夏のこどもたち (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 91
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043648054

作品紹介・あらすじ

朽木元。中学三年生。五教科オール10で音楽と美術も9か10のちょっとした優等生。だけど、ぼくには左目がない-。世の中を冷めた目で見る少年が、突然、学校一の問題児と一緒に校則委員になるように、担任教師から指名されて…。クールで強烈な青春を描いた日本版『キャッチャー・イン・ザ・ライ』ともいうべき表題作に、単行本未収録短編「インステップ」ほか2本を収録。多くの少年たちに衝撃を与えた傑作が待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • なんだろう。「好み」だって思う気持ちと「それほどのものか」と思う気持ちが交互に表れる作品。表題作の他に3篇入ってるけど、それも「いい」と思う気持ちと「ふーん」って醒めた気持ちが同居してる。もっとやっちゃてもよかったのかな?もしくは切り口はいいけど、寸足らず?って感じ。川島誠らしい「青春」に生きてる子が主人公で、そのスピード感は絶品なんだけど・・・なんとも。 でも、きっとかみ締めればかみ締めるほど味は出てくる作品なんだろうなと思う。左目がないことと、見えること見えないこと、見ようとしないこと、親との関係、クラスメートとの関係、教師との関係、恋人との関係・・・etc。斜に構えて物事をとらえて、いろいろ起こって、いろいろ考えて、滑るように過ぎていって。ふーんと思いながら、主人公は多感に感じていて、それをきっと無視して生きてて、でも覆いかぶさるように思い出されたり、否応なしに突き出されたり。飄々と話は進み終わるけど、なんて沢山詰め込まれてるんだろう・・・って改めて気がつき驚く。でもなあ、やっぱり分からないw
    とりあえず、帯は気に入りません。関係ないじゃん!とりあえず真ん中★×3つで。

  • 3話までは普通だった。最後の話が最低。つまらない。話口調で全てが書いてあるのも気に入らない。本当は評価したくもなかった。

  • 何故目が無くなったとか
    原因の父母を恨むとか
    暗い部分がなくて
    サラッと読みました
    いろ○すみたいでした

  • 多分好みの問題なのだろうけど、表題作には少しうんざりしてしまった。

    「どうでもいい」と「どっちでもいい」を行動原理とする、ニヒルでやさぐれた中学生が、周りの大人たちや秩序に対して、心の中で唾を吐くお話。ときどき、飲酒とエロシーン。中学生の飲酒とエロシーンが出てくれば、なんとなく深い小説っぽくなるよね。

    「思春期の不可解な心情」的小説は嫌いじゃないけど、これだけの文量・ストーリーの長さは必要だったのだろうか。延々とあざとい話が続くので、物語がどう転ぶか自体、途中からもう「どうでもいい」と思ってしまった。

    表題作よりも併録の3偏が良い。短くてあざとくない。

  • たしか、超印象的なラブシーンがあるやつ。
    川島誠さんもハルキスト、、だったっけ。

  • 表紙に惹かれて購入したが、話の内容はいまいち。人の家覗いてんじゃないよ。

  • 表題作も面白かったけれど、最初に載せている話が的確にトラウマ的なものをえぐってくる短編集。

    表題作「夏の子どもたち」は、青春を生きる男子の性春の話。彼女と裸で抱き合って触りあって、またひとつ大人の階段を上る、みたいな。

    面白かったー!という感想は抱かなかったので、米かどっかのなんとかっていう作品が好きな方は好きかな―って感じ。ちなみに私はそっちは未読なので、タイトルも覚えていませんが、この本のあらすじのとこに日本版なんちゃらって書いてあった気がするのでそこを参考にどうぞ。

  • 4編の短編集
    裏表紙に「少年たちに衝撃を与えた傑作青春小説!」とありますが、キラキラした青春じゃないです。表紙に騙されてはいけない。生々しい。それを良しとするかどうかで好き嫌いが分かれそうだなあ。

  • とてもよかった。文庫うしろには「日本版『キャチャー・イン・ザ・ライ』ともいうべき」って書いてあって、それを言っちゃあ……という気もしないけど。

    片方の目でクールに世界を見つめる「ぼく」を取り巻く、家族、学校、女の子。いろんなことが起きる中3の夏。

    「ライ麦…」「赤ずきんちゃん…」と連綿と続く『悪態つき少年視点小説』なわけだけど、1991年の作品なのでそこに描かれているのは現代の少年、と彼を取り巻くいろいろな出来事であって、それに対する「ぼく」の語り口は上記2作品に比べてさらにクールで淡々としていながらも、友情とか、性とか、初恋とか、そういうものに対する感情がさりげなく浮かび上がってくるところが良い。


    「ぼくは、片目なのが悲しかった。両方の目が見えれば、もっと中井のことをよく見ていられるのに。」


    しかし僕はこういう、「夏+少年(+少女)」のストーリーがほんとに好きだなあ。

  • 2010年読了。

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