テンペスト 第四巻 冬虹 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 138
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043647149

感想・レビュー・書評

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  • 真美那かわいい。
    しかし、結局最後の息子・明の戴冠式ごっこなんだろう、薄ら寒い‥‥母の自己満足に付き合わされただけじゃないのか? それから明はどうしたのかの描写もなく雅博と結ばれてめでたし〜ってお前、息子どうするんだよ‥‥とか考えちゃだめですね、娯楽小説ですものね。
    真鶴が幸せになってくれてよかった
    なんとなく表紙のカラーが一巻黄色、二巻青、三巻赤でチームバチスタシリーズみたいだと思いました。

  • ご都合主義を力技でまとめていよいよ最終話。良い終わり方でした。
    沖縄行きたいなあ。

  • とうとう真鶴が妊娠した。しかも産まれたのは第一王子。そんな中、兄によって正体を王の前で晒されることに。(何でかは読み飛ばしたので知らない)大罪人だが、あごむしられとして王子を産んだ真鶴は久米島に流刑が決まる。
    そんな中、真鶴が寧温と知っても、真那美は女性に希望を与えてくれてありがとうと王子を連れて逃げ出す手伝いをしてくれる。
    それから時は過ぎて、息子の明は寧温もかくやという知識欲の固まり。あわやというシーンもあったが、兄によって間一髪免れる。真鶴は寧温に扮し、息子にかつて自分が学んだ破天塾での教育を施す。
    そうしているうちに、琉球は明治政府により解体。その政府高官には薩摩の侍、雅博の姿もあった。そして50過ぎて二人は再会、二人の愛がやっとここで結ばれる。で完。

    ここから沖縄県の人たちが悲しい戦争に巻き込まれて多くの犠牲者を出すのかと思うと、しんみりする。琉球王国の美と知を重んじ歌を愛する文化は、幕末の世とはまた違った見方を教えてくれる。個人的には真鶴の波乱万丈な人生より、フィクションだけど、その端々で起こる歴史上の出来事にわくわくしたり、臨場感あるシーンが想像できて満足。

  • ワワ

  • ストーリー展開が早くて全4巻を一気に読み終えてしまった。登場人物たちのエネルギーもすごいし沖縄の風景描写も色鮮やかで、沖縄の風景が目に浮かぶよう。
    そんなにも真鶴=寧温って気づかれないもの?っていう疑問は常にあったけど、今までまったく知らなかった琉球の歴史を知ることが出来て興味深かった。
    沖縄旅行に行く前に読んでたら首里城をもっと興味深く拝観したのに残念。

  • 読み終わりました。真牛は影の主人公でしたね。寧温と真牛は表裏一体。寧温(真鶴)は浮き沈みが激しいですが、真牛はどんどん転落してどん底を味わって行きます。でも、最後までくじけない姿勢は尊敬すら覚えます。好かれるタイプではないけど、嫌いではなかったな。主人公が超人過ぎてありえないと思うこといっぱいなんですけど、そこは突っ込まない事にして、ようやく真鶴は自分の人生を歩む事ができるようになったわけで、素直に祝福したいと思います。

  • 琉球王朝末期という題材も舞台も大変素晴らしいのに、後半になるとどたばた無理やり感が否めませんでした。
    真鶴の龍の子という設定は最後にはなかった扱いで、結局は頭がいい女性で終わってしまったのが残念でした。
    最後は母として庶民として生きるにしても、王朝の最後を王宮で政治に携わる人間でいて欲しかったです。
    先見の明があってそれを生かして来たはずなのに、傍から眺めるだけで終わるなんて…
    曖昧な部分があれども、ジュリを含めた琉球文化を丁寧に調べて描かれただけに残念としか言えません。

  • 琉球・沖縄の歴史を知るための良書として、佐藤優氏お薦めの書。全四巻の最終巻。
    池上永一独特のご都合主義は一貫して気になるものの、19世紀前半の琉球の制度、および琉球を巡る薩摩、清、列強の動きを知るには良いかと。

  • 沖縄への旅行は数回あり、首里城やらいろんなところに行ったことがあったけど、正直、歴史については全くの無知だったので、この本に出会えてよかったです。

    次に沖縄に旅行に行く際には、もうちょっと違った目線で首里城とかをみてみたいものです。

  • 題材は凄く面白いと感じました。ただ他の方も言っているように、料理の仕方が何とも…といった感じです。

    主人公とその周りのキャラクターが魅力的であることと、沖縄の歴史に関する記述は見事でした。結局、そこに惹かれて星4を付けましたが、最初の読み始めの印象とはだいぶ違った感じでした。
    著者は沖縄出身で沖縄の歴史や文化に造詣が深いようなので、その点から見ると確かに沖縄を伝える良い資料だと思いました。しかし、物語として見るとキャラは立っていますが、矛盾点や読みにくさがどうしても目立ちました。
    結果的に今度行く沖縄に興味を持てたという点から星5、面白いのに気になる点があるという内容面からは星3ということで、間をとって星4としました。

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著者プロフィール

1970年沖縄県生まれ。早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。96年『風車祭』で直木賞候補に。沖縄の伝承と現代を融合させた世界を確立。圧倒的なスケールのエンタメ作品を次々と発表。著書に『レキオス』『シャングリラ』『テンペスト』『黙示録』などがある。

「2017年 『ヒストリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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