テンペスト 第三巻 秋雨 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 1046
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043647132

作品紹介・あらすじ

罪に問われ、八重山へと流刑された寧温。本来の姿である真鶴に戻り、今度は王の側室として首里城に再び上がることに。しかし、またしても真鶴に多くの困難がのし掛かる!

感想・レビュー・書評

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  • 今度は側室として(!)宮廷に戻ってきた寧温。

    いくら化粧をしても周りは気付くだろう…と思わないでもないけれど
    ついさっきまで自分の目の前にいた美しい宦官が
    次の瞬間には側室になっているなんて思いもしないのかな。完全なる死角(笑)

    男性陣は相変わらずパッとしない感じですが、女性陣は益々パワーアップ。
    真美那は毒舌と美貌と清々しさのバランスが絶妙で。
    前聞得大君の真牛は、何だか可哀想なキャラになってきた。

    色んな意味でカオス状態の小説だけど
    ただ一言言える事は「とてつもなく読みやすい」という事。

  • 最初から感じてはいたが、ここへ来て更に「この主人公、チート過ぎでは…」と。
    過去に読んだ、男子校に男子生徒として入学する女の子の話と重なる。
    色々無理がありそうな気がするが、ファンタジーとして見れば振り切っていて面白い。
    どこに着地するのか、最後の巻を楽しみたい。



  • 物事、色んな角度から見て、立体的に理解することが重要と思わされる。

    琉球から見た薩摩、幕末、日本、外交。

    小国の立ち振る舞い等々、組織運営にも示唆あり。

  • テンペスト 第三巻 秋雨 (角川文庫)

  • 物語展開は素晴らしく面白くて、ここで再登場を果たした真牛を筆頭に、出場キャラクターも個性的で秀逸。どんどん先が読みたくなるのは、”転”となる本巻でも相変わらず。ただ惜しむらくは、というか個人的にどうしても気になってしまうのが、わざとらしい言動が、ちょいちょい鼻につくってこと。最たるものが「おなーりー」の連呼とか。それがあるから作品を嫌いになる、っていう程のレベルではないので、そこだけ読み流せば済む話なんだけど、一度触れておかずにはおれず、ここに記す。でも、ここからクライマックスまでの展開、非常に楽しみ。

  • 色々ツッコミ所満載だけど、展開が早くて面白い。寧温(=真鶴)の性格にも愛着が湧いてきました。3巻にして漸く女として生きる道が開けた真鶴さんですが、お相手は愛しい彼ではなくまさかの琉球王。あらら。でも相変わらず色んな思惑を抱えながら頑張る真鶴は素敵です。今回初めての女友達(真美那)も出来ました。なかなか面白い性格のお嬢様で、真鶴も押され気味で楽しい。次巻はとうとう最終巻。ペリー来航で列強の波に揉まれる琉球がどんな運命を辿るのか、興味津々です。

  • ずいぶんと内容が軽くなって来たなぁ。まぁでもここまで来たら最後まで読む。真牛は王宮に復活出来るのかな?

  • 第4巻へ

  • 流刑地でも人を想う寧温の行動は、自らを窮地に立たせてしまう。そんな乱高下を繰り返すこの物語に、真美那に出された千寿糕を食べる寧温の気分だ。真鶴として王宮に入ったのに、歴史の渦は寧温を表に引っ張り出し、少々無理があるんじゃ? という強引な展開になってきた。実際の歴史上の出来事と、フィクションを組合わせて読者を引き込むのは、筆者の筆の妙だと思う。

  • ネタバレ 真鶴と寧温の両方で生活するなんて、リボンの騎士……?。確かにハラハラする展開だが、些か戯画的に過ぎる気がしないではない。ただし、黒船前夜の琉球の在り様など、沖縄舞台の小説らしい視点転換ができる点はイイなぁ。

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著者プロフィール

1970年沖縄県生まれ。早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。96年『風車祭』で直木賞候補に。沖縄の伝承と現代を融合させた世界を確立。圧倒的なスケールのエンタメ作品を次々と発表。著書に『レキオス』『シャングリラ』『テンペスト』『黙示録』などがある。

「2017年 『ヒストリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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