学校の怪談―口承文芸の研究〈1〉 (角川ソフィア文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043649013

感想・レビュー・書評

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  • 口承文芸の衰退が語られるようになって久しいが、小中学校では現在もなお学校の怪談という形で怪異が語り続けられている。第一章ではトイレ・特別教室・校長・地域の特定の場所などにまつわるうわさ話を分析、続く第二章では古典的な異人殺し譚・予兆譚がどのように変容し現在語り次がれているかを述。三章では学校の怪談からは離れて三右衛門話や昔ながらの語りに照準を当てる一方、ツッパリと学級共同体という観点で異人/共同体という構造も同時に提示。ハードカバー版だと構成がやや違う様だが。

  • タイトルが怪談話っぽいですが、民俗学の本です。
    著者が教職の方で、実在の小中学生から話を採取してます。
    口裂女や人面犬、あの有名な怪談まで、ルーツをさかのぼると昔の怪談にたどりつく!
    読みやすいしわかりやすいし、面白いです。

  • このタイトルからでは、判らないだろうけど、民俗学の学術書。と、いっても非常に面白く読める。誰でも学校に通っていた頃は耳にしたはずの怪談を、元教師の著者が拾い集めて分析したそうな。とにかく、面白い。

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著者プロフィール

専攻は民俗学。文筆家。國學院大学を卒業後、都内の中学校教員をへて国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。現在は名誉教授。博士(民俗学)。著書に『学校の怪談―口承文芸の展開と諸相』(ミネルヴァ書房、一九九三年)、『妖怪の通り道―俗信の想像力』(吉川弘文館、二〇一三年)、『しぐさの民俗学』(角川ソフィア文庫、二〇一六年)、『折々の民俗学』(河出書房新社、二〇一六年)ほか。児童書に『学校の怪談』シリーズ(講談社)など。

「2017年 『怪異を語る 伝承と創作のあいだで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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