続巷説百物語 (角川文庫)

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本棚登録 : 2463
レビュー : 189
  • Amazon.co.jp ・本 (765ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043620036

感想・レビュー・書評

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  • 巷説シリーズ2作目。又市ら小悪党が妖怪仕立ての仕掛けを使って厄介事を解決していく様はすかっとする。京極堂シリーズは不思議を理屈で解き明かすが、こちらは逆に不思議で丸く収める。今回は北林藩の祟りを払う「死神」が良かった。続く「老人火」も悲しくて良かった。

  •  やっぱり楽しいですね。巷説シリーズの続編です。
     又市さんがかっこいいですね。
     百鬼夜行シリーズの榎さんも人気がありますが、きっと又さんも相当人気があるんだろうなと思います。
     今回のお話は短編ですが、それぞれのお話が繋がっていました。
     それにしてもひどい。ひどすぎる。で、ちょっと考えてみました。
     の大好きなことをやめろ、してはいけない、でも大好きで仕方ない。そんな場合、自分はその欲望を抑えることができるだろうか。自分ならそれは本を読むこと。きっと我慢できなくて、ばれなければ、なんとかしてその欲求を叶えようとする。
     人殺しはちょっと違うとは思うけど、そう考えると少し怖いです。

  • 巷説シリーズ第二弾。
    連作短中編集の体裁を取っているこの、必殺仕事人シリーズ。
    中でも【続】は核となっており、各話に散りばめられた悲しみ憎しみが、最終話に収斂されていく様は本当に秀逸。

    百物語、というからにはまだまだ続いていくんだろうか。
    是非とも100話、描き切って欲しいです。

  • 巷説百物語の続編。 巷説百物語と時系列が絡み合っているので、又市、百介一行の動きを整理しながら読むと前後関係が面白い。 今回も仕掛けとして化け物をこの世に生み出し、人の無念を丸く収める鮮やかさに圧倒される。 最後の仕掛けである老人火は、残念なことに全然わからなかった。誰の立場にも立てないまま読み終えてしまい、残念である。けれども悲しい幕引きだったという印象は残っている。 いつか分かる日が来ると信じたい。しかし分かってしまうことが怖い気持ちもある。

  • 言葉だけで、人間を操れることの恐ろしさと解っているのに引き込まれるもどかしさ。長いお話なのに飽きさせない。

  • 2013.06.11

  •  久しぶりに再読しました。
     いろいろな伏線、背景を読み込んで、初読の時とは違った楽しみ方が出来ました。この作者の物語は読みごたえがある分、何度読んでも楽しめます。
     改めて、シリーズでも最も脂ののっている作品だと思いました。

  • 最後まで読んで「うわぁ(ToT)」ってなった。そんな終わりって…そんなケリの付け方なんて…そして、いつの間に6年も!

    妖怪話で結構グロテスクな描写なのに、不快さを感じさせないのは、又市やおぎんの粋な言葉や百介の人間らしさのせいなのかなぁ。不思議だなぁ。

    ひとつひとつは短編なのだけれど、すべて繋がって徐々に伏線を回収していくストーリー構成に引き込まれて、京極ワールドにどっぷり浸からせて頂きました。

  • 20121023
    百鬼夜行シリーズよりも好きかもしれない。

    時代劇ドラマのようなお決まりパターンを作りながらも話自体がつながっていく。
    単純に物語として抜群に面白い。
    短編集だが時間を置かずに読みきるべし。

  • 巷説シリーズ第二弾。
    百介視点でお話が進んでいき、又市たちとの距離も近まり前作よりかなり感情移入してしまいます…。仕掛けの規模もかなり大きくなるし読みごたえ有り。
    そりゃないよという哀しさやるせなさに包まれてしまいます。
    胸が痛い。

著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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