うちのパパが言うことには (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 157
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043646050

作品紹介・あらすじ

かつては1970年代型少年であり、40歳を迎えて2000年代型おじさんになった著者。鉄腕アトムや万博に心動かされた少年時代の思い出や、現代の問題を通して、家族や友、街、絆を綴ったエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • なぜ人が追い求めるものと目が覚めたら消えてしまうものを夢と呼ぶのだろうか

    これを最初に見て理由を考えてた。そして私の考え

    それは続きを求めるということだと思う。

    人が追い求めるめるものも続きを求めている。目が覚めてしまうと見ることの出来ない夢もその続きが気になってしまう。それだと思う

  • 少し前に重松清さんの短編小説が良かったのでエッセイを読んでみたのですが、新聞のコラムみたいな真面目な文体ゆえ後半飽きてきてしまって、たぶん少しずつ読む分にはそれなりに読み味があるのだと思うのですが、まとめて読むにはちょっとキツかったです。単純に私には合わなかったです。でも重松清さんの人間性がわかったので次の小説を読むには参考になるかも、と思いました。

  • 重松清が40歳前後の時に書いたエッセイ集.ちょうど今の自分と同年代.「家族」を物語の中心に添えた作品を数多く残している著者.共感できる部分が多々ある."はてのない「思い通り」のレース”,”「異物」を愛して”,”期待よりも・・・”は秀逸.

  • インフルエンザで3日ほど休みを頂きました。1日目は38度台から熱が下がらず、頭痛もひどくゴロゴロしているだけでしたが、2日目からは本が読めました。そこで、古本屋で買った本書を一気に読みました。私と同世代の著者とはもちろん生きできた時代が同じなので、エッセイでも小説でも「それ、わかるわかる」ということがよくあります。かぐや姫のこと、永ちゃんのこと、ユーミンのこと、ヤマトのこと、ノストラダムスの大予言などなど。さて、「標語は何の役にも立っていない」ということについて。それは、作らせるほうの自己満足なのでしょうね。いかにそれを徹底させるかが大事なのに、作ったらおしまい。そういえば、最近良くテレビで流れている、誰にでもすぐできること、無駄な電気を消すこと、それならすぐテレビを消すことと思うのですが、我が家の子どもたちには全く響いていないようです。ちょっと感動した話は「母からの電話」。「岡山に帰ってきたら電話しいや」と。実家に立ち寄るわけではない。電話なら東京からでも岡山駅からでも同じはず。でも母からすると違う。「声の近さが違う」のだとか。同じ空気を吸っているという思いになれるのかもしれません。

  • 最初が特におもしろい。私も過去にとらわれて過去のことを色々と回想するのが好きなタイプだな。

  • 君は不思議だと思わないか?
    ひとが追い求めるものと、目が覚めたら消えてしまうものを、なぜ同じ「夢」と呼ぶのだろう……。p18

    ぼくは1963年に生まれた。高度経済成長期に産湯を使い、アポロと万博と星新一に「未来」を教わる一方で、水爆とノストラダムスと『宇宙戦艦ヤマト』によって、地球はやがて滅亡するんだという予感も植え付けられた、1970年代型少年ーーである。p24

    「うまくしゃべれなかったから…優しさが好きになれたかもしれない」p220

    人間と人間は百パーセントわかりあえるべきものなのだとしたら…たぶん、小説はずっと昔に滅びていただろうと思います。p240

    子どもの問題を社会問題と見なすことに、ぼくは反対である。子どもの問題は、あくまでもあなたの目の前にいる太郎くんの問題であり、花子ちゃんの問題であり、その子と向き合うおとなーーあなたの問題であるはずなのだ。p261

    「どこにでもいる普通の少年を主人公にした」というような評文を目にすると、つい「『普通の少年』に会ったことがあるのかよ」と毒づいてしまう。p264

  • こんな感じの本けっこうすき

  • 重松清さんのものの捉え方・考え方、やっぱり好きです。張りつめたかんじではなく、張りつめていたいけどゆるんでしまい、もう一度張りつめようとするけど、うまくいかないかんじ。だけど、張りつめることを諦めたり、やめてしまったりすることはしない。その理由は、「それは悔しいし、さびしい」から。
    そして、「今は最高じゃなくても、それほどわるくない」ことに気付いているから。
    自分と自分の周りを眺める目が、何を見ているのかがよく伝わります。
    なんとなく「頑張ろう」と確かに思える一冊でした。

  • 共感できたりできなかったり

  • 「『成りあがり』を愛した少年のお話」収録

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著者プロフィール

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年に『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。小説作品に『流星ワゴン』『愛妻日記』『カシオペアの丘で』『赤ヘル1975』など多数。

「2020年 『ルビィ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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