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Amazon.co.jp ・本 (322ページ) / ISBN・EAN: 9784043647149
作品紹介・あらすじ
側室として首里城に返り咲いた真鶴に懐妊の兆し!? 一人二役の二重生活も、いよいよ限界か。否応なく押し寄せる列強の足音と、近代化の波。王国滅亡へのカウントダウンか……。琉球ロマン、いよいよクライマックス
みんなの感想まとめ
歴史の終焉を迎える琉球王国を舞台に、真鶴の物語が描かれる本作は、主人公の成長と共に、沖縄の文化や歴史に対する新たな視点を提供します。最終巻では、真鶴のエピソードが完結し、無人の首里城の描写を通じて、読...
感想・レビュー・書評
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大満足!
正直、全巻で主人公真鶴の話しは終わっており、
本巻である最終章は全編エピローグって感じ。
歴史的に滅びるとわかっている琉球王国。
今までは、歴史の年表の如きの理解だっだか、
誰もいなくなった無人の首里城の描写のおかげで、なんとなく当事者目線で琉球王国の終焉を感じる事ができた。聞得大君(真牛)もここで登場するのか。
最後まで余韻がたまらない。
来年には首里城修繕が終了が待ちきれない。。。。
沖縄の歴史に初めて興味が持てた最高の作品だった!!
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琉球に生まれた元王族の子孫の女性 真鶴=孫寧温のお話
そして琉球王国の終焉……
聡明な少女である真鶴は、女である事を理由に学問を修められない事に不公平に感じていた
家の跡継ぎとして、叔父の息子を養子に迎えた兄がいたが、父の厳しい教育に耐えられず失踪してしまう
真鶴は性別を偽って孫寧温と名乗り、宦官として王宮に勤める事を目指す
中国の科挙よりも難しいとされる科試に合格した寧温の行動
本当は女でありながら男として振る舞うも、それでも宦官という完全に男とも呼べない皮を被っている状態
最年少で科試に合格してスピード出生していくことによるやっかみ
新国の冊封体制に組み込まれながらも、薩摩の息もかかっている危うい立場の琉球
次々と降りかかる無理難題
父から明かされた元王族という真実を抱えながらの奮闘
徐丁垓を排除した事による八重山への流刑
真鶴として側室への召し上げ
ペリーの来琉にともなる恩赦と再びの王宮勤めの二重生活
二重生活の終焉を予期させる妊娠の発覚
何とか出産したものの、兄による暴露による逃亡
時は流れ、子が育ってから、琉球の終焉まで
読んでるときの脳内BGMは「ベルサイユのばら」の「薔薇は美しく散る」が流れてた
ずっと孫寧温として生きて来ながらも、時折顔を覗かせる真鶴の気持ち
恩赦で王宮に戻った時点で、真鶴は失踪した事にして二重生活を解消すればよいのでは?と思ったけど、真鶴のアイデンティティの割合いが大きくなってたのだろうなぁ
最後まで読めば、両方を行き来してきたストーリー上の意味もよくわかる
そんな意味では、真牛は死ぬ機会がいつでもあったのに、最後まで残った理由も最後で納得できる
全4巻とそこそこの時間をかけて読んだわけだけど
途中で中弛みすることなく読み切れる展開になっている
最後は琉球王国が終焉を迎えるけれども、読後感は悪くはない
まぁ、真鶴がある意味で女としての幸せの道に進む兆しが見えたからだろうか?
でも、浅倉雅博が言った「日本に併合されたことを五十年後、百年後の民が心から喜べるように琉球を愛すると約束します」という言葉
実際には守られていないような気がするなぁ……
戦争では本土防衛の前の激戦の地になったし
戦後はアメリカに政治の権利を握られていたし
今もなお基地問題がある
まぁ、この物語でも再三言及されているけど、沖縄の地政学的な意味としてはそうならざるを得ないわけで
致し方ない理由があるものの、申し訳なく思う
こうして考えてみると、私は沖縄の歴史をほぼ知らないのだなぁと実感する
首里城の火災による消失はニュースで知って、そんなに重く受け取っていなかった
でも、琉球の歴史を知り、感じるには必要な文化財だったのだろうなぁと思える
ところで、タイトルのテンペストって、シェークスピアのテンペストと関係あるのだろうか?
舞台が島だし、魔法使いめいた存在や王族も出てくるし、王としての復権の話でもあるけれども……
まぁ、単に「嵐」の意味で捉えておいた方がいいのかもしれないなぁ -
信念を貫くことはエネルギーを生み出す。不自由な世間の中で輝いた強い女性たちの物語。いろんな強さがあった。決して諦めずに前を向いて生きようとする人の強さに心を打たれる。
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久々に読んで、泣きながら読みました。
また昔とは違った読み方ができてるんだな。
女に戻った真鶴の生き方、そして朝薫。
ふたりの生き方の違いが鮮明に描かれていて、そこが昔から大好きです。
また時間をおいて読みたいな。 -
知り合いに薦められて読んでみた。
面白かった!壮大な歴史絵巻。
そして、個性的な人物の宝庫。
何が起きるか分からないドキドキ感。
一気読みでした。
今まで沖縄にそう興味はなかったけど、急に知りたい行きたいと思うように。
ぜひ行って、テンペストの世界に浸ってみたい。 -
琉球歴史ドラマ堂々完結!?
まず、始めに思った通りこの小説は文庫なら2.5倍の10巻分のボリュームで書かれるべきであると思う。実にもったいなく読み終えるのが名残惜しい。
一つひとつのエピソードを噛み締める余裕も無く、めまぐるしく怒濤の展開が、始めから最後まで続いていく。全体の流れとスピード感を楽しむ小説かな。
ただ、要所要所に出てくる”琉歌”が登場人物の心情を情緒的に表していて赴き深い。
まぁつまり書かれていない細かな部分が琉歌で補完されていて、いかようにも自由に読む事、とらえる事ができる自由度の高い作品だと。そういった訳で、レビューが割れるのは仕方ないのかな。
個人的には女性キャラが切ない恋心を詠んだ琉歌がよかったな。
こんな風にステキな歌が即興で詠める男はそりゃモテるだろうと思った。
最後に、もう一つだけエピローグを加えて欲しかった!
あの後!どうなったのか!!書いてくれ!!!もしくは続編を!!!! -
1巻を読んでから、4巻まで一気に読み切りました!
読んでの感想・・・・
時代がうつりゆく中の沖縄の歴史と
その中で主人公が男性、女性、の立場で生き抜く様、心情がページをめくるたびに感じられてとてもひきつけられました。
沖縄には行ったことがないのに
鮮やかな色も活字から見えました!
政治家とは
国とは
人とは
親とは
恋とは
いくつも自分で考えさせられましたが、主人公真鶴が、寧温が、幸せになってほしい!後半はそればっかり考えていましたw
寧温が今この時代にいたら、何を思うのでしょうか?
息子・明のその後も
きになるー。
沖縄への興味がぐっとわきました!読んでてたのしかったです! -
第四巻のラストはどうなるのだろうかと、ドキドキでした。
琉球王朝のことについては、全くといっていいほど知識はありません。だからこそ楽しめたと言うのも本心ですが、少し罪悪感も覚えました。あまりにも知らなすぎるので。
登場人物それぞれの考え方や言動がとりわけ心に残った作品でした。
沖縄に行ったのは、もう何年も前のことだし、首里城にも行ったけれど、また行きたいなと思いました。あ、真美那は好きですよ、とても。 -
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意外な結末!
最終巻に相応しいおわりでした。
朝薫兄さんや多嘉良、その息子、真牛、思戸が良い味を出していて面白い。
嗣勇のご乱心には二回も驚かされました。
一応はハッピーエンドなのかな、と思います。
一読の価値有りです。 -
最終巻。
琉球の歴史の入門としては、とても良くできた作品だと思う。
テンポもよく(よすぎて最後にこんなに年くってたの?ってびっくりしたけど)読みやすかった。
ところどころに出てくる、ライトノベル的なものは、この物語の壮大さから見ると蛇足のようにも思えなくもないけれど、これがこの作者の持ち味なのかも。
琉球という「国」がなくなって生きていけなくなった者と、国土があればよいという者。最後にそこで道が分かれてしまったと。
仲間由紀恵さんの寧温、はまり役になりそうだなー。 -
痛快!爽快!実に面白かった。
悪役にも味があって、シリアスな場面もどこかコミカル。
これは、舞台が沖縄だからかしら?
主人公の真鶴が、何十年もかけて、最後、一番好きな人と
結ばれたのが印象的だった。 -
真鶴の人生、激動すぎ…!
子を思う母の気持ち。 -
終わった…
満足しました。
最後の最後、「女はこうあるべき」というメッセージを感じましたが…でもそれでもこの世界観を味わわせてくれてありがとう。
また沖縄に行きたいなぁ。いや、琉球へ。 -
東京に住みたくないと思い、沖縄に半年住んでいた際、2011年7月に入院してしまった。その時読んだ本。
真鶴が男性として王府に入る設定がスリリングで、波乱万丈な人生に引き込まれた。
琉球文化や王朝について知ることもでき、とても面白かった。(2021.9.7)
※2017.5.6売却済み@BookOff -
題材はとても興味深かったけど、途中のノリに意識が離れて、終わってみれば序盤が一番面白く感じたかも。題材は興味深い。
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テレビドラマではよくわからなかった所も詳細に書かれていて、とにかく楽しく読めた。
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