文庫版 妖怪の理 妖怪の檻 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 345
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043620104

作品紹介・あらすじ

小説や映画など、いたるところで活躍し、人々に親しまれるようになった"妖怪"。知っているようで、何だかよくわからないこの存在は、いつ、どうやってこの世に現れたのだろうか?妖怪を愛し、数多くの妖怪小説を生み出してきた著者が、深く愉しく、縦横無尽に「"妖怪"とは何なのか?」を解き明かす。そして辿り着いた答えとは-。すべての妖怪好きに贈る、妖怪をもっと愉しむための、画期的妖怪解体新書。

感想・レビュー・書評

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  • 妖怪人間ベムの歌を聴いていた時に、不用意に「妖怪が何か」は説明できるよな、と思ってしまった次の日に書店で目にして買ってしまった本。現代の「妖怪」という概念・言葉がいかにして成り立ったか、江戸から明治の通俗、そして柳田の民俗学での定義を経て水木しげるの表現で昇華し確固たる言葉、存在として浸透するまでを様々な資料を提示して考察した本。最近、読みての知を要求される本からすっかり遠ざかっていたので、読み終わるまでに何回も挫折しそうに。言葉を商売にする人が自分の興味に直球を投げるとこうなるか、という本。しかも、その書きては京極夏彦様。不用意にに一つの言葉を説明できると思った自分を後悔しました。

  • 妖怪とは一体何なのか。
    その文化と意味について、ひたすら掘り下げられている。
    曖昧模糊として不定形な妖怪という概念に対し、真摯であればあるほど、京極夏彦の妖怪への愛情の深さが感じ取れる。

  • 和図書 387/Ky3
    資料ID 2013200158

  • 「妖怪」という単語の意味を時代に沿って分析

    「そもそも「妖怪」とは何なのか?」
    「現代にける「妖怪」とは?」がわかる内容

    京極さんの他の本が好きってだけで読むと結構辛いかも

    ただ、あの小説のあの人は言っていた事はこれだったのか と判明するところもあるので、極度の京極好きにはたまらないかも

  • 妖怪の特異さ、柳田國男や水木しげるの偉大さを経た、今日の妖怪があることの奇跡、わかりやすく面白く読めた。

  • 講演録を残して読了。有言実行の感。

  • 妖怪についての定義・歴史・薀蓄などの詰まった本。
    妖怪に興味がある人向け。
    軽く楽しんで読みたい人には豆腐小僧のほうが向いていると思う

  • ”妖怪の理 妖怪の檻”京極夏彦著 角川文庫(2011/07発売)
    (2007/09発売 角川書店単行本の文庫版。)

    ・・・京極夏彦による妖怪論。
    ”妖怪という言葉について””妖怪のなりたちについて””妖怪の形について”
    わかりやすく、かつ詳細に解説。
    普段、なにげにつかっている”妖怪”という言葉の奥深さに驚かされました。

  • 妖怪とは何かをテーマに対し、著者の膨大な知識を切り分け整理し、分かりやすく説明している。妖怪とは何か、深みにはまりがちなテーマだが、本書で頭の中がキッチリ整理された気がする。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書に『幽談』『冥談』『眩談』『鬼談』『ルー=ガルー』『南極(人)』『厭な小説』『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』 『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『遠野物語拾遺retold』 ほか多数。

「2021年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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