13 (角川文庫)

著者 : 古川日出男
制作 : パブロ・ピカソ 
  • 角川書店 (2002年1月25日発売)
3.59
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  • 本棚登録 :254
  • レビュー :33
  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043636013

13 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • あまりにも濃厚で鮮やかで圧倒された。片目だけが色弱という非常に珍しい障碍を持って生まれた主人公の響一は、色弱テストで浮かび上がってきた自分だけが目にすることができる光景を再現したいと思い、色彩に没頭していく。ピグミーチンパンジーの研究をアフリカでしている親戚を頼って中学を出てすぐ色彩あふれるアフリカへ。時を経てアメリカへ、南米へ。
    神話は人によって生み出される。
    これは現代の神話。
    日本のマジックリアリズム作品の傑作じゃないでしょうか。読み終わりたくなかった。
    特にローミという絶世の美女が辿る数奇な運命、神話が崩壊したにも関わらずなお神話的美しさを放つその力強さに目が眩むようだった。

  • 白人の魔力を受けるとか、シャーマニズムも面白いし、色彩で向こう側とリンクするって考えとかも面白い。奥深いよね。

  •  響一は左目だけ色弱という障害を持つ。特異体質の彼がアフリカのジャングルの極彩色と驚異体験を経て神の存在を知る。2部では成長した響一がハリウッドの映画製作現場にて彼が見た神を映像で具現化することに成功するのだった。久しぶりに面白い小説を読んだ気がした。小説はフクションなのだからこのくらい突き抜けていても良いのである。

  • ~2010年以前読了。とにかく、色彩。いろ、いろ、いろの洪水。言語でここまで色彩を豊かに表せるのかと圧倒された。ストーリーは覚えてない。再読したい度:10中6。2巡目くらい。

  • なんだぁこりゃあ~

    前半の出だしでいきなり興味が沸き立つ
    うまい導入でワクワクしてしまう
    片方の目だけが色盲のキョウイチ

    キョウイチの生い立ちから一転ジャングルの生活やら
    ピグミーチンパンジーの生態系
    狩猟民族のお話に
    傭兵軍人の話に
    キリスト布教
    それからハリウッド!!
    わははははは~
    なんなんだこりゃぁ~
    摩訶不思議だ!
    と度肝を抜かれた作品でした。

    ワールドですねぇ~

  • 左目が色弱の響一は色彩表現に秀でいる
    中学を卒業した響一はチンパンジーを研究する関口と共にザイールのウライネの村に滞在するが、森本で遭難し色彩による神秘体験をすり
    数年後マリアと崇められている少女ローミと出会い、彼女が身につけていた13と刻まれたタグを託される
    その後ウライネの村は教会信者に襲撃を受け滅ぼされる
    第二部では響一は青年となり、神秘体験を映像化しようとしている
    映画監督マーティンは次回作を「すべての網膜の終わり」とし、スタッフを集めだすが、響一の作成した映像に感銘を受け迎え入れる

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4043636016
    ── 古川 日出男《13 199802‥ 幻冬舎 20020125 角川書店》
     

  • オリジナル作品としてはこれがデビュー作だったのかということで、これがあっての「沈黙」や「アビシニアン」だったのかと思うといろいろ興味深く楽しめました。

    青いとこも含めて。

  • 何度目かの再読。
    前半と後半の世界の違い。

    良くも悪くも、初期の作品だなと思う。

    なんか古川日出男作品の中で結構特異な分野だと思う。
    読めない人は読めないかも。

    でもこの氾濫する色彩と、音楽の世界っていうのはここからずっとつながっているこの作家のテーマなんだろうな。

  • 2010.6.6 読了

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