巷説百物語 (角川文庫)

著者 :
制作 : FISCO 
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本棚登録 : 4305
レビュー : 425
  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043620029

感想・レビュー・書評

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  • 社会人K、「怪淡活が“山岡百介とおぎん、又市によって、最後に奇想天外の仕掛けで解決するシリーズ。哀切を極めた結末となる」

  • 逆百鬼夜行シリーズ、というか。
    怪奇現象を暴いて問題解決、でなく、怪奇現象に見立てて問題を解決するというスタイル。
    短編が集まっているので読みやすいし、夏にはぴったり。

  • 小股潜りの又市、山猫廻しのおぎん、そのほか一癖あるメンバーと(進んで)巻き込まれている考物(物書き)の百介による、怪し恐ろしの(時代版)厄落し。京極さんの本を沢山読んでいると、同じ題材が何度も出てくるので、よりわかり良い。が、やっていることは京極堂とそれほど変わらないかもしれぬ。より仕掛けが込み入っているが。
    関くんにしろ、百介にしろ、ワトスン(未満)のキャラクターが嫌みなく溶け込めるかが面白さのポイントだと思っているのだが、百介がこれからどう絡んでくるかが楽しみ。
    20180914
    再読。読んだような気がしていたが、やはり読んでいた。2回目でも面白かった!

  • 京極さんもこれで何冊目だろうか。これもおもしろかった。キャラがいいですよね。

    ネットで調べてみたらこれはアニメになったみたいですね。大人の日本昔話として多くの人に普及させてほしい。

    妖怪って昔は恐れられていたんだろうけど、江戸時代ではやっぱり娯楽や金儲けの道具だったんだろうと思う。心霊写真というのが一時期はやりましたよね。あれとおんなじ。

    デジカメになってからなぜか言われなくなりましたが、きっと幽霊はデジタルには対応していないんでしょうね。

    妖怪の説明が冒頭であり、それに絡んだ物語が展開していくというものです。京極氏の独特の言い回しや雰囲気がにじみ出ていて安心して読むことができます。

    ほんと繰り返し読みたくなるような作品です。

  • 会社の先輩のお勧めの本。どうにもならない悪事を妖怪の所為に見立てて処理する御行一味と作家志望百介の短編集。ところどころ仕掛けに無理があるように感じられる箇所もなくはないが、各話きちんと種明かしのシーンも挿入されているので変なモヤモヤは残らない。

  • 妖怪さんネタだけど、実際は人間が妖怪さんネタで困った事件とか復讐したいってのを解決するお話。

    この巻には、次の妖怪さんネタが収録されていました。
    ・小豆洗い
    ・白蔵主(はくぞうす)
    ・舞首
    ・芝右衛門狸
    ・塩の長司
    ・柳女
    ・帷子辻

    「御行 奉為(したてまつる)-」
    ってのがキメ台詞みたい。

    山猫廻しのおぎんさんとか、考物の百介(ももすけ)さんだとか、御行の又市さんだとか、とりあえず定番のメンバーがいて、日本各地で「御行 奉為-」って短編シリーズでした。

    まぁ、それなりに面白いけれど、百鬼夜行シリーズに比べたら軽い読み物って感じかな。
    夕方の4時くらいから再放送されているテレビシリーズっぽいって言うか…。

    ちょっとベタかなぁ…って気もするけれど、まぁ楽しめました。

  •  大好きなシリーズの再読です。妖怪に興味を持って、少し勉強していたのですが、それで読むとまた別の目線から見ることができました。
     今まで、小説の中に登場する妖怪は初めて知るものが多く、名前を見て「ふーん」と思う程度でしたが、なぜこのタイミングでこの名前が出てきているのか、妖怪の由来を知った後だとそれが理解できりょうになりました。
     そしてなにより登場人物の名前。そのようかにまつわる人物の名前や妖怪の名前をそのまま引用したものだとわかりました。
     このシリーズをこれから再読していこうと思っていますが、楽しみで仕方ないですね。

  • うまい!

  • 闇に消えゆく悪事に,綿密な計画と巧みな話術で光を当てる.
    時は江戸時代.大雨で山越えを断念せざるを得なくなった修行僧は,山中の古小屋で雨を明かすことになった.偶然集まったはずのその小屋の面々が語る怪異譚は,どこか身に覚えのある内容であった.
    京極夏彦のダークヒーロ時代小説.

  • どうしようもないことを丸く収めるのに妖怪を生み出す仕掛けにただただ飲み込まれていく作品。 登場人物もみな魅力的でページを繰る手が止まらない。 京極夏彦作の別シリーズにもつながる話なので、それに気がついたら倍面白く読めるシリーズです。 又市さんが唯一自分の弱みを見せる帷子辻の台詞は、シリーズを最後まで読んで、再読したらもっと重く心に響く台詞になるんだろうなと思う。 何度も読んで、何度も又市たちに魅了させられたい。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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