続巷説百物語 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2005年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (770ページ) / ISBN・EAN: 9784043620036

作品紹介・あらすじ

不思議話好きの山岡百介は、処刑されるたびによみがえるという極悪人の噂を聞く。殺しても殺しても死なない魔物を相手に、又市はどんな仕掛けを繰り出すのか……奇想と哀切のあやかし絵巻。

みんなの感想まとめ

不思議な物語が巧妙に織りなす、感動と驚きのあやかし絵巻。シリーズの二作目では、山岡百介が繰り広げる奇談怪談が、各エピソードを通じて緊密に絡み合い、最後には感情を揺さぶる展開が待っています。登場人物たち...

感想・レビュー・書評

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  • うわぁ〜なにこれ!
    5編が繋がっていきながらデカい仕掛けでラスト!
    もう全てが綺麗に収まって非の打ち所がない…
    これはもう大好きなシリーズかもしれない

    そして最後の話で泣かせにきたわ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
    まだ続きあるのに…
    どうなるの…
    気になりすぎて早く次巻手に入れないと!!



    • みんみんさん
      もちろん最終巻まです読みます‹‹\(´ω` )/››
      ブックオフお取り寄せだけど
      もちろん最終巻まです読みます‹‹\(´ω` )/››
      ブックオフお取り寄せだけど
      2025/02/04
    • 土瓶さん
      \(゜ロ\)(/ロ゜)/バンザ~イ!!
      \(゜ロ\)(/ロ゜)/バンザ~イ!!
      2025/02/04
    • おびのりさん
      京極奉行参上
      京極奉行参上
      2025/02/05
  • 又市たち闇の稼業の者による仕掛け、極悪人へのお仕置き。最後は何か切なかった。

  • 奇談怪談を集める山岡百介は旅の途中で知り合った小悪党、御行の又市たちの過去に触れていくが。シリーズ二作目
    前作と時間軸が交差するお話が六篇。それぞれの人生が垣間見える。それぞれのお話はゆるくつながり最終話で……うわぁぁぁん。・゚(´□`)゚・。→

    いやもう、読んで?前作「巷説百物語」が面白かった全ての人に読んでほしい。最高。私この終わり方大好きすぎる。
    前半は治平とおぎんの過去に関するお話、半ばからは「北林藩」に関するお話。キャラクターがたくさん出てくるからメモしながら読んだけど(京極作品あるある)繋がるんだよ、全部。→

    京極夏彦氏の脳内どーなってんの?(褒めてる)マジでヤバい(褒めまくっている)好きすぎる(落ち着け)

    もうさぁ。ラストのさぁ。場面がよぅ。サイッコーなんよ。脳内でグワァぁぁって再生されるわけよ。リーダビリティやばすぎ。何話してもネタバレになりそうで怖い。

    とにかく最高です。

  • 再読。6~7年ぶり?

    忘れてしまっていた部分も多々あれども、しっかり覚えていてちゃんと「再感動」させられた部分も多数♪

    シリーズは全5作中4冊までは既読。
    再読の2作目。

    本編(?)はここで完結し・・この後「前巷説…」(前日譚)「後巷説…」(後日譚)と続いたはず。

    ※「西巷説…」は、別主人公のサイドストーリーという位置付けだったかと思っていたのだけど、

    今回の再読をしてみたら、

    百介が又市に束の間の再開をするまでの6年間の空白が気になった。

    江戸城に巣食う大ネズミ退治・・
    事触れの治平が命を落としたという東西の抗争・・

    もしかして、これらのエピソードが「西巷説…」で語られてるのかしら?と。


    世界観を読み終えてしまうのを敬遠し読まずに寝かしてきた「西巷説…」も、そろそろちゃんと読まねば❗️と思った。

    ★5つ、9ポイント半。

  • りん。
    御行奉為ー。

    江戸の大店の若隠居百介が御行又市やおぎん達の妖怪仕立ての仕掛けに自ら巻き込まれていくシリーズの二作目。

    今回はおぎんや治平の悲しい過去も関わって来て前作よりすべてが深かったです。人情味もあり、仕掛けもどんどん大きくなってとてもおもしろかったです。
    個人的にいちばんよかったのは船幽霊。
    最後のお話は淋しく切な過ぎました。
    これで又さん一味の活躍は終了?ここからは過去のお話なのでしょうか?
    とはいえまだまだ先は長いので楽しみたいです♪
    朱美さんを思わせるようなきっぷのいいおぎんさんが好きです。

  • 多様な視点多様な語りで闇に巣食う小悪党達の活躍を描いた前作から変わって、今回はずっと山岡百介視点からの語り。中にはこんなことはないやろ? と思えるような設定もあるが、悪の造形の仕方、その解明の仕方、解決の仕方、本当によくぞこんな風に物語を構築するものだと舌を巻く。さらに! 各話物語内容と登場人物の資料を作りながら読んでいると楽しい楽しい、そして良く分かる、京極さんの世界・物語構築力の凄さよ。前作『巷説百物語』の各話との有機的結合がなされているだけではなく、すでに、次次回作『前の巷説百物語』の内容にも筆が及んでいる。ひょっとしてシリーズ七作品全体の構想を立てた上で、一作一作書いている? と思いながら読み進めると最終話『老人火』! これ、『了巷説百物語』の後の話ではないか! 初読の際にはそんなこと知る由もなかったが、『了』を読んだ後で読むと感慨深く、涙が出る。やはりシリーズ全体を構成してから書いているんだわ。恐るべし京極夏彦。シリーズ再読通し読み思い立ってよかった。
     

  • 百介がなんだか関口に見えて仕方がない

  • 知識量に圧倒される
    百介の心の動きにぎゅっとなった
    世の中のどうしようもないことをこういう書き方でおさめようとした発想がすごい
    百介の口調が少しばかり現代チックなところもギャップだと思うけど面白いというか逆にリアルっぽいと思う
    最後切なかったな

  • 再読。内容はぼんやりとは覚えていた。前作「巷説百物語」に続く今作であるが、このシリーズはどの話も人の心を揺さ振るのが上手い。特に最後の話である「老人火」はそれでしか幕を引けなかった二人の天狗の遣る瀬無さ、そして又市と百介の最後は感情移入できるものでもないのに思わず感情移入してしまう。きっとここで百介の中のなにかは終わってしまったのだと私は強くそう思っている。

  • すっかり書き忘れ…
    感想書くより先に次作を読みすすめてしまってたナア。

    読後の切なさ、ラスト数行がとても好き。
    最後の最後、
    百介に感情移入するあまり
    自分もなんだか悲しく切なくなって、
    少しばかり涙ぐんでしまった…

  • 『巷説百物語』の続編。
    連作短編集。を装った長編。

    長編だと気づいた時の私↓
    「ちょ、これもしかして長編じゃね? なんか今回は時間軸がハッキリしてるしえらく符合することが多いなとは思ってたんだけど、まさかの長編? それなら最初からそう言ってくれよ、短編だと思ってたから重要なキーワードも心に留めずにここまで来ちゃったよ!!!」

    さらに最後まで読んだ直後の私↓
    「え、終わり???? このシリーズここで終わるの?? だって続巻出てるじゃん、これシリーズモノなんじゃなかったの? しかも何この最後の『江戸に戻った百介は、生涯二度と旅に出なかったという。』って! こんな大事なことをこんなサラリと書く?? 日本中の怪談を収集して百物語版行するのが百介のライフワークじゃなかったの? それをこんなに簡単に覆す?? これは悲しい! めちゃ悲しいぞ!!」

    いろいろえらくショックで、読後はしばらく哀しみに打ちひしがれてた。
    このシリーズは凄く好きなわけじゃなかっただけに、予想外の展開で興った引力にかなり持っていかれた。
    要は京極夏彦にキレイにヤラレタ私であった…。



    感想としては上記が全てなんだけど、未来の私のためにあらすじを記しておく(忘れるので)。

    ・野鉄砲……百介の兄、山岡軍八郎登場。同心の兄に呼ばれ八王子まで出掛けた百介は、額に石がめり込んだ同僚の骸を見せられ、人智か物の怪の仕業かを相談される。野鉄砲という怪を紹介した百介だが、一日猶予をもらい、又市に意見を仰ごうと江戸に引き返す。話を聞き顔色を変えた悪党達は、物怪狩りに発展することを予言し、兄のために加護の札を授ける。百介は八王子に戻り、果たして山狩の支度をしている兄に、護符を渡す。山狩の結果、兄以外全員が野鉄砲に襲われ、さらに上役は額に石礫をくらって命を落とした。
    実は死んだ二人は、治平の盗賊時代の親方島蔵の娘と孫(そして治平の嫁と子供)の命を奪った奴らで、島蔵が改良した石礫を弾にする鉄砲で仇をとったのだった。
    (そうか、ここでまず野鉄砲が出てくるんだな)

    ・狐者異……蘇生するとの噂の悪党祗右衛門のさらし首を見に行った百介は、途中でおぎんと同道になる。首を見たおぎんのただならぬ態度をきっかけに祗右衛門について調べた百介は、祗右衛門が15年前にも10年前にも首を斬られていることを知る。そんな時ふいにやってきた又市に何となく近況を話すと、又市は祗右衛門の蘇生は事実だと語り、あれは人ではないのだと退治に必要な大判の札を見せる。
    そうこうしているうちに、先に祗右衛門を捕えた同心笹森が攫われる。部下にあたる同心田所が百介を訪ね、誘拐が祗右衛門の仕業だとして、人が蘇生することなどあり得るのかと問う。祗右衛門を捕らえる決意をする田所に、又市の話を思い出した百介は治平から例の御札を預かり田所に渡す。果たして田所は御札の効果で祗右衛門を捕え、斬首に成功する。
    その後、実は祗右衛門は義賊で、おぎんは祗右衛門と町家の娘との間の子であること、祗右衛門の立場を利用し「祗右衛門」というシステムを構築したのが笹森だったことを、又市から明かされる。田所が斬ったのは笹森だった。
    (ここでおぎんの出自が明らかになるんだな)

    ・飛閻魔……貸本屋の平八登場。百介を呼び付け、直近の旅の土産話をしたあと、人探しを頼む。もちろん、百介の背後にいる又市を当てにして。尾張の豪商が、入れ込んだ挙げ句消えてしまった女・白菊のために御殿まで建てて、籠もっていると。渡りをつけた又市は白菊を知っていて、百介は白菊の身の上を知る者たちから話を聞く。又市の仕掛けで尾張の御殿は燃え失せ、豪商は正気に戻るが、百介は又市から、実は白菊はすでに死んでいて、成りすました女がいること、火に興奮する性癖であることを聞かされる。
    問題は、百介と又市の関係をなぜ平八が知ったか。北林藩で平八はおぎんの育ての親小右衛門と出会っていたことが分かる。
    そう、この話がキモ。冒頭の平八と百介との間で交わされた、江戸で人が死んだだの北林藩の七人みさきだの花嫁が持参金持って道端に倒れてただの、世間話的に出てきた話題が、にわかに主軸に躍り出る。ここだよ油断してたの。

    ・船幽霊……この話も情報量が多い。
    淡路の仕事を終え、百介がおぎんと土佐まで行こうとする途次、怪しい侍に後をつけられているらしいことに気づく。捲くために山道を行くと、賊らしき者どもに襲われ、結局その侍に助けられる。侍は東雲右近、北林藩家老に人探しを依頼され、土佐の川久保一族を探っていた。北林藩では辻斬りが続き、現藩主との確執の末に自害した前藩主の正室の弟が下手人とされた。それが川久保とゆかりがあるためだ。


    そうそう、各話の各章をページ最後の行で終わらせる京極夏彦の狂気は指摘しておきたい。

    あと、めちゃ急展開でビックリしたけど、シリーズをきっちり終わらせたのはファンにとっても良かったんだと、次はいつ読めるのかとモヤモヤしながら待ち続ける京極堂シリーズのファンは思うのであった。

    (編集中)

  • 再読

    物語が絡み、つながり、うねる様に大きな仕掛けに関わっていくのが面白い。
    ただ、ただ切ない。。。

  • 又市たちとの別れの場面が、ものすごく泣かせる。

  • 巷説百物語シリーズ第2弾。
    最初は一作で終わりのつもりだったのかな。
    続、とはうってあるけれど、時系列には語られていない。

    収録作品:野鉄砲 狐者異 飛縁魔 船幽霊 死神或は七人みさき 老人火

  • 怪異より人のほうがこわい
    読むと凹むんだけどせっかく全巻買ったので全部読むつもり

  • 今作は全編百介の視点で描いていることから、又市一味の各キャラクターの人となりがよく分かり、切なさと恐怖と可笑しさの混じった異様な世界観にのめり込んで行く。

    最後の事件の真相が知りたくなるので、このまま続編突入必至。

  • シリーズ第2弾

    今回は、又市一味の過去も少し触れられ
    妖怪を騙った仕込みも、藩全体を巻き込んだいちだんと凝った壮大な話になってゆく。
    狂気の藩主の話は鳥肌もの。

    今回で百介と、又市たちの話はどうやら終わり??
    もっとこのメンバーの話を読みたかったかも。。。

  • 決して嫌いではないんだけど、読み進めるのに少し躊躇する。
    百介が切ないのと、仕掛けが大き過ぎて何が何やら‥。
    もう小悪党じゃないじゃん、何だってできるじゃん、みたいなね。
    あと、野鉄砲で百介の兄が「昼も夜もなかろう」的なことを最後に言うのが好きだったんだけど、いつまでもふらふらはできないのね‥と切なくなる。

  • シリーズ第二弾。

    江戸にもどった百介は、その後も又市、おぎんを中心とする小悪党たちの世直し的な活動に加わることになり、数々の事件を解決していきます。さらに今回は、百介の兄で同心の山岡軍八郎、おなじく同心で変わり者として知られる田所真兵衛、貸本屋を営んでいる平八、浪人で北林藩に士えることを志願している東雲右近といった人物が物語の脇役を固め、より大きな陰謀に巻き込まれていくことになります。

    前巻のような凝った語り口は控えられ、百介を中心としたキャラクター小説という印象がより強いものになっています。又市たちのスーパーマンぶりがますます顕著になっていくのに少々ついていけないと感じてしまいましたが、各キャラクターの背景などもすこしずつ明らかにされており、おおむねおもしろく読むことができました。

  • 土佐あたりで聞く「七人みさき」の話から平家の落人伝説なども絡めて舞台は四国から北陸まで及び、大きな悪を絶つまでのお話でした。

    各章に色々な妖怪のタイトルがついているんだけど、それらはすべて連続しているお話でした。
    京極さんのお話は、シリーズで読んでいかないとわからないものが多いね。

    幕府にいた大きな黒幕退治についてはサラっと済まされていて、いろんな人間関係が絡んだ「人間の悪」について描かれていました。

    でも、スッキリするお話じゃなかったなぁ…。
    そりゃ、悪い人間でもそれなりの生い立ちだとか悪になってしまうかわいそうな部分とかがあるんだろうけれど、何の罪もないのにそういった悪いヤツに凌辱されて殺されていくたくさんの真面目な被害者さんたちが不憫でした。
    そういうのも含めて「妖怪」なのかもしれないけれど…。

    現実の社会でも悪人がそれほど懲らしめられずに、彼らが犯した罪よりも優しい刑に服して生きていくことに矛盾を感じるのに…。
    小説のなかではスッキリした世界を見たいかな。
    そういうタイプには向かないお話かも。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ):一九六三年北海道生まれ。九四年『姑獲鳥の夏』でデビュー。同作を含む〈百鬼夜行〉シリーズで人気を博す。九六年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。その後も泉鏡花文学賞、山本周五郎賞、直木三十五賞、柴田錬三郎賞、吉川英治文学賞を受賞。〈巷説百物語〉シリーズ、〈豆腐小僧〉シリーズなど著書多数。

「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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