新耳袋―現代百物語〈第1夜〉 (角川文庫)

  • 角川書店
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本棚登録 : 550
レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043653010

作品紹介・あらすじ

見てはならないものが、起こってはならないことが、この世にあってはならないものが。本書に収められた"怖い話"はすべて、本当のことなのだろうか…。百話を語り終えると、怪しきことが起こると古より言い伝えられる「百物語」。これを当代きっての怪異蒐集家の二人が鮮やかに現代に甦らせた、かつてない怪談集シリーズ第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • ホラー小説短編集。地味に怖い話の詰め合わせ。

    短編ホラー小説なので非常に読みやすい。
    文章もわかりやすい表現を用いているので、堅い小説よりもイメージがわくのではないでしょうか。
    何より一話が短い。さらっと読めるのでちょっとした時間に最適。

    短くてもしっかり怖い。小説嫌いても読めます!きっと…。


    読んだら何か起こるような曰く付きの本。というわけではないですよ。  私が一度に2、3体験した不思議な体験はこの本を読んでいた頃に起きましたがそれは偶然。また別の話です。多分。

    不思議な体験をしたことは本当ですが…。大丈夫!怖い体験ではなかったですし。

    ぜひ、読んでみて下さい。人に話す怖い話のネタにもなりますよ!

  • 客観という恐怖
    この本に集められた怪談はやたらと恐怖を煽る有象無象の怪談とは一線を画している。語り手の主観を排し淡々と事実だけを記録している怪談は、おどろおどろしい脚色が及びもつかない不気味さを醸し出している。

    そんな客観的な恐怖を体現している、普通の怪談と比べるとかなり異色な話がこの新耳袋第一巻にある。
    それが「第十七話:千日前のタクシー」だ。これは、いわゆる「幽霊を乗せてしまったタクシー運転手」の話である。しかし視点の位置が普通じゃない。語り手が目撃したのは「火災のあったビル前で、なぜか止まったタクシーが、誰もいないところでドアをあけ、誰も乗っていないのにも関わらずメーターを倒して走りだした」という事実だけだ。「恐怖」というのは後から付随する解釈の一種である。解釈を一切排除して見たこと、あったことだけを書くというのがこんなにも恐ろしいのかと、ぜひこの本を読んで体験してもらいたい。

  • 一気に読めた記憶がある。

  • 〇前書きに京極夏彦さんが稿を寄せていますが、その文章が秀逸です。新耳袋の魅力を増幅させる入り口です。すごく素敵な文章です。

    〇あとがきでこの本の由来が書かれていますが、ほほうと納得。不思議な題名だなーとは思ってたのですが、自分の無知さを知り、江戸の人も同じだったんだなー。根岸九郎左衛門鎮衛(ヤスモリ)の著書「耳袋」どこか発行してないかなー。

    〇サラリーマンの怪が印象的。自転車のかごに正座していたり、きれいな前転を披露してたり。ホットドック屋も、平行世界から見たのかなーと思った。向こうからしたら、突然へんな人が現れたーと思われたのかな。部屋を横切る女たちも、おしゃべりをしてりるのもいるみたいで、どの世代も女性は変わらない。

    〇一話一話短いのですごく読みやすい。想像力をかきたてる作りになっています。

  • 筆者の体験談が入っているので、実話としての信頼性が追加される。
    伝聞ホラーは、信憑性につきる。
    ただ幽霊話ばかりではない、不思議な話が多くてよかった。

  • 一話一話が丁度いい長さで読みやすい
    身近な日常で起こった話などが集められているので
    想像しやすく その分怖い

    頑張って全巻揃えたい 意外と集まりにくい・・・

  • 夜寝る前に読んだら
    変な夢見た~

    でも、内容は子供だまし
    みたいな。

  • 様々な人々の奇妙な体験談を蒐集し、読み物らしく整えた怪談シリーズ。
    一冊に100のエピソードを収録して百物語仕立てにすべきところを、
    怪談を百話語り終えると怪異に出会すという古来の通説に従って、
    危険(?)を回避するため、巧妙に「99話しか収録していない」体裁を取っている。
    ハッキリしたオチのない、もやもやした気持ち悪さがウリなのだが、
    残念ながら巻を重ねる毎に、
    前にも似た話があったなぁという印象を受けざるを得なくなり、飽きてしまった。
    エピソードは一見ヴァラエティ豊富なようでも、
    人が怖いと感じるポイントや気色悪さのツボというのは、
    実はザッと何パターンかに分類可能らしい――と思いつつ、
    久々に読み返そうとしたら、どうやら引っ越しの際、処分してしまった模様。
    今更だが、タイトルは江戸時代に書かれた根岸鎮衛の奇談集『耳嚢』に由来。

  • 日本のホラーは・・ キリスト教的お約束とかがなく、「わけが分からなくて怖い」という印象を外人の方は持つらしい。

    オチとか関係なく、不思議な怪異を集めた本。
    都市伝説にはまっていた時にシリーズを一気に読みました。

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プロフィール

きはら・ひろかつ 1960年生まれ。主な著作に「新耳袋」「隣之怪」「九十九怪談」の各シリーズがある。マンガ・ドラマCDの原作の他、出版、ゲーム、公式携帯サイト「怪談百物語新耳袋」等のプロデュースを手掛ける。

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