京極氏の話は読み進めてしまう。読みやすいと感じてしまう。

    どうやらシリーズもの。次に出会ったときはどのような話を聞かせてくれるのか。

    最後に収録されている物語、「帷子辻」は少し趣の違ったように感じた。これまで飄々としていたある仕掛け人が、自分の過去に思いを馳せる。
    彼もまた、人間である。

    御行奉為(―したてまつる)
    の言葉とともに、また人間が内に秘める真実が明らかになる。

  • 小股潜りの又吉が江戸を舞台に悪党を退治する京極作品の時代小説第一弾。妖怪好き、古典好きにはたまらない一作。
    外は雨・・・。余興に始まる「百物語」
    一番恐ろしいのは人間の業か・・・・。
    【志學館大学】ニックネーム:夢馬日和

  • 京極夏彦の作品の中では一番好きで、また初めての人でも読みやすいと思う。何より又市のキャラクターがいい。必殺シリーズと似ているという意見も多いと思うけど、必ずしも殺すことが目的ではないし、自ら手を下すこともない所が違う。人は哀しい・・・

  • このシリーズを愛して止まない私は『後巷説百物語』のラスト2頁読んだだけで涙流せます。

    京極夏彦ファンの友人の発言:「京極さんの本読める人ってドMだよねー」(なんというカミングアウト)(私、あなたはドSだとばかり・・・)
    まあ、本屋の平台から1冊持ち上げたのに、あまりの太さに「2冊取っちゃった??」と疑うレベルですもんね、特に文庫では他に類を見ない分厚さ。

    そんな京極夏彦の小説ですが、『巷説百物語』シリーズは短編集で、まだ読みやすい。
    ちまたで起こった事件を、「妖怪の仕業」に仕立てて解決していく必殺☆仕事人!なシリーズ!!・・・・・・というには暗すぎるか(^^;)

    暗くとも、その暗さがイイんですよね。人間の深淵を、綺麗に描くのが京極夏彦の手腕。『魍魎の匣』や『陰摩羅鬼の瑕』も美しかったなあ。

  • 小股潜りの又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平が何か色々活躍する。

    やはり、なにかするのは人間なんだね。

    それにしてもおぎんさんが凄い素敵。

  • 「妖怪はいる、それは人間」
    人情漂う江戸時代小説。
    京極堂シリーズとは違う新しいそして、
    そのままの京極夏彦のシリーズ第1弾。
    妖怪に支配される人間たち。
    妖怪こそ人間の心の現れだとは、
    察するのはいつのことだろうか。
    妖怪と人間。
    妖怪がいなければ人間はいないし、
    人間がいなければ妖怪もいないだろう。
    妖怪は人間を……救う。

  • 普通、一つのシリーズを気に入ると同じ作者の違うシリーズが読めなくなる。一つのシリーズにつき一人のヒーローが原則だから、その絶対者、哀川潤とか京極堂とかがいないのが寂しくて。

    でもこれ読んで、刀語りとかに手を出してみようと思った。むしろ京極堂シリーズに戻れるかが問題。

    京極堂のがグロい。怖い。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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