テンペスト 第二巻 夏雲 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 122
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043647125

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり描写が微妙だと思った。
    登場人物の視線から文章を書いているところに突然作者の思考で描写を入れてくるので、文章がわかりにくいし世界観を壊していると思う。視点がころころ変わって文章が落ち着かない感じだから読みにくいのだと思う。

    2巻は寧温の転落が描かれているのだけれど、あれだけの拷問を受けていてなぜ役人には女とバレないのか。服を脱がしたりはしないのだろうか。
    それに、いくら徐丁垓の非道で気持ち悪い様を表すためとはいえ、品のない部分が多すぎる。会話文の中に「ゲヘヘ」とか書かれるのも、読むのを萎えさせる気がする。
    それなのに、トゥイ小の辺りや、それは必要なシーンなのかな?と思う部分が多い。ストーリー進行を突然止めてまで鶏の話を入れてくる意味がよくわからない。
    今後の展開で何か変わるだろうか。

  • くだらない。買うんじゃなかった

  • 目まぐるしい展開。何となくのイメージで、ライバルは常に一定、王宮の中でひたすら上を目指す物語かと思っていたけど、この2巻だけでも、主人公に敵対する人物がコロコロ変わってるし、最後には、主人公の境遇までもが変わっちゃった。一貫して、出てくるのは独特のキャラばかりで、人物の魅力とか展開の妙で相変わらず読ませられるけど。一体後半はどんな流れになっていくのか、期待大。

  • 物語のスピード感が凄い。重要人物がどんどん消えて行く…政治って怖いです。でも優秀で魅力的だと思っていた主人公:寧温(真鶴)が、けっこう自分勝手で愚かな行動が目立つようになってきて少々辟易。ちょっと迂闊なのよね…。寧温に惚れてる男どもも悪党の口車にまんまと乗せられてるし、バカなの?って感じ(←怒ってます)。壮大でドラマチックな琉球の歴史物語なので面白くはあるけれど、細かい所で描写がエグく目を背けたくなります。ムラのある作品。

  • 徐丁垓すごい奴だ。TVでのガクトの演じ方も見てみたくなった。でもトウロウ拳使うならジャッキーチェンに是非!とは思うが無理であろう。

  • 第3巻へ

  • 前夜から引き続き、本日午前1時に読了。寧温から真鶴、真鶴から寧温へと、身も心も官職までも乱高下。寧温を心配したり、痛快に感じたり、そしてまたハラハラ。憎き徐丁垓の結末は……それよりも、著者の作風なのか、徐丁垓というキャラは余りにも現実感がない。あらすじにあるとおり、友の手により八重山島へ流刑処分になるのだが、流刑地で起こっている外交問題を寧温は必ずや解決に導くであろう期待を込めて、第3巻へ突入!

  • ネタバレ 国毎に特殊事情のある王宮は歴史や風土に左右されたのだろうが、琉球もそれに漏れるものではなく、琉球の場合は女性の力だ。神女的立場の王姉(妹)、国母、王妃と側室、王女(将来の神女)。これらには党派があり、表の男の権力とも合従連衡し、政治を昏迷に落とす。真鶴は宦官孫寧温と名を変え、王宮の政治権力にコミットしていくが、この女性対立に巻き込まれていく。そして、それを乗り越えても次の試練、つまり、自らの女の感情と矜持が彼女の身を引き裂いていくのだ。◆清の紫禁城での宦官の役割の一が女官への性奉仕であったかは知らない。
    が、さもありなんと思わせるところが小説家の腕の見せ所であり、個人的には清の宦官徐丁垓の描写をほおーっと思いつつ読み進められた。◆一方、女の快楽。本書では徐が琉球王宮を掌握する方法として、人間関係の上手い構築、女官らを性的に骨抜きにし神意を操っていく様、清国の権威と冊封体制下での琉球の地位上昇をチラつかせ男の政治家(特に清朝派)を懐柔していく。◇このうち女の快楽とは何であろうか?。真鶴の描写とそれ以外の描写は根本的に違うように見えるが、実際はどうなのか?。勿論、男の私では女性の快感の内実など知る由もない。
    しかし「快感回路」の如き科学本では、脳内コントロールが難しいともある。女性の自律を妨げるのは色事、とはよく描かれるが、真にリアリティがあるのか、ないのか。どうなんだろうか…。◆真に自律していない琉球国の翻弄を、真に自律していない女性に準えつつ描くのは著者の琉球感(実感かも)を醸し出しているのかもしれない。◇ただし、余りのジェットコースター的展開(ご都合主義にも見える)は興を削ぐ…。

  • 感想は4巻読了後に~!

  • 配架場所 : 文庫
    請求記号 : BUN@913@I116@1-2
    Book ID : 80600058352

    http://keio-opac.lib.keio.ac.jp/F/?func=item-global&doc_library=KEI01&doc_number=002523616&CON_LNG=JPN&

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著者プロフィール

1970年沖縄県生まれ。早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。96年『風車祭』で直木賞候補に。沖縄の伝承と現代を融合させた世界を確立。圧倒的なスケールのエンタメ作品を次々と発表。著書に『レキオス』『シャングリラ』『テンペスト』『黙示録』などがある。

「2017年 『ヒストリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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