アラビアの夜の種族 II (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.79
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  • (14)
  • (3)
本棚登録 : 894
レビュー : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043636044

作品紹介・あらすじ

侵掠したフランス軍壊滅の奇策、「読む者を狂気へ導く玄妙驚異の書物」は今まさにカイロの片隅で、作られんとしている。三夜をかけて譚られた「ゾハルの地下宮殿の物語」が幕を閉じ、二人めの主人公がようよう登場する頃、ナポレオンは既にナイルを遡上し始めていた。一刻も早く『災厄の書』を完成させ、敵将に献上せねばならない。一夜、また一夜と、年代記が譚られる。「ひとりの少年が森を去る-」。圧巻の物語、第二部。

感想・レビュー・書評

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  • 第二部(Ⅱ巻)読了。
    ナポレオン・ボナパルトはナイル川を遡上する。圧倒的な近代兵力を持った侵掠者として。
    迫る敵将に献上する書を編纂する(この小説の)主人公アイユーブ。奴隷の身分ながらも支配階級の切れ者は、夜の種族(語りべ)から毎夜紡がれる物語を編ませ続ける。
    冷静かつ的確に戦況を観ながら、抜かりなく情報を集めながら。
    夜の種族から語られる物語の主人公は三人。年代を越えた圧倒的なストーリーの主人公は融合し、第十五夜への噺へと続いていく。摂氏50℃の灼熱。
    第三部(Ⅲ巻)は99℃まで跳ね上がる。
    編み上がった書がどのような効果をもたらすかは、まだ明らかではない。
    また徹夜になりそうな予感を持って第三部へ。

  • こうつながるのか!

    早くⅢへ‼

  • 第二部50℃は第5夜から第14夜まで。
    『美しい二人の拾い子ファラーとサフィアーンの物語』がズームルッドの口から語られる。

    アイユーブ、書家、ヌビア人の奴隷とともに、自身もいつの間にか夜の種族となってしまっており、ズームルッドの語りが朝を迎えて切り上げられてしまうと、カイロにボナパルトが攻めてくる話はどうでもいいから〜!早く次を聞かせて〜と焦ったかった。

    ファラー、サフィアーン、アーダムそれぞれの生い立ちから成長していく過程、三者が邂逅するまでを、順をおって聴いてきたから、三人それぞれに思い入れができあがっており、いよいよ三人が対決する場面では豪華キャストそろい踏みの大盛り上がりとなった。

    二巻目に入る頃には、すっかり、夜の種族となってしまっていたため、途中で読み止めるなど不可能で、日がな一日、読書に明け暮れてしまった。

  • 『おれはおれ自身がだれなのかわかってきたぞ』

  • 面白いが言い回しが難解な部分も、古代の流石翻訳本。でも構わずよも進む、どんどん読める。ファラーにサフィアーンは利用されただけなの? ドゥドゥ姫と結婚を目指して頑張っていたサフィアーンはもう終わり?

  • アラビアの夜の種族II

    190309読了。
    今年19冊目今月4冊目。
    #読了
    #古川日出男
    #アラビアの夜の種族II

    魔書だ。この本そのものが魔書だ。
    繁忙期なのに、魔力に引き寄せられる。
    ついに主人公が一堂に会する。
    魔人が、女神が、妖術使いが、剣豪が。予想はしてもそれを超える展開。
    手が止まらぬ。恐ろしい。
    魂が抜かれる、、正気でなくなる。

    物語の力、、。

  • ストーリー自体は難解ではないけど、すらすらと読める文章じゃない。でも、ゆっくりと噛み砕き咀嚼しながら読み進めるとなかなかな表現に感動します。

  • 2006-07-00

  • 1巻よりはかなり面白くなってきた。
    あと、やっと物語に集中して読めるようになった。
    第二の主人公ファラー、第三の主人公のサフィアーンの登場。
    第一の主人公アーダムとの物語と絡んでいきます。
    期待を裏切らない展開(というか、展開が読めてしまう…だからと言って、面白くなくなるわけではないのだけれども。)。

    ファラーや左利き族の話は結構好きだな。そして、魔物とお宝話は、どれだけ面白く書かれてもちょっと萎えます。(個人的な好みの問題ですが)

    まぁ、その三人の話よりも私はどっちかというと、アイユーブやナポレオンの進行といった現実の話が気になりはじめております。ごめんなさい、ズームルッドさん。

  • 第一卷前半部寫得很有趣,後半略嫌平凡,不過第二部進入中盤之後漸漸開始越來越有趣,故事突然一轉三轉格局變得很大,アーダム的都城在風席捲下經過一千年露出來之後,地上的人開始進入地下迷宮,蛇神附身在王女身上,募集足以和アーダム(守護著四個夢的洞窟)對抗的人。第二主角和第三主角相遇和アーダム對戰,第二主角魔術師ファラー獲得漁翁之利。這一卷描寫地下迷宮的部分非常有趣,第一卷寫的夢的部份當時還無法理解作者意圖,現在終於了解,而這個迷宮不是未完成,而是支離破碎才是本來的目標,這個想法非常有趣,讓一大堆瘋子進去住這點更有趣,怪不得有人說有點像吉里吉里人,這部份真的很有獨創性。期待下卷。

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著者プロフィール

1966年生まれ。98年『13』で作家デビュー。『アラビアの夜の種族』で推協賞、日本SF大賞、『LOVE』で三島賞、『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、読売文学賞。最新作は『ミライミライ』。

「2018年 『作家と楽しむ古典 平家物語/能・狂言/説経節/義経千本桜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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